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Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

TS-780 #2 レストア その10(完結編)

2011-03-31 07:26:23 | TS-780

10.完了

かなりこのTS-780は苦戦をしましたが、一応完了です。

外装のネジ類はすべて新品交換して、手提げハンドルの取り付け部の金具も磨きました。バックアップ電池部のカバーのクリップも交換して軽く開閉可能になりました。

リアパネルのヒートシンクも取り外して洗浄しました。なんとなく黄色みがかっていたのですがきれいなアルミ色に復活です。

内部もできるだけきれいに清掃。基盤の洗浄まではできませんでしたが、ずいぶんきれいになりました。黄ばんでいたタイラップも黒色の新品に取り替えました。

傷も大変少なく、外観も機能も結構完成度は高いです。自己満足・・・・・・・・

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TS-780 #2 レストア その8

2011-03-27 11:50:57 | TS-780

7.AVRユニットの電解コンデンサー交換

AVRユニットの電解コンデンサー1個が少し膨らんでいるのを発見しました。

今後のことを考えてAVRユニットの電解コンデンサーとタンタルコンデンサーをすべて新品と交換しました。

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8.送信パワーチェック

送信出力をALCのVRで調整し、RFメーターを80%くらいの振れになるよう検出回路のVRを調整しました。

LOWパワーの出力は約1.5Wにしました。

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TS-780 #2 レストア その7

2011-03-26 09:02:47 | TS-780

6.「FM_CH」のモードで周波数が変わらなくなる。

今朝から突然「FM_CH」のモードにしたときにダイヤルをカチッカチッと回しても周波数が変更できなくなりました。しばらく電源断の後電源を入れてみると周波数変更が可能です。でも1クリックで1Step変わっていないことがあります。「FM_CH」以外の「FM」「USB」等のモードでクルクルとダイヤルが回るフリー回転では問題ないのです。さて・・・・・・?

ロータリーエンコーダー部?  CONTROL部? MODEスイッチ?

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なかなか不良状態が再現しません。正常に動作しています。

フロントパネルを手前に倒してロータリーエンコーダー部の出力信号をオシロでを確認しましたが、特に異常なしです。ちゃんと信号は出ています。

LEDの電流を確認するとD2、D3には9mAぐらい流れているのにD1には2mA程しか流れてません。D1の照度を見ると若干暗い感じはしますが、フォトTRのエミッター電圧をオシロで見ながらダイヤルを回転させて確実にパルス出力があることも確認しました。12時間以上エージングしても再現しません。

D1の電流を少し増やして7mAくらい流れるようにVRを調整しました。

プリント基板を取り外したついでに電解コンデンサーを新品交換して再組み立てしました。

その後、この現象は出なくなってしまいました。はっきりした原因が分からないままですがしばらく様子を見るしかなさそうです。

 

エンコーダー出力を確認

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エンコーダーのローター部とLED

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電解コンデンサーを新品交換(予防交換です)

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TS-780 にレピーター用トーンユニット TU-4A

2011-03-25 13:57:28 | TS-780

レピーターアクセス用のトーンユニットが実装されていないのでこれを取り付けました。

本来のオプション設定ではTU-78ですが、現在では手に入りにくいこと、もし有っても大変高価なことなどから比較的安価に手に入るTU-4Aを改造して実装しました。オークションでTU-4Aを1500円ほどで入手しました。

 

1.TU-4Aの改造

ケーブル接続コネクター(ターミナル)の端子配列をケーブル側に合わせるために基板側を改造しました。

① 改造前

② ターミナルとジャンパー線1本を外す

③ 左右を逆にして左へ1穴ずらして再度半田付け

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④ 半田面に2か所ジャンパー線を追加

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2.TU-4Aの取り付け

① 表示ユニットのブラケットの正面から見て右側のネジ穴に金属スペーサーを使ってネジ止めします。金属スペーサーを使うことで電源の-側を兼ねました。

左側に実装すると上側ケースの電池ホルダー部と干渉します。

② AVRユニットに刺さっているケーブルのコネクターをTU-4Aに移動し接続する。

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3.調整

① 周波数カウンターで周波数調整する。88.5Hz

カウンターが無い場合は別の受信機のCTCSSを88.5Hzに設定して受信しながらスケルチが開くポイントに調整する。(VR2)

VR2の調整は大変クリチカルです。また、周波数が低いので10秒測定して調整、また10秒測定して調整の繰り返し・・・・・・。まどろっこしい調整で88.7Hzになりました。良いことにします。

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② 出力レベルを同様にCTCSSを88.5Hzに設定した別の受信機でスケルチが開くポイントに調整する。(VR1)

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