●暮らしの落書き帳<319Tany(太田肇司/JF3TBM:著)>

日々の話題を落書き風に綴っています。
文責:太田肇司(319Tany)
jf3tbm@yahoo.co.jp

●最大の娯楽とは・・・。

2017年02月27日 | 雑ネタ
ときどき、営業車に『飴』を持参する。関東のお客さんに『よかったら、飴、いかがです』といえば『はい、ありがとうございます』でおしまい。会話が続きにくいのだ。ところが、一見でも地元の女性客に同じことをすると『なになに、どんなアメちゃんあんのん。うわぁ、あたしこれ、好きやねん、どーたらこーたら延々・・・』だ。生命保険屋のおばちゃんが職域訪問でアメを配るのも、そこらへんのおばちゃんが『よかったら、アメ食べへん?』というのも『コミュニケーションの潤滑剤』というのを熟知しているからだ。とにかく、大阪の人は、始めて乗るタクシーのおっちゃんとも『会話を途切れさせない』のがおもしろい。さらにいえば関東人が『はい』で会話を途切れさせるのに対して、関西人は『それ、知っている!』とか『ほんで、ほんで』とか、自信たっぷりに言いながら『知らんけど』や『別にええけど』と、一言余分なのだが、微笑ましい。改めて考えてみたら、おしゃべりがつきもののタクシー屋。私は『好きなことをしてメシを食っている部類』に入るのかも知れない。


【写真:宴席で黙っていたら『なんか言いや!』と突っ込まれる】

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◆都会の中の孤独
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東京だかに『クライアントパートナーズ』という会社がある。

この会社は『女性ばかりの便利屋』で、
法に触れることと性的なこと以外は、
たいてい注文を受けるということで話題だ。

中でも『友達代行』というサービスが人気。

まぁ、簡単に言えば『お友達のようなお話し相手』というオーダー。
仰天したのは、90分で約1万円弱というお値段。
テレビ取材を受けていたのは32歳の男性で、
4年間付き合い、プロポーズまでしていた彼女にフラれたのを、
友達代行でやってきた女性スタッフに対し赤裸々に話す。

私らの感覚だったら『スナックでも行ったらええがな』と思うのだが。

また、仕事漬けになっている大手企業の営業ウーマンも、
この会社のサービスを受けて『グチ話』を聞いてもらっていた。
多くの人の間で生きながら『確かなつながりを感じられない』そうだ。

こういうのを見ていると『都会の中の孤独』を感じずにはいられない。

どこかで聞いた『うちはテーマ型NPOですっ!』と息巻いているのも、
根底は、都会の中の孤独なのだろうか・・・。

得るものがないと言われ続ける異業種交流会。

他人のプレゼンも聞き飽き、
ただの名刺交換会で時間の無駄と言われる異業種交流会が、
消えては生まれ続けるのは、
講演やプレゼンのあとの懇親会での『おしゃべり』がメインだ。
だが、ビジネスパーソンを集めるには、
『おしゃべりしませんか?』では出会い系サイトぽく品がない。
だから、いろいろテーマを作って『それらしく』なっている。
だが、本質は『異業種の人とのおしゃべりが目的』である。

交流会でカンタンに商売が決まるはずがないのも理解できる。

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◆おばちゃんは、孤独に強い
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ウチの家内は『群れるのがキライ』なタイプだ。

だが、徒歩5分のスーパーやらに買い物に行くだけで、
次々に、近所の知り合いに会って『道端』でしゃべっている。
喫茶店のママにつかまったら『美奈ちゃん、コーヒー飲んでいき』と、
まんまと、ママの策略にひっかかり店に吸い込まれる。
だが、必ず『おもろい話、あってん!』と自慢げに帰ってくる。
350円のコーヒー代以上の、おもろい話の収穫がある。

絶対に、手ぶらで帰ってくることはない。

少し前だが『なぜ、女性は孤独に強いのか』を考えた。

1、些事(さじ)が得意
2、手足をよく動かす(家事労働での簡単な運動)
3、うわさ話が好き(好奇心が旺盛)

