黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

北海道(小樽港)に到着後の最初の失敗(2014/06/18)

2014年08月02日 17時06分12秒 | 旅行


  

 



 明けて6月18日は朝の7時頃に目が覚めた。天候は曇り、波の高さは1m以内で波に寄る船の振動は殆ど無かったが船舶独特の小刻みな独特の振動がベッドを通して体に伝わり早々と目覚めた。船は時速50Km/hくらいのスピードで進んでいたが波に寄る揺れは終日感じる事は無かったが外は風が強いらしく全てのデッキへの扉は施錠されており甲板に出る事は全く出来なかった。



 船旅の楽しみの一つに外に出て写真を撮ったり景色を楽しむ事が有るが今回は其れが出来なかった。船は佐渡島の遥か北側の外洋を通る為に操業する漁船や往来する船舶との遭遇も無く写真の様な何も見えない大海原をひたすら進んでいた。途中の東北の沖で僚船の「はまなす」とすれ違ったが曇天の靄がかった海上に少し姿を見せたら数分で再び靄の中に消えて行った。そして航海中に北海道の小樽近くまで陸地を見ることは無かった。



 外の景色が見えない船旅は退屈なものだが午前と午後に其々にビデオの上映会が行われたり午前の上映会の後にビンゴ大会が開かれて乗客を楽しませてくれる。それと私には乗船後の1時間半と朝の7時から小樽入港前までお風呂の入浴が自由で有ったので4回入浴してリラックスしたり後はダラダラと昼寝で小樽までの20時間の船旅を楽しむ事が出来た。



 小樽到着は20:30分に定刻通りに到着しフェリーから下船するとポツポツと雨粒がフロント・ガラスを濡らす程度の雨降りの天気「やっぱり雨降りか?」とガッカリしながらも昼寝をして元気だったので増毛町まで進み車中泊の予定で高規格道路で札幌方面に向い途中から231号線に乗換えて石狩川を越えた辺りから周りの人家が疎らになり始め其の内に段々と寂しい通りと成って行った。



 浜益の町を通過し数個目のトンネルの前でガードマンに止められ「どちらに行かれますか?」と聞かれたので「増毛町まで行きます」と答えたら「申し訳ありませんが明日の朝7時までは全面通行止めです」と言われ「迂回路は?」と聞くと「有りますが可也遠回りで4時間程掛かりますよ」と言われ「ありゃりゃ~」の感じ・・・



 其れにしても稚内に向けた主要道路を全面通行止めにするとは道内の御役人は随分太っ腹の判断、仕方が無いので浜益の町の手前まで戻り写真の広い道路の側帯で車中泊する羽目に寝袋を取出して中に入って寝ようとしたが夜食を増毛町のコンビニで買おうと思っていた私には大きな誤算、近くにコンビ二は無いし空腹で腹の虫は泣き出すし「ひもじい思いの」一夜を過ごす事に成ってしまった。

 



      北海道の旅の教訓 其の1

  「自動車の燃料や食料の調達は思い付いたら早め早めにする事」

 北海道の旅行も今回で3回目、道内の田舎の方に行けば自分の住んでいる所の感覚が通用しない事は十分理解していたのだがちょっと不注意で有った為 思わぬ不覚を取ってしまった。