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『偽物語』 最終回 観ました

2012-03-18 19:26:56 | アニメ
偽物語はこの回を持って無事に終了しました。
上下二巻構成でそれぞれ同分量の文章量だった筈の『かれんビー』と『つきひフェニックス』とで、『かれんビー』に七話使用し、残り四話で『つきひフェニックス』が終わるかとちょっと心配をしたのですが…観ていると急いだ感も無く普通に終わったので文章量が多くても『つきひフェニックス』は四話構成が一番しっくりくると言われていたらしい(シャフトの製作スタッフの間でそう言われていたらしい)のが正しかったと判断出来ますね。

さてさて、つきひちゃんに付いていたと言われたフェニックス、不死鳥とは不如帰の怪異で怪異の中では害の少ない部類だと忍ちゃんが説明をしている。彼女は、忍野さんからかなりの怪異に対する知識を口承で受け継いで居るのでこういうとき、怪異図鑑としての役目も果たすことが出来るのですよね。その彼女の説明によると、もともと、月火ちゃんは人間ではなく、野鳥のホトトギスが托卵をするように人間の母胎に托卵をして永久に生きる不死鳥の怪異で有ったと言う。で、暦くんに取ってそれは月火ちゃんが人間であろうと無かろうと、可愛い妹であることには変わらないし、それについて火憐ちゃんも同意見であることは確認済み。ならば、余弦さんの言うような悪であるはずがなく、不如帰の怪異だから退治をすると言う理屈に屈するわけにはいかない。ならば、説得をするか戦って納得させるか手段がないわけで…

万全の体制を整えて余弦さんに対抗しに行く暦くんと忍ちゃんなのでした。
忍ちゃんは戦闘体制を取るべく、暦くんの血を吸って吸血鬼の力を増大化、尚且つ、暦くんの戦闘能力と治癒能力を高めておく。すると、10歳の幼女形態からハイティーン形態に変化し、金髪ポニテで戦闘モードに移行したよ。なんかとってもかっこいいね。でも、暦くんの理想の女性像は変わらずに羽川さんなんだろうね。(爆)
件の学習塾跡で余弦さんと余継ちゃんと対峙するが、案の定、説得は叶わい。っていうか、余弦さんは暦くんの話をまともに聞こうとしないのですよね。不死の怪異は悪だから潰す。それが余弦さんの信念だから曲げようがない。悪は悪だから倒さなければ正義が廃ると言う訳です。一方、暦くんからすれば、自分の家族を守るための正義なわけです。戦わないですめば良いのですが余弦さんの戦闘意欲が衰えない限り戦わないと暦くんは暦くんの正義を守れません。なので、余弦さんは人間は人間同士、使い魔は使い魔同士で戦う事にしてお互い1対1で戦うことを提案してきたです。つまり余弦さんにとって、暦くんは半分吸血鬼な怪異ではなく、ちょっと頑丈な人間と認識されていたわけですね。忍ちゃんに関して彼女は使い魔ではないのですが、まぁ人間で無い者と言うククリは正しいので、言い方に異論は有るにしても戦闘方法に関しては異論が無く、その組み合わせの1対1の戦闘が始まったのでした。ですが、暦くんはナンカ殺気が無く一方的にやられているのです。余弦さんはその肉体戦闘能力をフルに発揮し本当にフルボッコです。とうとう、暦くんの顔の形が変わってしまい、ゾンビっぽくなってしまったですよ。それでも負けを認めず立ち向かいます。一方、余継ちゃんと忍ちゃんとの勝負の方はあっけなく忍ちゃんの勝利になっていたようです。
余継ちゃん的には両目がつながってバッテンになって、壁の逆さに張り付けられてしまっていましたけれども、言葉だけは威勢良く忍ちゃんを高齢者扱いして罵っていましたけれども、彼女が一方的に負けていることは確かなようです。ハイティーン形態になった忍ちゃんの戦闘能力はなかなかトンデモ無いようです。あれだともう、一撃で壁に吹っ飛ばしているのだと思いますが…映像は無いですね。ちょっと残念。
そこで、改めて勝ち残ったほうが改って勝負をして決着を付けるかと余弦さんは提案をしますが、まだ暦くんは負けて居ないからと忍ちゃんが言います。それに呼応して、暦くんがまだ負けていない、と言い返します。それまで死んだような目付きだったのが一気に目付きが変わって、舌戦を再開します。そこで、余弦さんが戦闘意欲を無くします。それは暦くんの戦闘意欲は相変わらずなのですが、殺気そのものがない事に気がついたから。そのことを暦くんにただすと、暦くんは自分のことを人間扱いしてくれたから本気になるわけにはいかなかったんだ。と答えます。
このシーン、傷物語を観ていないと全然分からない問答ですが、それまで暦くんは吸血鬼として退治されかけてきていたので、人間と戦闘するときに本気になれないと言うメンタル的な制約を課していたのですよね。つまり、人間扱いしてくれる人に対して本気モードになれない。これを余弦さんに見抜かれたのですよ。それでも、戦闘体制を解かない暦くんに対して余弦さんは戦闘意欲をなくしたのです。余弦さんは誰かに依頼されて怪異を倒しに来ている陰陽師ではなく、自分の正義を実行するために怪異を倒しているので自分の気分が乗らなければそれを敢えて実行する必要は無いというわけですね。この下りが解りにくいとは思いますが、なかなかあっさりとしています。

それにしても…忍野さんと影縫余弦さん、そして貝木泥舟が同じ大学の同級生っていうのはかなりアレですよね。さらにもう一人先輩が居て、その人物も普通に関係している人物だという事なのですがそれが気になる人は化物語シリーズの後半部を読んで納得してくださいね。割と面白い事になっています。一部、消えちゃうのもいますけれども未読でしたら是非に。

このお話の詳しいことは公式HPとこの記事へTBを送ってくれた方々のブログを参照してくださいませ。


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