算数が得意な人は手を挙げてください。あれ、誰も手が挙がらない……
もう一度言います。算数が得意な人は手を挙げてください。ほう、やはり、ゼロですか。
おい、そこの兄ちゃん……? 本当は、算数、好き、なんだろ? エェ? どうなんだ、オイッ! ほら、じゃあ、手を挙げて……今、パソコンの前に座ってるからって、そっちがワシに見えとらんと思ったら大間違いやぞ、ちゃあんとワシにはわかっとる。お前は手なんぞ挙げとらん。今すぐ、パンツの中から手を出せ! そして、二の腕が耳にひっつくように、腕を伸ばして、ピン、と指先を整えろ……そう、そう……
こんな風に取り乱してしまう位の難問にぶちあたった。
その難問は、昭和初期に書かれた、ある特殊な文学作品に登場する(敢えて題名は伏せます)。
作者は、作中にその算術の問題をポン、とぶちこんで、解決せずほったらかしにしている。無責任な作家もいたものだ。
で、私はその難問に自分自身で取り組まざるを得なかった。額に脂汗を流し、脳のエネルギーが続く限り、全力で取り組んだ(三分間位)。しかし、どうにもこの問題に、説明をつけることが出来なかったのである。とにかく算数が嫌い、というか理系全般が苦手だ……九九の段階でもはや躓いて、今に至ってしまった。私ではだめだ。手に負えない。
だから、ワシが解いてやるよ、という奇特な方がいらっしゃったら、是非お願いします。
こんな問題です(出てくる金額が妙に低いのは、昭和初期の話だから)。
「三人の男が宿屋に泊まった。払いが30円だった。それで、みんなが10円ずつ出して、帳場に持っていかせました。そしたら、サービスで、帳場で5円まけてくれました。
ところが、それを三人のところに持っていく途中で、宿の女中がその内から2円ちょろまかしたのです。それで3円だけが、ちゃんと返却されました。
その3円を3人で分けたから、一人一円ずつ払い戻しがありました。10円出したところに1円戻ってきたから、一人分の負担は9円です。
しかし、なんだかおかしいのです。
だって、9円ずつ3人出したから三九、二十七円、女中が着服した分が2円、しめて29円。最初の金額に一円足りないじゃないですか。さて、どういうこと?」
どうしても分からん。どなたか心ある方、説明をしていただけないでしょうか?
もう一度言います。算数が得意な人は手を挙げてください。ほう、やはり、ゼロですか。
おい、そこの兄ちゃん……? 本当は、算数、好き、なんだろ? エェ? どうなんだ、オイッ! ほら、じゃあ、手を挙げて……今、パソコンの前に座ってるからって、そっちがワシに見えとらんと思ったら大間違いやぞ、ちゃあんとワシにはわかっとる。お前は手なんぞ挙げとらん。今すぐ、パンツの中から手を出せ! そして、二の腕が耳にひっつくように、腕を伸ばして、ピン、と指先を整えろ……そう、そう……
こんな風に取り乱してしまう位の難問にぶちあたった。
その難問は、昭和初期に書かれた、ある特殊な文学作品に登場する(敢えて題名は伏せます)。
作者は、作中にその算術の問題をポン、とぶちこんで、解決せずほったらかしにしている。無責任な作家もいたものだ。
で、私はその難問に自分自身で取り組まざるを得なかった。額に脂汗を流し、脳のエネルギーが続く限り、全力で取り組んだ(三分間位)。しかし、どうにもこの問題に、説明をつけることが出来なかったのである。とにかく算数が嫌い、というか理系全般が苦手だ……九九の段階でもはや躓いて、今に至ってしまった。私ではだめだ。手に負えない。
だから、ワシが解いてやるよ、という奇特な方がいらっしゃったら、是非お願いします。
こんな問題です(出てくる金額が妙に低いのは、昭和初期の話だから)。
「三人の男が宿屋に泊まった。払いが30円だった。それで、みんなが10円ずつ出して、帳場に持っていかせました。そしたら、サービスで、帳場で5円まけてくれました。
ところが、それを三人のところに持っていく途中で、宿の女中がその内から2円ちょろまかしたのです。それで3円だけが、ちゃんと返却されました。
その3円を3人で分けたから、一人一円ずつ払い戻しがありました。10円出したところに1円戻ってきたから、一人分の負担は9円です。
しかし、なんだかおかしいのです。
だって、9円ずつ3人出したから三九、二十七円、女中が着服した分が2円、しめて29円。最初の金額に一円足りないじゃないですか。さて、どういうこと?」
どうしても分からん。どなたか心ある方、説明をしていただけないでしょうか?
麻雀ですが、その後三日間にわたり人を変え、場所を変えて行われ、私は惨敗しました。
どうも私には博才がないようです。
それで今日久し振りに家に戻ったところ、じみへん様の質問を読みまして、私なりの解答を用意させていただきました。
いい気分転換になりました。
よろしければ、ご覧下さい。