横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

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シリコンバレーではコミュ力でレイドバトルを克服するのだ

2017年08月08日 21時38分52秒 | スローライフ
 1年あまり楽しんでいるPokémonGO。最近は伝説系のPokémonが出てきて、そのたびにジムには沢山の人が集まっている。ここ数ヶ月なりを潜めていた?プレーヤー達が可視化されたのは興味深い。年齢層も言われたほど高齢化していないし、ちょうど日本の人口ピラミッドにフィットする感じでもある。

この、黙ってスマホをいじくる人だかりに「いったいこれは何?」と胡散臭そうに眺めて通り過ぎる人も多い。その冷たい目もそれほど自分たちには刺さらず、熱いバトルを繰り広げている。

 人口密度の高い首都圏では、伝説系のPokémon出てきても、誰も集まらないということは滅多に無いのだが、人口密度の低いシリコンバレーでは勝手が違う。今年に入ってから、都合2ヶ月半ほどこちらで過ごしているが、来るたびに首都圏が特別に恵まれていることを実感している。

 過去何回かの投稿でも説明したが、シリコンバレーは田舎なので、ポケストップがまばらで、徒歩圏内でせいぜい2〜3カ所行ければ良い方だ。結果として、ジムも少ない。せっかくのレイドジムも、「ぼっちバトル」を余儀なくされることが多く、ラプラスやバンギラスを目の当たりにしながら、指をくわえて、なすすべも無い。

 ただし、今回の伝説系のPokémonに関しては、さすがに当地のプレーヤー達もしびれを切らしたようだ。貴重な機会を無駄にしないように、ジムに集まった人に互いに声を掛け合って、バトルが成立する人数になるまで気長に待ち、満を持して「よーい、ドン!」と一斉にバトルに入る。バトルが終わり、お目当てのPokémonが捕れても捕れなくても「バトルに協力してくれてありがとう」と和やかにかつあっさりとその場を去る。

 人が集まるのを待つ

 9人いれば大丈夫だ!

 今日(8月8日)だけで、別の場所で2回のレイドバトルを体験したが、いずれも普段は人の往来はあまりない。付近で気がついた人がポツポツとクルマで集まってくる。そして、こちらではDiscordというゲーム系のSNSが活用されていて、地域毎にPokémonGOの連絡板がある。ここで、「今、伝説系のPokémonが出ているからレイドバトルに誰か一緒に参加しないか?」と呼びかけ、それに他の人が「あと何分くらいで到着する」「2名で行く」などと呼応して、最初は2名ほどだったのが10名前後まで増える。

 Discordでのやりとり

 それにしても、アメリカの人ってコミュ力とチーム力が高いと思う。お互いに明るく声を掛け合い、自然発生的にリードを執る人ができ、無駄なく協力関係が成立する。しかも、必要最小限の情報を交換するが、それ以上深入りはしない。

 参加者層は様々。シリコンバレーらしく、IT系の会社勤めの人が多そうだ。今日の夕方のバトルでも、ある一人が、Baiduの社員タグをつけたままだったのだが、一緒にいた人が、「私はTencentだから競合ですね」と明るく話していた。

日本も田舎のレイドバトルはどんな感じなのだろうか?