鈴木博 「自分が源泉」

シナジースペース株式会社代表鈴木博の公式ブログ

GENSENファシリテーション 【オープン、誠実、主体的な「場」が創作される】

2015年07月20日 | GENSENファシリテーション

 

 

 まず、私が代表を務めるシナジー・スペースの経営者研修「SEE」セッションでの「Aさん」のシェアの風景です。

 

 

鈴木:Aさんの今回の「キーワード」(本人にとっての新しい捉え方)は?

Aさん:私の今回のキーワードは「自分が源泉」本文28ページ4行目からの

「可能性を制限するビリーフは、過去の社長とのかかわりの体験から出てきたものです。ですから、ほぼ自動的に「社長(父親)とはうまくいかない」という自己内会話がおこり、その会話に自分自身が支配されていきます。」

です。

 

鈴木:なるほど!では、Aさんがこのキーワードを選んだ背景にあるものは?

Aさん:この「キーワード」を選んだ背景にあるものは、社長と関わってきた中で、

『社長はこういう人!社長より私は立場が下だからこれ以上は言えない』

という自己内会話があってそれに自分が支配されているので、思い切ってそこから自分を自由にさせてあげようと思ったことです。

 

 

 

鈴木:なるほど!では、Aさんがその1か月そのキーワードを生きて、訓練した結果は?

Aさん:『社長はこういう人』という自己内会話が起こった時、それに気付き、その反応をそのままにして、

「社長!ちょっといいですか?」

と時間をとってもらいました。

 はじめは私も社長も少し緊張していました。けれども、

「いつも思ったことを率直に社長に伝えるのを抑えてきました。SEEに参加させていただいてとにかく自分が思っていることを伝えさせてもらおうと思ったんです」

と正直に言いました。そして、提案したんです。社長は黙って頷きながらそれを聴いていてくれました。そして…

「正直に言ってくれてありがとう。嬉しかった!」

って言ってくれたんです。嬉しかったです。「オープン」ってすごいですね。

 

鈴木:素晴らしいね!では、行動して発見、気づいたことは何ですか?

Aさん:私が発見、気づいたことは、

『社長のビジョン、社長への感情移入を忘れなければ、社長は私の意思を尊重して受け取ってくれる!』

ということです。これからも社長と更にいい関わりをしていきます!

 

 

 

 

SEEメンバーのAさん(女性)はT社のナンバー2。

「SEE」(一年間の経営研修)では、書籍「自分が源泉」を使って、物事が起こった時の「捉え方」の訓練をします。

 

「自分が源泉」第1章から「キーワード」を1つ決め起こってきた出来事に向き合い、そこからその出来事を捉えて行動する。

今回Aさんはその体験を涙を浮かべてシェアしてくれました。

 

聴いていたの12名の同じSEEの仲間たち。

 

Aさんのシェアのあと、

私はメンバーに次のメッセージを伝えました。

 

「Aさんのシェアを聴いて『気づいたこと』、『学んだこと』を2人づつのペアになって分かち合ってください!どうぞ!」

 

 

 

多分、それぞれのメンバーの脳裏には、Aさんのシェアを聴きながら、Aさんと社長とのやり取りの光景が浮かんでいたのだと思います。

そして、同時に「我がこと」としてAさんのシェアを受け取り、自分の周りの人との関係で思い当たる人の顔が浮かんでいたのだと思います。

 

この瞬間、堰を切ったように各ペアでの分かち合いが始まりました。

 

 

 

その後メンバー達は全体へ次のようなシェアをしてくれました。

 

「家に帰って、妻と正直に話していい関係を創っていきます。」

 

「相手のビジョン、感情移入、まず、自分はそこからですね。それをやります。」

 

「ん、、、オープン、誠実はパワーがありますね。周りへの影響力の源泉ですね。」

 

「Aさん、よく一歩を踏み出したなぁ!今度は自分の番だ!」

 

・・・・・・・・

 

 

 

メンバーからのシェアは次々と続きました。

そしてそれは、

一人ひとりの「オープン」、「誠実」、そして、「主体的」なシェアでした。

 

そこに、

オープン、誠実、主体的な「場」が創作されていました。

 

驚くべきことは、一言も「オープン、誠実、主体性」を発揮してください!と伝えていないこと。

起こっていたことは、

Aさんがただ、自分自身の体験を具体的にシェアしてくれたこと。

そして、そのシェアを聴いて気づいたことをメンバーがシェアしてくれたこと。

 

 

 

「ことが起こるということ」

GENSENファシリテーションの目的は「どのような『場』を創りたいか?

そして、その意図した『場』が創作されているかどうか?

 

つまり「ことが起こっているか?」

 

何を伝えるか、どう伝えるかのやり方以前に、

「ことが起こっているか?」に意図を持つこと。

そしてそのための在り方、考え方を探究していくことです。

 

「オープン」「誠実」「主体性」の「場」が結果として創作されること

 

それは、もしかしたら何かを教えることと全くの対極にあるのかもしれません。

 

 

 

 

鈴木博 
「自分が源泉―ビジネスリーダーの生き方が変わる」 創元社

参加企業70業種・1600社を超える中小企業経営者研修“SEE”を主催し、企業と経営者を長年見守り続けてきた著者がヒューマングロウス(人間成長)のエッセンスを語る。 

ジャンル:
文化
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