「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」のお部屋

HN「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」の趣味を語る部屋。守備範囲はテツ、ミリ、ヲタ、アニメ、同人誌、写真等濃い

『よみがえる空』 第5話 観ました

2006-02-06 02:54:50 | よみがえる空
今回、内田くんは通常訓練時にヘリを上手く操縦できず落ち込みます。
正確に言うと、立ち木が気になってヘリをホイストポイント(吊り上げ場所)に寄せることが出来なかったんですね。時間が押していたのでキャビンクルーが操縦をコントロールしてホイストを強行続行したのですが、その訓練の後の会議で彼は「自分の操縦技術の未熟さが原因です」と言う物の今一つ、現状認識が不足しているようでした。
そこで、メディック(救難員)の山岳訓練へ出されることになった。とは言え、司令は『山岳訓練に出すにはまだ早いのでは』と言うのですが、本郷三佐は『いえ、今がちょうど良い時期だと思います』というのでした。つまり、救難隊がどんな組織なのか、また、ヘリパイも地上で何が行われているのかをメディックの山岳訓練に参加することによって知っておく必要がある。それに、内田くんの個人的モチベーションを高めるのに訓練に参加することが役に立つと考えたようです。

計画では、メディック隊員は徒歩で山岳進出して事前に打ち合わせた場所まで指定された時間までに行き、ヘリで回収してもらうですが、山岳徒歩に慣れていない内田くんは歩くペースをつかめずに酸欠になり動けなくなるのです。そこで、歩くペースを落し夜営地を近くに移し、翌日の訓練計画を大幅に減らしてヘリでの回収ポイントに移動することにしたのです。この訓練の現場責任者の久保曹長に内田くんは計画を崩してすまないと、言うのですが、その回答は、『いえ、内田三尉はよくやっているほうです。中にはピックアップポイントまで歩けずに途中でヘリで回収される方もいますから』とのことでした。
ちなみに、内田くんが背負わされていた荷物の中身は参加者全員分のビールでした。普段の訓練ではそんな物を持って山に出るわけには行かないのでここぞとばかりに積み込んだようですね。なかなか、いい性格をしています。でも、その中身は全員のお腹の中にしまいなおされたのでした。その宴の中、メディックの一番若手の鈴木三曹が内田くんの自転車について『あの自転車、僕も欲しいと思っているんですよ。今度、乗せてください』って、言うんですよ。しかも、その自転車の選択眼を『あれは、小さくて小回りが効いてまるでUH-60みたいで、さすがパイロットになる人の目は違う』ってことを言うんですよ。この一件には、内田くんも救われたんじゃないかな?本郷三佐には、ボロクソに言われていた自慢の自転車ですからね。
その翌日、厳しい登攀訓練を見学しピックアップポイントまで移動して行くのですが、その途中で足を怪我して動けなくなっている登山者を見つけます。おまけに天候が急変し雨が降ってきました。登山者は、骨折はしていない物の自力で動くことが出来ないのでヘリの救助要請を出し、近くだがかなり厳しいピックアップポイントを指定します。内田くんはその場所はヘリのピックアップは無理です。と言うのですが、久保曹長は大丈夫、問題ないです。と、きっぱり言い切ります。一方、基地では本郷三佐に田中二尉が指定の場所は条件が厳しいので無理です。と進言しますが、現地に久保曹長がいるのだから大丈夫。と、こちらも言い切っていますよ。この二人は互いに信頼出来ているのだと思いましたよ。
実際、本郷三佐の操縦するヘリは久保曹長の誘導で、やすやすとホイストアップをやってのけます。もちろん、それにはフライトエンジニアの安田一曹の的確な距離判断もあります。最終的にはローターから崖まであと1メーターまで寄せて救助していましたよ。プロの連中の距離感覚は物凄いものがあります。

そんなこんなで、心理描写や行動描写にリアリティーがあるので、事前に予想できそうなベタな展開にもかかわらず非常に面白い話でした。また、ヘリの描写も離陸するときの車輪のオレオ(油圧ダンパー)が伸びるところをしっかり描いてくれているところ、非常に楽しめましたです。
次回は、アニメ版公式HPによると本郷三佐の函館の一件が出てきそうですので、非常に楽しみです。この話の詳しいことは、アニメ版公式HPと、ここにTBを張ってくれた方々のブログを参照してください。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