今日、明日とマリーンズの試合がありません…
たまには真面目な記事(+3% 当社比)も書かないと…
というワケで、次兄が読んだ本をご紹介したいと思います。
今日は「国家の品格」 藤原正彦 著 (新潮新書)です。
帯がついていましてですね…
えーと、
「全ての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論!」
で話題作だそーですよ。
で、感想ですが、
「賛否両論の激しそうな本だなー」
と、素直に思った次第でございます。
まず、著者の藤原正彦先生。
数学者なんですが、どうも、ご本人いわく、「武士道精神に深く帰依している」そうでして、本文中にそりゃもー、何度も「ブシドー」、「ブシドー」って出てきます。
つまり、この方、もののふなんですね(^-^)
では、以下、現代に蘇ったもののふの主張です!
○ ロックは無責任ででたらめだーー(≧∀≦)ノ
○ ジェファーソンは偽善者だーー(≧∀≦)ノ
○ 「国民主権」?? 無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁぁぁぁ!!
○ 「成熟した判断のできる国民」なんて永遠にありえないんだから、真のエリートが国をリードしなきゃーね!!
○ 「自由」も「平等」もフィクションだーー(≧∀≦)ノ
○ 欧米をはじめとした、いまだ啓かれてない人たちに、モノゴトの本質を教えてやるのが、日本の神聖なる使命だー(≧∀≦)ノ
などなど…
や~、現代のもののふは、なかなか過激ですねぇ(^^ゞ
藤原先生が、イギリス人やアメリカ人に刺されないか心配になってきましたよ。
でも、確かにうなづけることを鋭く指摘していらっしゃいまして…
「国際人を育てるには、英語より国語をしっかり学ばせるべきだ」とする点には、激しく同感でございます
(べ…別に私が英語できないので、ひがんでいるワケでは…ない…ハズ…)
頭のいい藤原先生が、次兄のようなヘタレにもわかるように、めちゃくちゃ簡単な言葉ばっかり使って書いてくださっているので、大変読みやすいんですよ。
ただ、講演記録をもとに執筆されたもののようですから、いささか説明不足のところがあるような気もします。
200ページ足らずの短い文章ですから、仕方ないんですが、もう少し掘り下げて書いてほしかったなーと思う次第でございました