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本日の探書本棚から ミルズ 『パワー・エリート』 初版1958年東京大学出版会 ほか

2017年05月16日 | ロビー・パワー・エリート

                   ▲ミルズ 『パワー・エリート』 初版1958年 東京大学出版会

 

本日の探書本棚から ミルズ 『パワー・エリート』 初版1958年東京大学出版会 ほか

 

 

本日の探書本棚から ミルズ 『パワー・エリート』 初版1958年東京大学出版会 ほか

アメリカ・トランプ政権の主な閣僚・政権スタッフが決まらないまま、浮遊しつつある。内外山積みの政治課題があるのだが、その間、政治が動かない間に、

こちらとしては政権の担い手が動き回る、アメリカの大統領を取り巻く空間・政治構造・議会・NSC、など、不勉強なまま、アメリカ政治情報を仕入れても、その構図が飲み込めないままになるわけだ。

トランプ世界劇場がはじまる前の幕間の時間を利用して、すこしばかり、アメリカ政治のABCを復習してみたい。

2001年の9.11事件の後、随分と手回しの良い、迅速な「愛国者法」が準備され、千頁にもわたるような、法律がすぐさま議会に持ち込まれ採決されたのだが、(愛国者法条文作成は時間的にみて、9.11事件前にかなり準備していたと想像されるが) そうなると、かつてドイツ・ナチスの、国会議事堂が深夜火災で炎上し、ただちに、共産党員歴のある外国人浮浪者が逮捕され、すぐさまドイツ共産党代議士たちの罷免・逮捕状がだされ、ヒトラー政権掌握を促す、戒厳令的大統領令が発せられた事象とうり二つなのである。

恐怖と戦慄を武器にして、国民の判断能力を一瞬に失わせ、思い通りの国家依存の状態を作り出すことは、歴史の事例を探せば、いくらでも見つかる。アメリカは、その短い歴史の中でも、重要な事件をバネにして、国策を転換し、重要な国家間戦争に突入してきた。「アラモを忘れるな」 「メイン号を忘れるな」 「真珠湾を忘れるな」、「911を忘れるな」

 

 ▲浅川公紀 『アメリカ大統領と外交システム』 2001年 勁草書房 定価3000円+税

 

▲浅川公紀 『アメリカ大統領と外交システム』 目次 1

 

▲浅川公紀 『アメリカ大統領と外交システム』 目次 2

▲浅川公紀 『アメリカ大統領と外交システム』 目次 3

 

 

 

 ▲『アメリカ大統領と外交システム』 106頁にある、NSC( 国家安全保障会議)のスタッフ数の変遷

NSCの変遷だけを見ても、 「大統領が決める政治」から、「大統領は決められない政治」へと移行していることが分かる。

ましてや、4000人が新たに動くホワイトハウス、主人公は大統領ではないことは間違いない。アイゼンハワーが嘆いていた時代よりもはるかに、個人が決める政治・大統領政治でないことは確かであるだろう。

ホワイト・ハウスの魑魅魍魎とした世界を解読する「ものさし」を鍛えないと、世界はあらぬ方へと行くだろう。・・・・・

上のNSC( 国家安全保障会議)のスタッフ数は、クリントン大統領までなので、その後のブッシュ(子)2期、オバマ2期の戦争大統領ぶりを見ると、さらに上昇していることだろう。

このうえ、トランプは軍事費を10%上げると言っているのであるから、国家安全保障の危機について、抑制をきかして管理するどころか「危機を創造するに違いない」とさえ思えてくる。スタッフの数が越えてはならない閾値を超えれば、ノイズは極端に増加し、怪しげな情報の区別がつかなくなるであろうことは必定だ。

トランプの娘のスマホに入ったSNS情報から「子供の毒ガス被害」が誰が起こしたのか未だに明らかでないまま、映像をともなって伝わり、大統領にまでその情報が一気に達し、シリアにミサイルを打ち込むのが容易なのだとしたら、かつてアメリカが起こしていた偽旗作戦はこのときばかりと起動するだろう。もうすでに、偽旗作戦は起動している・・・・・・・・・!

 

 ▲『パワー・エリート』 上巻 初版1958年 東京大学出版会

  

 

 ▲『パワー・エリート』 上巻 目次

▲ 『パワー・エリート』 下巻 初版1958年 東京大学出版会

 

 

 ▲『パワー・エリート』 下巻 目次

 

つづく

 

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