●暮らしの落書き帳<319Tany(太田肇司/JF3TBM:著)>

日々の話題を落書き風に綴っています。
文責:太田肇司(319Tany)
jf3tbm@yahoo.co.jp

●起業のワナ。

2016年10月11日 | 自分の頭で考えよう
起業家とは、群れを離れ、独立独歩で仕事をする人である。『群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと、叩き上げのスキルだけが彼女の武器』のフリーランス医の大門未知子(ドクターX)は『ファンタジー』の世界だ。所詮、人間なんて『小知恵がついたサル』でしかない。その中で群れを作って、群れの中で序列を作りたがる動物なのだ。人は、生きている限り『誰かに頭を下げ、偉そうにしているヤツにイヤイヤながらペコペコしなければならない』のだ。


【写真:起業家に『最低賃金』など適用されない】

ブラック企業が話題だ。

そのブラック企業を自分で作って、
自らをブラック企業に身を置く。
最低賃金も労働基準法も給与の保証もない。

当たり前だが、定年も退職金もない。

厚生年金も社会保険もない。
会社員のように病気で欠勤しても、
社会保険が給与の60%程度を補てんする『傷病手当制度』もない。

さらに、従業員を雇い入れたら・・・。

給料が払えなかったら『刑事罰』が下り『前科者』になる。
だから、仕入れ先の支払いを遅らせて、
高利貸しから借金してでも給料だけは最優先で払う。

給料を払う自信がないから『ブレイン』という『仕事の仲間』を作る。

ブレインも『独立した起業家』で『経営者』だから、
給料を払う必要がないし、失敗したら本人の責任。
仕事があるときだけ『仲間仕事』を『回しあう』。

それが、起業家の実態で『危ない橋を渡っている』のである。

起業家同士の集まりに行けば、
よく『本気度がどーたら、こーたら』とか聞く。
だが、実際、本気度など『そんなのどうでもいい』。

モノやサービスを売っておカネが入っていかに手元に残るかだ。

ドクターXの大門未知子は『叩き上げ』というが、
これが実在の人物だとしたら、
『どこかの医師(師匠)の弟子』で、
下積みで仕事を覚えた結果、
『実力をつけて技術を持った医師』ということになる。

一時期は『群れに群がり権威に寄り添い束縛を受け入れた』はずだ。

独立起業して5年以上事業が継続できれば『成功域』だろう。
こういう人は『息をする』のと同様に、
事業の苦労もいとわない。

だが、けっこう、しんどい仕事である。

よく、パソコンやスマホ1台で物販もできる時代だから、
起業しないのはもったいない、とかテキトーな話題を耳にする。
だが、やってみたら『さっぱり売れない』ことの方が多いのではないか。

起業家にしろ、成功本も『無責任で無茶』を言う。

多くの業種が『斜陽産業』に成り下がり、
周囲からは『そんな消耗戦にいつまでしがみつくの?』とか言われる。
こういう場合の発言者の裏側にある思いは、
『何とかして、この人材を引っ張り込み安く使ってやろう』とか考えている。

だったら、今の斜陽産業の消耗戦の方が『慣れているだけマシ』だ。

私にも『いつまでタクシー乗ってんの?』とか聞かれる。
正直なところ『ほっといてくれ』と思う。
タクシー屋も『慣れれば天職』みたいな感じだし、
思考錯誤して8年目になれば『固定客』も付く。

一人前と言われる『10年』はやってみようと思っている。

今、多くの業種で『プロがいない』という課題が立ちはだかっている。
PCの普及で省力化はできたし『コピペ』で『企画書のようなもの』も、
素人が簡単に作れる時代になった。

みんなが素人だから素人が作った企画書に『ころっ』と騙される。

私が『10年はやってみる』と言う理由は、
『10年もやれば、誰が見ても「プロ」の域に達してきただろう』ということだ。
実際、個人タクシーを開業しようと思えば、
原則的に『法人タクシーの乗務員として10年の経験』が最低条件である。

逆に、どの分野も10年程度は経験値がないと『プロとして認められない』。

私が長く携わった広告業の分野は20年余である。
だが、これだけITが発達し旧態の広告宣伝方法では、
もはや通用しない。

オファーがあったときのスポット仕事で十分に堪能できる。

起業経験があるから『群れ』『権威』『束縛』から解放されるのは魅力だが、
とはいえ『同業者で群れたり』『得意先の権威』や『金融機関の束縛』と、
サラリーマンとは異なる『群れ』『権威』『束縛』は付いて回る。

起業したら気楽だが、その裏返しもあるのだ。

タクシー同業者の10年選手の先輩で、
『元、北新地の名料理人』がいる。

彼いはく『料理は本当に好きで楽しい。でも、仕事ではやらない』という。

ゴボウの笹掻きなど『やはりプロ』の手際の良さで見栄えも素晴らしい。
報酬もタクシーの3倍以上あったのだが、
すっぱりと『板前は廃業!』と愛用の包丁も後輩や弟子に進呈したという。

もう、彼は『料理人はやらない』と断言する。

職業料理人となれば、
ゴボウの笹掻きを毎日毎日『何十本もやる』。
繁忙期は『ゴボウの笹掻きが修羅場だ』ともいう。
今は、家族に喜んでもらう『家庭のおかず』として、
料理を楽しんでいる。

私など、オファーがあったらときは広告屋の顔をする中途半端主義者だ。

起業・・・一見、魅力的な世界に映るが、
実際は、運転資金に頭を抱え、
顧客の開拓に必死である。
業務に関して『プロである』のは当然の条件だが、
技術があっても『商才』があるかどうかは別の話だ。

家業を継ぐとか主たる収入があるなら起業もいいと思う。

家業の場合は先代からの顧客があり、
上手にフォローしていけば顧客は逃げない。
パート感覚で気軽に起業できるような、
配偶者の主たる収入があれば起業のチャレンジも楽しい。

全くの独立独歩なら、何とも心が寂しいものだ。

さらに、高齢者だらけの昨今、
なかなか新しいビジネスってのは受け入れられない。
40年前ならニーズが高かったビジネスも、
当時、若かった顧客も『高齢化』して、
ニーズが余ってきている。

歯科医や整骨院などニーズがあっても競争激化の一途だ。

近隣を見渡してみればいい。
コンビニの商圏に『何軒、歯科医や整骨院があるか』。
あるいは『喫茶店』『居酒屋』『パーマ屋』『さんぱつ屋』、
全部、ニーズがあるのだが『多すぎる』のだ。

ましてや『聞いたことがない目新しいビジネス』など年寄りが受け入れるか?。

事務所や作業所、店舗を構えて起業しても、
家賃を払うのに『アルバイト』をする起業家を多く見ている。
現役のタクシー乗務員に『兼業』の人も多いのだ。
先行き不透明なご時世、
勢いだけで起業するのはよく考えた方がいいと思うのだが。

仕事など、所詮、仕事。テキトーが一番である。

成功話を鵜呑みにしたら・・・

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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
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