●暮らしの落書き帳<319Tany(太田肇司/JF3TBM:著)>

日々の話題を落書き風に綴っています。
文責:太田肇司(319Tany)
jf3tbm@yahoo.co.jp

●生涯を貫く仕事。

2016年12月22日 | 自分の頭で考えよう
今から10年ほど前に『ものづくり研究会』とかいうミーティングに参加していた。だが、中身は傷の舐め合いと『わが社の技術はあぁで、こうで』という『自慢大会』に終始していた。ほとんどの参加者が『下請け製造業』で、元請けからの発注量が減り『売り上げが激減』の結果、似たような事業者が集まっていたのである。


【写真:アカンようになって、慌てても遅い】

私は『ものづくり』という言葉に違和感を抱き続けている。

こんな言葉、製造現場が海外に流出し、
国内の製造業が傾き始めたころ、
盛んに『喧伝』され始めた。

ものづくりの人たちと何を研究するのか?

技術自慢を聞いても仕方がない。
さらに困ったことに『自社開発商品』と称して、
毎度毎度、あれこれ自慢話を聞かされるのだが、
正直なところ『うんざり』した。

開発商品と市場ニーズが合致していない。

それでいて『どこか売り先があれば紹介してほしい』とかいう。
挙句に『売れたら5~10%の手数料を渡すので』と、
人を成功報酬で営業活動させようというのが気に入らなかった。

市場ニーズに合ったものなら話は別である。

要は、大手メーカーが作ったら高くつくが、
わが社は、その下請けで頑張ってきた。
だが、メーカーが不義理をしてきたので、
下剋上のつもりで類似商品を開発した、というのなら、
『いっちょ、協力しましょうか』という気持ちにもなる。

ニーズを無視し『自社で勝手に売れると思って開発した』だけ。

下剋上商品なら『価格競争力』もあるし、
大手の納入先に直接、営業をかけたり、
販売促進のプランも投入できたはずだ。
ニーズが潜在化も顕在化もしていない『思い込み製品』は売れない。

結果的に、在庫を一切持たない『東急ハンズ』を紹介する程度に終わった。

素人目には『東急ハンズの売り場にある』といえば、
これまた素人が『それは、すごいですね』とかいうが、
裏側は、商品がなくなれば、
東急ハンズの言いなりで『納入者自らが陳列に出向く』という、
何ともいえない面倒臭くて儲からない商売に終始する。

時間が経てば『ハンズでの販売は辞めました』でおしまい。

1、ニーズは潜在化なのか顕在化なのか
2、価格競争力はどうなのか
3、販路の確保はどうなのか

こういう質問をしたら『・・・』だった。

全く別の製造業のグループは違った。
自分たちの仕事がなくなり『破産するか』という瀬戸際でも、
関連業者が集まり『市場ニーズ』を探って、
話題性が高い商品開発をした。

1台30万円の『社長が近隣の営業に行くためのかっこいい自転車』。

すべてが手作りに近いので『バカ売れ』には至らないが、
すぐにバックオーダーを抱えて製造に追われるわ、
それをきっかけに『新規取引先』が見つかるわ、
経営破たんを免れるばかりか銀行からの追加融資を取り付けた。
結局は『コミュニケーションがマーケットを作る』を感じた。

そう、マーケティングはコミュニケーション、である。

今、間接的に観察している『農業再生』にしても、
製造業と同様になっている。
製造より難しいのは『自然相手』であること。
土づくりにせよ作物にせよ『微生物』を育てるという、
とても根気がいる商売である。

さらに農産物自体が『生物(せいぶつ)』で『長期在庫』ができない。

農協任せで品物を納め『生産者が売り場を見ていない』から、
価格競争力があるのかないのか自体、
生産者自体が『あんまりわかっていない』のが現状だ。

『やりたいこと』と『やるべきこと』は全く、別物なのだ。

やりたいことばかりを追求していたら、
そのうちに資金力が低下して、
何もかも失ってしまう。

『持続可能なんちゃら』ってのも取って付けたようで腹が立つ。

持続可能で満足できるのなら、
自家用の農産物を細々とこしらえていたらいいのだ。
私自身が『しれー』とした顔をして、
いっちょかみして『農業がどーたら、こーたら』というのは、
実際に『儲けている農家』も見ているし、
いっちょかみすることで、
『その先には広告宣伝や販売促進がある』のが見えているからである。

農業に興味がある人は『それで生計が成り立てば言うことなし』だ。

多くの職業は『斜陽産業』で『消耗戦』である。
だが、今の職業を捨てて『チャレンジしたい』だけでは、
リスクが高すぎる。

だから『いかに儲けるか』を前提に考えないといけない。

かといって『農業再生請負人』になる気もないし、
その実績たるや『ゼロ』である。
だが、今、農業家が抱えている課題をあぶり出し、
潜在ニーズや顕在ニーズを探り出し、
販売ルートや方法の開発やら販売促進に関わることは、
今までやってきた広告宣伝の世界と何ら変わりはない。

だが、クライアントの言いなりの広告屋に戻る気はない。

製造にせよ、農業にせよ、
多くが『被害者意識』が根強い。
売れたら『勝ち』なのだが、
売れないから『負け犬根性』が身に付きすぎている。

広告も製造も農業も『売れなかったらゴミ』でしかない。

タクシー業界や運転稼業が長い人も、
とにかく『不景気の責』にしたがる。
言いかえれば『不景気の責』にしておけば、
自分は努力をしなくても『負け犬』を『正当化』できる。

私は、こういう生き方が性分ではない。

例え『しょぼい売上』のタクシー業界であっても、
時間帯ごとに『可能性』を求めて移動する。
移動しない方がいい場合もあるが、
やはり、移動した方がいい結果が出る。

どんな商売でも同じだと思う。

1、被害者意識
2、負け犬根性
3、思い込みでゴミ製造

これでは、儲かる可能性も潰してしまう。

既存の農家は負け犬根性を捨て『誇り』を持ってほしい。
市場ニーズを無視して勝手に作って『どうやって売ったらいいか』など、
こちらに言われても困るのだ。

まずは、ニーズを探ること。

安易に始めて、すぐに飽きてしまうことは避けたい。
こんなことをすれば『多くに迷惑をかけてしまう』。
十分な準備期間を取って『ニーズ』を探り、
努力を惜しまなければ『必ず、未来につながる』。

現代は『安易なテクニック流行り』で『効率重視』だ。

だが、そればかりでは『従来の経済社会の延長』でしかない。
地道な『小事』の積み上げで『大事』を成す。
どんな仕事でも『短期間で格好よく結果が出る』ような甘い世界はない。

でも『生涯を貫く仕事を持つのが一番楽しく立派な事』と福沢諭吉が残している。

私の場合は、広告がいいのか、タクシーがいいのか、農業がいいのか、
いろいろあって、まだ定まっていない。
今のところ『慣れれば天職』のようにタクシーをやっているが、
実際、この先、どの業界がどうなるのか、
誰もわからないから『つぶしがきく』のがいい、とも思っている。
来年は、この辺を、自分なりに詰めていきたい。
どれも、やりがいがある世界だから迷いが生じてしまうのである。

だからこそ、儲けることを考えるのは、とても大事なのだ。

▼明るい農村・近鉄伊賀線(1992年)▼
https://www.youtube.com/watch?v=8CLWFj7_sBA
のどかな光景である・・・。

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