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『艦隊コレクション 艦これ』 第壱拾話 観ました

2015-03-15 02:02:54 | アニメ
提督じゃなかった、この作品だと司令官なのですね。

って事で提督じゃなかった司令官不在の鎮守府では長門たち秘書艦たちが行方不明になった司令官が残した指令書の解読を試みていた。なんでも自分たちの暗号電文が解読されているっぽい?みたいなので暗号で書かれた書かれた指令書を判読しようとイロイロ試みているっぽい。
その一方で、吹雪は貝じゃなかった改になるための特訓をイロイロとしているっぽい。特訓に夢中になるあまり、食事も赤城さんとの時間も減らして特訓に明け暮れる日々。でもその成果がなかなかでなくて悩んでいるっぽい。そんな中、指令書にかかれたAIがどこなのか判別するために候補地への強行偵察を実施。吹雪が属する第三水雷戦隊が向かった先がどうやら一番、敵の反応が良かった(迎撃活動が盛ん)だったのでその地域が怪しいと観て、水上機母艦の千歳と千代田を派遣して偵察を実施。裏を取る。

う~~~ん、この世界、最上は航空巡洋艦化改装を受けているのに千歳と千代田はまだ水上機母艦なのですか…。なんか進化基準のバランスが…(ムニョムニョ)

その強行偵察の後、次の総攻撃前の部隊改変前に、赤城さんは自分の随伴艦の決定権を任された。赤城さんは最大攻撃力を持っているけれども防御力はさほどではないので強力な随伴艦の護衛が必要だからという事なのです。で、赤城さん本人は吹雪ちゃんを指名したい意向なのですけれども加賀さんは盟友の随伴艦に吹雪ちゃんでは護衛力に不安があると言い出し、実力をテストすると言う。で…吹雪ちゃんに対して航空迎撃訓練を施すのだけれども…そこで加賀さんだけじゃなくて赤城さんも訓練機を出して演習をするん?
ともかくその特訓は。他の駆逐艦っ娘が驚くくらいの猛特訓で、まさしく期間は短いものの月月火水木金金な死人が出ても不思議じゃないくらいの猛特訓で、吹雪ちゃんは改に進化。

改の姿になっても身長が僅かに伸びたっぽい他はあんまり身体的に(主に胸)が成長していないことに残念がる吹雪ちゃん。ヲイヲイ…
残念がるところがそこなんですか?
いや、それ以上に夕立ちゃんと比較してものすごい所があるでしょ?
この改の凄い所は、彼女の新装備、長10糎砲とその高射照準器の九四式高射装置を持つようになった事ですね。この二つの組み合わせは旧日本海軍最良の高射システムで、史実でも秋月が高度6000メートルを飛行中のB17を一度に二機撃墜した記録が有ります。(この時期、秋月には九四式高射装置が二基有ったので、一基で一機を照準することで同時に二機撃墜が可能で有ったと。ちなみに長10糎砲は連装4基計8門だったので1機に対して砲塔2基4門を使用して射撃したことになります)

この威力が吹雪ちゃんにどんな力を与えるのかが楽しみな次回です。
とは言え、これで微妙に立っているという噂の赤城さんと加賀さんの脂肪フラグは回避出来るのでしょうか…ちょっと不安です。

それにしてもあの加賀さんと赤城さんの容赦無い対空射撃訓練を受けて、やっぱり私、貝になります~~~って吹雪ちゃんが言わなくて良かったような…。あれじゃ、鉄壁の貝みたいな装甲板が欲しくなっても無理は無いので。

