なんとなく人生KO日記

ぺけぺけぺけぺけ

発泡する日本酒で泥酔する新宿の夜

2008-02-11 20:40:58 | Weblog
・ゴールデン街を歩く
どこの店に行こうか迷う。ゴールデン街を歩いていると、以前K君が入ったぼったくりゲイバーの前を通った。そこには信じられない位に頭の大きなゲイが一人、狭い店の中で座っていた。
バカ、やばいよ。というK君のセリフの通りにやばい雰囲気が充満していた。心の中のゲイバー熱が急速に溶けていくのを感じる。

・思い出す
ゴールデン街をうろついていると頭のでかいオカマに拉致られるという状況の中で、以前知人が話していた店を思い出す。
江戸川乱歩をこよなく愛する女店主の店『幻影城』のことである。ではここに。

・幻影城
狭い階段を上がっていくと6,7人くらいが座れるカウンターのバー、酒やけしてだみ声の女性と妙齢の女性がすでに客、それを出迎えるバーテンダーとサバサバしている明るい雰囲気の女性が接客している。
とりあえずビールを飲み、ひとしきり劇の感想を言い合い、女性客が帰ったところで店主らしき女性と話す。500円で3品選べる酒のつまみはどれも美味かった。いい店の予感。

話しているとどうやら彼女は店主ではないらしいことがわかるのだが、それはそれで話は盛り上がる。アニメの。
何をきっかけにそんな話になったのかは今もって不明だが、よもやゴールデン街で『エヴァ』の話に熱くなるとは夢にも思わない。

気が付けば日本酒をぐいぐいと呑み、酔いも回る。『獺祭(だっさい)』というしゅわしゅわする日本酒が美味しい。味は日本酒だが見た目はシャンパン。

バイト先で昔ちょっと好きだった女性に少し似ているな、と思い始めた頃から呂律がおかしくなり、そういえば彼女は名古屋で結婚したんだと思い出した時には眠くなる。

・うつらうつら新宿から歩く
K君におんぶに抱っこで会計を済ませ、いい気分で店を出たのが25時前だっかかしら。電車なんて無いからゴールデン街から大久保のコリアンタウンを抜けて、東中野へ。猛烈に眠い。

・どら猫入り
二軒目は『どら猫』という店、だった気がする。行くのは二回目。猛烈な眠気と闘いながら飲んだのはビール。一杯飲んで会計はやはりおんぶに抱っこで申し訳nightでしたとさ。


幻影城