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ソーシャル・ネットワークに潜むプロパガンダを監視する市民 大手柄

2016年12月24日 | ビッグブラザー・電子...

                            ▲『第五の権力』 2014年 ダイアモンド社

 

権力の権力によるネットワーク監視を市民が監視する

 

12月23日ー24日深夜更新のスプートニクの記事に、目の覚めるような情報が飛び込んできた。

欧州がドイツのベルリンで起きたテロに怯え、トルコで、ロシア大使が銃撃を受け死亡した事件の背景を考える上で、重要な情報であった。

警備員を装った青年がロシア大使を殺したのだが、死ぬ前に、「アレッポを忘れるな・シリアを忘れるな!」と叫び」 ロシア大使を背後から銃撃したことが、その場に居合わせた人たちによって確認されている。

シリア空爆・及び、シリア政府軍によってISを含む反シリア勢力が壊滅する状況下で起きた事件であるということだ。同時期に起きたトラック暴走も12月23-24日未明(日本時間)スプートニク記事を参照することで、シリアの反政府勢力が壊滅する段階で起きた事件であることが分かってくる。

12月24日未明私はブログを更新して就寝したのだが、朝起きて、スプートニクのトップ新着記事を読んで一気に目が覚めた。

記事から写真を抜いたものを最初に掲載してみる。

タイトルは

「ソーシャルネットワークユーザーら、少女バナさんの父親とダーイッシュの結びつきを発見」

文章はこう記述しています。

以下、写真の説明用のキャプションと思って読んでみてください。

 ▲

「ソーシャルネットワークのユーザーらが少女の父親が戦闘員らに取り巻かれ、手に銃を持って座っている写真を掲載した。どちらの写真でも男性の顔は赤丸で囲まれている。」

  ▲上の赤丸枠内の男性が、元アレッポに暮らしていた、反シリア勢力の人物。

その子供の一人が、7歳でお母さんにフェイスブックのアカウントを作ってもらったバナさん。

バナさんは、自分のフェイスブックで、お父さんは死んだと、書いていたのだが、市民のネット監視によってその詐りが暴かれてしまった。お父さんは、生きているのだ。

極最近、エルドアン大統領府に家族で招かれ、記念写真では、父親も写っているので、宣伝用に嘘をついていたわけだ。

 

今年の9月頃までは、アレッポにいて、バナさん(7歳)は家族と一緒に暮らしていた。お母さんが、英語の教師をしているというから、家族全員で、トルコのエルドアン大統領に協力しているようだ。

お父さんは、お父さんで、シリア反政府活動家と一緒に写っている写真があるので、その所属は写真だけでは明らかでないものの、ISと連携している活動家なのだろう。また、この男は、壁にISの旗と一緒に撮っているものもある。

 

 

 


フェイスブックの別のユーザーは少女の父親がテロリストらと写った写真を複数同時に掲載。少女自身の姿もあり、やはり戦闘員らに取り巻かれている。」




 ▲ アレッポ陥落にともない、シリア難民支援を印象付ける大統領府での記念写真。これを、エルドアン自らのネットワーク・ソーシャル・ページに掲載している一方で、ロシア大使暗殺が起き、シリア政権を支援するロシアとの角逐も温存。シリア情勢をめぐる、エルドアンの背後にいる欧州・アメリカ・中東諸国の複雑なネットワークが、はっきりと見えてきた。

 ▲ ソーシャル・メディアは、プロパガンダであるとともに、反プロパガンダでもある。

権力に対する反プロパガンダも過ぎれば、道具化し、批判本来の力能を失い、容易に抑圧の道具となり果てる。

ここ数日のソーシャル・メディアの情報に対する市民による分析の速さと批判の的確さに、大いに刺激を受けたのだが、今や、瞬時に、権力にとって有益か否かの、判断を秒単位以内の速さで、フィルターにかけられれば、市民に情報が届く前に削除が可能になる。

最近ブログのアクセス数が増えたなどと、単純に喜んでばかりはいられない。アクセス先をたどると、何のことはない、グーグルのネット情報収集ロボットが、頻繁になっただけのことが多い。

確実に情報収集回数が増えているのである。最初は目の粗い網で、次には、細かい網で情報をすくいとり、今や、一語・一句の微細な改変をも瞬時に探していくようになった。グーグルの戦略と、国家の戦略はもちろん一緒ではないが、だからといって、いつまでも判断中止して、あいまいな判断にとどまってもいられない。

▲左端の女の子が7歳でソーシャル・メディアを立ち上げ、フォロワーが30万というバナさん。

彼女は、シリアで「虐殺」ということばを使い、世界で有名になったようだが、お父さんは、アレッポにいて、シリア政府軍と戦っていた反政府グループに属していたようだ。エルドアンと相性のいい組織の一員なのだろう。欧米メディアや、日本の朝日新聞・NHKほか、大手メディアがよく使っていた、「穏健な反政府武装組織」ということだろう。武力を用いて選挙で選出された大統領のシリア国家を打倒するのだから、私には、100パーセントのテロ組織だと思うが、世界のメディアは、殆ど寡頭制の奴隷に成り下がっているので、相変わらず彼らは「穏健な政治勢力」のままである。

いまや、7歳の少女まで、メディア・プロパガンダの要員になっている。

子供を使った自爆テロが相次いでいるが、わずかな報酬(小遣い)を渡されて、ものを届けに行った先で、時限爆弾が炸裂する用意周到な、テロ計画を練る冷酷な、政治勢力がいることだろう。

しかし、まず、シリアの反政府勢力の中心都市の一つ、「アレッポ」が、ほぼ、シリア政府軍により奪還されたことで、新しい局面になってきたことは確かだ。

世界のメディアは、当然報道しないが、鋭角な情報を収集し分析している、インターネット上のメディアでは

アレッポの地下室にいた、将校をシリア政府が逮捕したところ、14名の国籍や名前が判明したと報じている。

▲ この顔ぶれが、アレッポにいた、ISを含む反政府テロ集団の指令塔であったとしたら、メディアや、国連が、討議している案件などは、全くの茶番でしかないだろう。

いずれ刻々と、捕縛された将校たちの素顔が見えてくれば、シリア情勢と、世論の趨勢は、一変することになるかも知れない。

それにしても、最近の欧米のニュース・ソースになるメディアの凋落はめざましい。何も出てこない。出てくるのは、嘘のプロパガンダ記事のみ。

これを、いただいているばかりの日本の報道メディアも同様だ。

ドイツのトラック暴走も、ロシア大使殺害も、

欧州・アメリカ・NATO ・属国ネットワーク湾岸諸国・サウジアラビア・トルコ・イスラエルなど入れ乱れて、攪乱しているシリアや、中東諸国・北アフリカの再属領化の欲望に限りなく深い縁があるはずだ。

 

つづく

 

 

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