Jill Hendrix Experience
運が悪けりゃ死ぬだけさ




何日か前に我家の辺りでも結構な雪が降った

お山にはどの位の雪が残っているかな?

そんな軽い気持ちで、最近よく行っている山域へ出掛けた




山と雪

music : The Loft - Winter




 
行き掛けにパン屋さんに寄る

とても小さなお店だけれど、パンがとてもとても美味しいのだ


    
空は真っ蒼で気持ちよい日和

歩き始めの植林帯や日陰にはちらほらと雪が残る


 
南斜面は別世界の様に暖かで、あまりの気持ちよさに早速パン休憩

ジルにもお裾分け

ああ、パンって美味しい!


   
標高が上がるにつれ積雪量も多くなる

標高550メートルあたりで分岐に出て、近道のトラバース道へ


    
ひょー!最高の景色だなあ!

だれの足跡もないふかふかの雪、抜けるような青空、右手には目指す山がくっきり見える

しかし、この景色の中を歩いたのは10分くらい

進むにつれ、雪は深くなり、斜面の角度はキツくなる

僕は以前にひとりでココを歩いたことがあり、この先が更に雪深く険しいことを知っていた

僕らは雪に対する装備は何も持っていない

進みたい気持ちもあったけれど、分岐まで引き返すことにした


    
分岐に戻ると今度は尾根に沿って歩いてみる

先程の道よりはいいけれど、やはり上がれば上がるだけ雪は深くなってきた

雪の中を歩くというのはこんなに体力を使うものなのか…


    
少しバテはじめた頃、祠が見えてくる

ジルはすぐさま雪のない場所へ避難

稜線までもう少し、しばし休憩のあと出発

今思えば、ここで引き返すべきだったな


  
その先は雪を踏み抜いてしまうと股下まであった

体力の消耗が激しい


  
ジルもがんばっていたが、かなりキツそうだ

モウ、雪ハ、イヤダ

兎に角、雪から離れたい一心で、木に登ろうとしたりした

ジルはM.ピンシャーにしてはお腹にも毛がある方だけれども、
それでもほとんど無いに等しいくらいの量であるから、体が冷えてしまっているようだ

稜線の休憩場まであと20メートルというところで、

モウ、無理

ピーピー泣きながら、とうとううずくまってしまった


  
抱き上げてみると震え方が尋常ではなかった

体もびしょびしょで冷たくなっている

普段からジルはブルブルと震えているけれども、今のソレはガクガク

タア坊がありったけの衣類でジルを包み、フードを差し出してみる

食欲はあるようだ

ココまで僕らも何も食べていなかったので、急いでパンをたいらげ来た道を戻る


 
おくるみ状態のジルを抱いて、雪の中をガンガン下る

ジルの震えもだいぶおさまってきて、周りを見回したり、僕の顔をチラと見る余裕も出てきた


  
雪の無いところまで下りると

モウ、降ロシテクレテイイ

と、自分で歩きたがった

行きにパンを食べたぽかぽかの道も、お日様が隠れてしまって寒かったけれども、
雪がなければジルはご機嫌であった



家に戻って元気にご飯も食べて落着きを取り戻したジル

少し無理をさせてしまったな、ごめんよ

雪って凄いな

雪をなめていたわけではないけれど、現時点での僕らの限界が見えた

この経験を生かしていきたいね



この日の山行記録→ヤマレコ






 



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (m&M)
2012-02-01 23:26:36
春の残雪期がいいと思う
春は雪があってもやっぱりあったかいから
風のナイ日はほんと最高
冬は寒いよ 低くても
 
 
 
To m&Mさん (Hendrix)
2012-02-02 22:43:14
やっぱり春ですか
雪があればヒル出ないかな?

去年の今頃、逆からひとりで歩いた時はいい感じだったけれど…
低山でもあんなに雪があるなんて想像出来ませんでした

でも、低山って本当にいいもんですね
 
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