●暮らしの落書き帳(タニー(太田肇司/JF3TBM:著)

世間派ブログ。
平凡な暮らしの話題を綴っています。
文責:太田肇司
jf3tbm@yahoo.co.jp

●メディアが言う「なんちゃら女子」はプロパガンダ。

2016年12月21日 | 自分の頭で考えよう
昨夜のニュース番組で『4大卒のタクシー女子』とかいう内容の特集が放送された。採用したタクシー会社は『おじさん社会に女性の登用で男性乗務員の身だしなみや、接客への変化を・・・』と言っていた。確かに『第二の仕事』『雇用の受け皿業界』のイメージを変えるには『女子力』の期待値が高いのは理解できる。だが、本質は『雇用の受け皿』で大量に入ってきた『おじさん世代』のドライバーが、まもなく後期高齢者になる。その不足する『働き手』の確保が喫緊の課題であり、そこに『ブーム化』している『なんちゃら女子』をくっつけたような稚拙な印象を受けた。もちろん、密着取材に協力した女性ドライバーは、男性同様に頑張っている。得られる歩合給も平均水準を上回り取材時の月給は38万円で、一見すれば『頑張れば・・・女子力発揮!』の印象だ。だが、危険度は男女変わらないし、どんな仕事でも同じだが、よほど腹をくくらないと『メディアが伝えるいい面』だけで、その世界に入って『あー失敗した』ってことにもなりかねない。4大卒の新卒が就職難で、タクシー業界に入り『世代交代』や『マナー向上』につながるのは大歓迎だが、業界全体が『プロを育てる』気があるのか。タクシー乗務員になるのに、わざわざ4大卒など、必要なのか、と。奨学金返済のためにタクシーをやっていないことを願いたい。


【写真:ナンチャラ女子、という文言にはフィルターが必要だ】

タクシー女子のことは、これくらいにしよう。
本人が自分の頭で考えてタクシー業を選び、
反対する両親を説得して、
楽しく仕事ができているのなら、
同業でも『他人の私』が『どーたら、こーたら』と、
難癖をつけるほどの問題でもない。

安全輸送に邁進してほしい、それだけだ。

いろんな業界が『ナンチャラ女子』を話題にしている。
例えば『農業女子』。

要は『就農者を増やそう』と躍起になっている。

手に取るようにわかるのが『ナンチャラ女子』という、
キャッチコピーである。

食の課題は、みんなの課題、だ。

夕方のスーパーに行けば、
お勤め帰りの多くの女性が『食材』を求めてやってくる。
この食材のほぼすべてが『農産物』である。
さらに、その多くが『100円』程度で売られている。
必死のパッチになって働いた結果が『100円』では、
モチベーションが上がるのか。

そこに『食卓を直撃!野菜価格、高騰!』のニュースが飛び込む。

これを、街角で『お鍋の季節やのに、いやぁ~、困りますわ~』という、
大阪のおばちゃんの声をたくさん拾ってきてテレビで垂れ流す。
確かに、災害で収穫量が減り、
相場モンである野菜価格が高騰する、という理屈はわかる。
メディアも『そう言った方が、わかりやすい』から、
誰の責任でもない『天変地異の責』にして番組にしてしまう。

それ、ホンマかいな!?

就農者が減少したり、
何かの別の理由で値段をつり上げたりしていないか。
災害もあるが、就農者減少と放棄地の増加が野菜価格高騰の原因だろう。

さらに、だ。

『野菜価格高騰!』のニュースの後に、
『農業女子』の特集など組んだら、
『実際、どうなんだか』とか感じてしまう。
結局は、労働基準法に縛られない事業主を創出したり、
安く使おうという男尊女卑の魂胆が見え隠れするのだ。
労基に縛られない=長時間労働可=最低賃金の適用外、だ。
あたりまえだが、事業主には『36協定』は無関係だ。

昨今のテレビの制作能力の低下には辟易してしまう。

この3年ほど『耕作放棄地』の課題について、
間接的ではあるが少し観察して見えてきたものがある。
要は『農家』に『経営センスがあるのか』だ。

もっと言えば『経営』にフタをしていないか。

タクシー業界同様に『護送船団方式』で守られて、
黙って農協に卸せば『あとは勝手に流通される』。
減反政策に協力して仕事量を減らした方がカネ回りがいい。

原発マネーと、本質はあんまり変わらないと思う。

先日の記事でも『農業は成長産業』とは書いたが、
実情は『事業再生』からスタートしないと、
どうにもならない。

要は『潰れかけた会社の立て直し』と同じ状況だ。

一生懸命やっている相当数の農家が借金漬けにされ、
債権債務の処理問題に頭を抱えている。
加えて『農地法』という厄介な法律があり、
素人がブームで『やりたいです』では、
カンタンに農地を手に入れることができない。

自宅の庭や貸し農園で栽培した野菜を売るのは法律違反にならないが。

商いにするには『相応の作付面積』が必要だ。
農業女子を目指す人が農地を手に入れるには、
農家の娘でもない限り『普通は農家の嫁になる』くらいしか、
本格的な農地確保が難しいのが現状だ。

もちろん、借り受ける方法もあるが。

よほどのご縁があって信頼を得て、
農地を借り受けられればラッキーだが、
相応の信頼関係を築いた上に、
『再生の責任』もついてくる。

メディアは『女子は絵になる』だけで『ブーム化するな』と言いたい。

だが、事業再生でめざましいのも、
女性の活躍であるのは否定できない。
極論したら『ジジイの味』より『おばあちゃんの味』だし、
『おっちゃんが作った』より『おねえちゃんが作った』方が、
やっぱり購買意欲をそそる。

だから、メディアには『もっと、本質に迫ってほしい』のだ。

実際、就農に関心がある女性は多く、
さらに経営感覚に長けた女性が入ると、
農業は名実ともに『成長産業』に再構築できる。
逆に言えば『新規就農者が職人感覚』では『元の木阿弥』に戻る。

話しが、あちこちに飛ぶが。

実際に、そういう人材が見つかるかどうかはわからないのだが、
就農に関心がある農協以外の金融機関の人が関われば、
けっこう、おもしろい展開になると感じている。

管理職経験がある女性が率先すると潮流が変わる。

男性が黒子で裏方から経営を支えて、
女性ならではの視点で『売れる商品開発』を推進すると、
既存農家にも大きな刺激にはなるだろう。
もちろん、話題になれば妬みから『近隣の嫌がらせ』も想定しないと、
後で、つまらないことに振り回される。

とにかく、長期計画と数字抜きでは、どんな分野もブームで終わる。

こんな斜に構えた視点で、
これからの成長産業である農業再生に、
来年以後、どう関わっていくのかを、
模索している最中だ。

本質は『潰れかけの会社の事業再生と同じ視点が必要』ということである。

▼農業女子プロジェクトのサイト▼
https://nougyoujoshi.maff.go.jp/
なかなか、いい線いっていると思うが。

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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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