で、今回のウンチク
まず一つ目は対空護衛の仕方にしましょう。
これは直接、対空射撃を行うのが目的では無いことに注意です。目的は護衛する空母への攻撃を妨げかつ、自身も守るのが目的です。なので、必ずしも撃墜を意図しなくても目的は達せることに注意する必要が有ります。飛行機の対艦攻撃というのはこの時代、飛行機の進行方向にしか攻撃出来ないことに注目なのです。なので攻撃時に敵機が直進出来ないようにしてやるだけでも攻撃を避けることが出来ます。また、誘導爆弾はあるにしても秘密兵器の段階なので飛行機から離れた爆弾や魚雷はまっすぐにしか進まないので、投下コースに乗った飛行機を観てタイミング良く回避することで攻撃を過わすことが出来ます。また、護衛艦の立場から見ると基本的には敵機はたいていの場合、自艦ではなくて護衛対象を狙って攻撃をしてくるので敵機の攻撃進路を妨害、または撃墜をすれば良いことになります。ただ、対航空機護衛の場合、自艦が回避することで役目が果たせなくなるのでは本末転倒なので、その点がちょっと厄介では有ります。なので、今回、吹雪ちゃんが実施していた対空射撃練習では護衛が果たせるのかどうかはちょっと怪しい点があることだけは理解しておきましょうか。つまり自分を無視して護衛対象へ攻撃を仕掛ける敵機を邪魔するのが目的なんです。撃墜出来ればそれに越したことは無いのですけれども、無理に撃墜しなくても敵の攻撃をそらすことが出来たらそれで任務は達成なのです。ちなみに、現代的な考えで言うと航空機の敵は航空機ってことで、敵機に対しては空母が護衛用の戦闘機を上げておいて空母自身や随伴艦が対空戦闘をしないで済ますのが本道なのです。役割分担的な事を言うと対空射撃で撃墜しにくい高空から急降下してくる艦爆は艦載戦闘機が、水面上を這うように迫ってくる雷撃機は艦載砲や機銃でなんとかするという分担案も有りますね。一応、今回、吹雪ちゃんが訓練していたのは手強い、急降下爆撃機用の対空射撃訓練をしていたことになりますね。

ウンチク二つ目
長10糎砲。
私が一番のお気に入りの高角砲なのですが、実際に配備していた艦は防空駆逐艦の秋月型と軽巡大淀、空母大鳳。後、噂では空母信濃の高角砲もそうだったとする資料もあるようですがはっきりとはしません。なんか、多分に願望が混ざっているような気もしなくはないですね。
なお、戦後、台湾海軍に譲渡された駆逐艦雪風にもこの高角砲が装備されていたそうです。なのであながち吹雪に長10糎砲を…ってのは無茶ぶりというわけでも無いっぽい?
なお、この長10糎砲の対空戦果に関しては一番有名なのが秋月のB172機同時撃墜なのですけれども、他の事例としては、大和の水上特攻作戦に従事し瀕死の状態で帰還を果たした秋月型駆逐艦の涼月の無事だった艦の後尾部分が設置された湾を迂闊にも空襲しようとした米海軍の艦載機F6Fヘルキャットの4機編隊をやはり一撃のもとに撃墜してしまった例が有ると言われています。この大砲は、使うものが大砲に慣れていることが前提なのですけれども、使いこなせれば相当な威力を持つ対空砲なのです。なお、実用射撃回数は毎分15発と言われていますが半自動の人力部分での装填作業がネックになっていて実質的には毎分12発程度が限界だったのではと推測されているらしいです。また機械の限界値としては7毎分19発を想定していたらしいですが、秋月型の砲塔の弾薬庫からの装弾筒の装弾能力の限界値が毎分15発だったのでそれ以上は無理!だったっぽいです。

この話の詳しいことは公式HPとこの記事にTBをくれた方々のブログ記事を参照にしてみてくださいませ。


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2 コメント

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改装 (鉄兵団)
2015-03-15 17:01:24
身体は、あまり変わらかったものの、随伴艦(ピケット艦)として必要な、長10㎝砲と高射装置を装備した吹雪ちゃんでした。いや、よく見ると13号電探らしきものがマストにあるみたいなのです。黄色い零戦‥そんなタイトルのコミックなかったですか?。 次回は、水が不足している?!…作戦ですね。
ですねぇ~ (きつねのるーと)
2015-03-17 02:36:29
水不足の島へ攻撃だぁ~
ですね…(違

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