Jimny徒然記

山のこと、下界のこと、徒然に・・・

母が残したもの

2017年04月13日 | 徒然

今年の1月に94歳で母が亡くなりました。
母は歌を詠む事で、辛いことも多かっであろう日々を乗り越えて来たように思います。
と同時に、うれしかった事を心に深く思い出として残してきたのかも知れません。

今日、実家の兄から郵便物が届きました。
母が創立し育ててきたローカルの短歌会の機関誌でした。
短歌会の会員さんたちから寄せられた母への追悼文の特集号でした。
現会長さんが母の子供たち(私たち)の数の機関誌を実家に届けてくれたそうです。

ひとりひとりの会員さんが、これまでの母の短歌の中で心に残った歌を紹介してくれていました。
この場を借りて、いくつか紹介したいと思います。
母は父が始めた養豚業を、病に倒れた父に代わってがんばってきました。
その後家業は母から息子へ、息子から孫へ、そして今は曾孫へと受け継がれています。 
私も母の手伝いをしてきた歴史があります。 
そんな生活の中で母が残した歌たちです。 


渾身の 力振りしぼり 十五回 十五の子豚を 生みくれし母豚

わが膝の 温みにははを 感じしや いびきを立てて 眠る子豚よ

息子が継ぎ 孫に続きて 曾孫受く わが始めたる 養豚業安泰

短歌菩薩に 救われてをり 夫逝きて おいてけぼりの 長き月日を

短歌詠むを たった一つの誇りとし 九十歳を生かされてゐる

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