今年見た映画は40本。非常に少ないのですが、ここ数年は大体こんな感じ。週に一本、映画館で映画を見る、という年頭の誓いが守られていれば、最低でも50本をクリアしているはずなのですが…。でもまあ、その中で、心に残った映画10本を選んでみたいと思います。あくまでも私個人が2010年に見た映画、ということで、2010年に公開された作品、ということではないです。
1 ライブテープ
2 第9地区
3 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
4 ぼくのエリ 200歳の少女
5 彼とわたしの漂流日記
6 闇の列車、光の旅
7 インビクタス 負けざる者たち
8 アウトレイジ
9 ゲゲゲの女房
10 黒く濁る村
上位4位まではスラスラ選べましたが、そのあとが難しい。どの作品も好きなので順位にはほとんど差がありません。1位の『ライブテープ』は、とにかく驚いた作品でした。ドキュメントの手法で劇映画のような空気を作りだしていることの衝撃。しかもラストは意味もなく泣けてしまう。不思議な映画だったなあ。こういう映画は見たことがない(単に不勉強なだけな気もするが)、と思える作品が未だに出現してくることの喜びもありました。2位の『第9地区』はおそらく世評でも高評価だと思うのですが、これも驚いた。元々、想像の埒外に話が進んでいく、という展開が好きなもので、ドキュメントタッチで始まった映画が問答無用の大娯楽SFアクションへと変貌していく後半には興奮しましたね。3位『冷たい雨に撃て〜』は、ジョニー・トー映画の言わば集大成として、これは自分が褒めなくてどうする、といった作品でした。4位『ぼくのエリ』。冷ややかなタッチの中で、感情が薄く燃える様子が素晴らしい。内容も勿論ですが、とにかく雰囲気が好き。5位『彼とわたしの漂流日記』は、これも発想の凄さにまずやられました。都会の中のサバイバル生活なんて、とても想像出来ないシチュエーション。面白過ぎる。6位『闇の列車、光の旅』の見せる現実の過酷さ、その中に輝く青春の煌き、その切なさ、そして美しさ。7位『インビクタス』は、80歳を超えてもまだ衰え知らずの、監督イーストウッドの力量に圧倒されました。『ヒアアフター』も愉しみですなー。8位『アウトレイジ』は、北野バイオレンスの変わらなさを、ただただ愉しく面白く見ました。続編にも期待したいところ。9位『ゲゲゲの女房』は、大規模シネコンでかかるような作品ではなく、本来はもっと小さな規模でひっそりと公開される作品だったのでしょうが、テレビのヒットでこういう形で公開されたのは、良かったのか悪かったのか。鈴木卓爾は自主映画出身であり、また幾多の映画でさまざまな経験を重ねて来たものが色濃く出ている、そんな作品に仕上がっていると思いました。如何にもインディーズ、自主映画的な雰囲気も強いですが、そこが魅力だと思います。10位『黒く濁る村』はこれはもう単純に好きな映画だったので。映画の出来栄えとしては多少不満は残っても、映画の進む方向にはゾクゾクする面白さがありました。ミステリとしては『瞳の奥の秘密』の方が段違いに素晴らしいんですけどね。以下、『アイガー北壁』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『瞳の奥の秘密』『ゾンビランド』『ダンプねえちゃんとホルモン大王』『イエローキッド』なども印象深いです。特別枠としてはカナザワ映画祭の無料野外上映で見た『シェラ・デ・コブレの幽霊』。良き夏の思い出。
大体こんな感じですが、これら以外でも、数本のがっかり映画を覗けば、まずまずの1年だったなあ、と思いますね。来年もこの調子で面白い映画を見たいです。あと、もうちょっと本数を多く見られるように頑張ろう。










