お城にいく話

偉大な小説の一場面を引用させていただきながら、城を紹介していけたら、と思っております。

岡山城(宇喜多秀家(1))

2016-10-16 18:00:23 | 岡山県

ほどなく年が明け、天正九(1581)年になった。備前岡山城で直家が死病にかかった。すでに齢は五十を過ぎていた。衰弱の様子からみて長くはもつまいというのが医師の見立てであった。

(略)

死にのぞんで直家の願いは「息のあるうちにひとめ羽柴殿に会い、八郎の前途のことなどを頼み入りたい」ということであった。

秀吉は承知した。

(略)

年が明けて早々、秀吉は八郎をともない、播州姫路を発し、山陽道を下った。八郎にとって生涯の思い出となった旅行であった。かれはかぞえて九歳になっている。

 

司馬遼太郎「豊臣家の人々」より


 

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