時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

雲隠れにし夜半の月かな

2016-09-15 | essay


昨日の夕暮れ、雲の切れ間に現れ出た月は
自転車を飛ばして家路を急ぐわたしの足をも留めるほど
うつくしいものでした。

ほんの束の間、雲間に輝いたかと思うと
すぐに姿を隠してしまった大きな月。

今日が中秋の名月だなんて思いもせずにただ見惚れておりました。
いつの間にやら夏は過ぎ、もう9月も半分なのね~。

帰り道、こころにふわふわと湧き上がってきたのは百人一首の一句。
 
「・・・雲隠れにし夜半の月かな~」

けれども、思い出そうとしてもどうしても上の句がでてこない~~~。
夜になってから本を開いて、やっとスッキリ。

「めぐり逢いて 見しやそれともわかぬ間に 雲隠れにし夜半の月かな」 紫式部。

意味は、「やっと逢えたというのに、あっという間に(雲に隠れる月のように)
あなたはすぐに帰ってしまうのね」

この句は、恋する句のように思われがちですが、久しぶりに逢えた幼友達のことを詠った歌です。


今夜の中秋の名月はすっかり雲の向こうです。


 昨夕の月。隠れる直前、チャリを停めて一枚!

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