先日も書きましたが、沖縄県島尻郡渡名喜村への船を運航している久米商船のダイヤが今年から変更されており、渡名喜島寄港便が削減されました。渡名喜島に寄港しないことで航海時間を30分(さらに停泊時間15分)を節約でき、経費削減になるのでしょうね。
現在のダイヤは以下の通りです(渡名喜寄港便のみ 他に那覇-久米島直行便あり)。
那覇発午前便 那覇 08:30発→渡名喜10:45着 11:00発→久米島12:30着(毎日)
久米島発午前便 久米島08:30発→渡名喜10:00着 10:15発→那覇 12:30着(毎日)
久米島発午後便 久米島14:00発→渡名喜15:30着 15:45発→那覇 18:00着(下記参照)
このうち久米島発午後便の渡名喜寄港日が削減されています。
変更前 3~11月の毎週金・土曜
変更後 4~10月の毎週金曜のみ
午前10時台に両方向の船が続けて入港するダイヤですから、那覇-渡名喜-那覇の日帰り滞在は午後便のある4~10月の金曜しかできなくなりました。
ハイバンドや50MHzのオープンは午前中(9~12時頃)が多く、このダイヤではアンテナのセッティング時間を考えると渡名喜到着当日の午前のオープンに間に合いません(久米島発なら何とか少しは使える可能性あり)。
渡名喜出島当日も撤収時間を考えるとほとんどQRVできず、無理してQRVしてもオープン途中で打ち切らざるを得ないと思われます。昨年私がやったような土曜にQRVして午後便で那覇に戻ることが不可能になったことで、十分にQRVするなら2泊必要という何とも厳しい条件になりました。金曜午後便を利用するなら木・金曜のQRVとなり呼ばれる可能性が低くなりますから、これも苦しいですね。
渡名喜島は6月公開の映画「群青」のロケ地となり、「ちゅらさん」の小浜島や「瑠璃の島」の鳩間島のような観光客の増加に期待を寄せていたようですが、今回の船の減便に加え、群青の興行成績も極端な不振だそうで当てが外れた形になりそうです。いつか再訪を、と私も考えていましたが、ちょっと躊躇したくなるダイヤです。
*** 7/17追加 ***
那覇-渡名喜-那覇の日帰りですが、毎週金曜のほか例外で年2回あります。これは2隻あるフェリーのドック入り時で、それぞれ約2週間存在します。上記ダイヤで那覇発午前便と久米島発午後便のみが運航され、ともに渡名喜に寄港します。これなら1泊でも滞在しやすいですね。詳しくは久米商船に電話して聞いてみてください(直近は4/16~29でした)。