黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

学校教育で避けられた昭和史!

2015年10月06日 23時27分38秒 | その他


 最近は完全リタイヤし自由な時間は余る程有るので最近沢山の本を読む機会が増えて来た。時あたかも安保法案で賑わって居たので日本の近代史を勉強したく成った。私は戦後の1948年生まれなのだが本格的に日本史を勉強する中学2年生の時に縄文時代から始まって弥生~奈良~平安~鎌倉~室町~安土桃山~江戸~明治維新までの歴史は克明に習ったが日清、日露戦争や大正時代掛けてや特に昭和史(第二次世界大戦の事)は殆ど習わなかった。高校は工業高校だったので一般教養の科目として一年生は社会科があったが此の時も昭和史は省かれて居た様に思った。



 特に不思議に思えたのは中学2年生の社会科(歴史)が一年間を通じて勉強したのに今思い返すと明治維新は確り時間を掛けて授業をしたのに大正から昭和初期の歴史は先生から「時間が足らないから皆さんで本を読んで勉強して下さい。」の一言で片付けられてしまった。其の頃はあまり不思議には思わなかったが今、此の歳に成ってよくよく考えてみると敗戦後のGHQの圧力で第二次世界大戦、特に日本とアメリカとが戦争に至った経過等は学校側が教え難かったのだろうと思いつく。



 話が少し変るが私の兄(8歳年上)が中学校卒業前に当時はどの様に言って居たのかハッキリ思い出せないが確か少年自衛隊?の幹部候補の学校を受験、可也の競争率で有ったが学科試験が受かり、試験を受けた事を学校に報告したら進路指導の先生に学校の裏山に連れ出されて人の居ない所で「此の時代に何で自衛隊を受験するのか?辞めろ」と思い切り何発も殴られたと言って居た。兄は昭和15年生まれなので中学3年生と言えば昭和30年頃だろうか?私は小学校低学年だったが此の頃には当時としては珍しいジープが何回も我屋に訪れた事を記憶している。多分此の時の先生は日教組のガチガチ組だったのだろう。親爺はガチガチの戦争反対者では有ったが此の様な時代だからこそ確り自国を守る必要が有ると兄の進路には反対もせず居た。



 何せ此の様な時代で有ったので今から思うと戦前の昭和史は微妙な問題だったのだろう?其々の先生に寄り違った考え方が有っただろうし多分解釈に寄りトラブルを起こさぬ「触らぬ神に祟り無し!」を決め込む事が無難な道と考えたのだろう?



 高校に入って其々に違う中学から来た同級生に聞いても殆どの同級生が大正~昭和史はカットされた状態の授業で有ったらしい。其処で最近、その時代の事を確り学んでみようと思い徳島市に有る県立図書館に本を借る為に時々通い始めた。現在は学校で昭和史をどの様に教えて居るのか?解らないが現在に繋がる一番重要な日本の歩んだ歴史を確りと知らなければ正確な判断をする事は出来ない。其の意味で一度確りと見詰め直そうと思って居る。