些事に関しては『家事労働』が挙げられるし、
細やかな作業なんかも、だいたい女性が多い。
定年退職したおっちゃんが、
いつまでも、昔の職場を引きずるのは、
些事も、運動も、好奇心も、
すべて『仕事漬け』だったから、残念だが女性に劣る。
昔の仲間と『懐かしむ』のも仕方がないが、
職場を離れたら、一気に『ショボくなる』のは男性特有だ。

それでも『おしゃべり相手』がいるのは、まだ『恵まれた人』だ。

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◆おしゃべりは、最大の娯楽だ
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会話のキャッチボールが楽しい相手だと、
その場所が、道端であろうが、シケた飲み屋であろうが、
場所など問題ではなくなる。

立食パーティのメインディッシュは何だろう。

何といっても『おしゃべり』である。
もちろん、お料理や飲み物も大事な要素だが、
メインディッシュが『おしゃべり』である以上、
お料理や飲み物は『添え物』である。

おしゃべりって、何か?

今風に言えば『コミュニケーション』だ。
このコミュニケーションが苦手な人が増えた。
私見だが、スマホの普及で、
いつでも、どこでも、寝床でも『SNS』が入り込んでいる。
チャット状態のLINEなんかも楽しいのだろうが、
どうも、微妙なニュアンスが伝わらないので、私は、やらない。

電話とメール機能で十分である。

幼少の頃、親に『男のしゃべりはみっともない』とよく叱られた。
丁度、反抗期に差し掛かった頃に『アマチュア無線』の免許を取り、
しゃべらないと始まらない道楽に、
とうとう、親も『私のおしゃべり』に干渉することはなくなった。

もっとも『大人の話に、子供が入ってはいけない』の線引きは厳しかった。

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◆男のおしゃべりはみっともないのか・・・?
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職人さんが集まる飲み屋。

普段は寡黙に仕事をしている職人さんが『あーだ、こーだ』と止まらない。
なんだかんだと言っても『みんな、おしゃべりが好き』なのだ。
昨日は、家内が夕方まで仕事で外出をしていたので、
出勤して『おはよう!』を言うのが『その日、最初の会話』だった。

たぶん、一人暮らしは無理だと思う。

主な、私の『おしゃべり相手』を挙げてみると・・・。

1、家内
2、近所のおばちゃん
3、職場の人
4、同業の人
5、サークル・習い事の人
6、同じ趣味・道楽の人
7、喫茶店のおねえちゃん
8、スナックのママ

こんなもんである。

まぁ、職場や同業の『仕事関係』は、
利害関係もあれば競争原理も働くから、
一定の距離感を持たないと、
飲み会なんかで、些細なことで暴発することがある。
だから、あまり深入りしないことにしている。

趣味・道楽・サークル・習い事も・・・

共通の話題が合うときは楽しいのだが、
これも、少し競争原理が働くので、
ほどよい距離感ってのが大事だ。
一線を超えてしまえば『揚げ足取りブログ』が炸裂してしまう。

だが、みんなおしゃべり好きなんだから・・・。

男のおしゃべりがみっともないというのは、
少しナンセンスだと感じる。
まぁ、話しが長すぎたり、酒の飲み過ぎになると、
あまりよろしくない。

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◆上手い営業マン
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やり手の営業マンに共通しているのは・・・。

仕事の話は『5分ほど』で、
あとは『雑談』に興じている。
だが、この雑談が大事で、
特に『相手の懐に入り込めるか』で今後の展開が左右される。

さらに・・・。

ぱっと見ぃは『くだらない雑談』だが、
雑談の中から『相手の困りごと』に気づき、
次の提案につなげたりする。
提案上手な営業マンが、
丁稚奉公のような『こんちわ、さよなら営業』など考えにくい。

コミュニケーションは、マーケティングである

他愛のない『おしゃべり』だが『奥が深い』。
おしゃべりは『人生最大の娯楽』だ。
事実、おしゃべりで身を立てている落語家や漫才師を見れば、
いかに、おしゃべりが『最大の娯楽』なのかがわかる。

おしゃべり上手は『本』もたくさん読んでいる。

テレビで言っていたことの請け売りを話題に出しても、
若い人なら別だが、いい歳こいだおっさんだと、少し淋しい。
仮にテレビの話題であっても『新聞では』『ある本では』と、
少しくらい『脚色』しても構わないと思う。

本は、安価な娯楽だと言える。

さらに言えば、『おしゃべりネタ』を増やすためには、
自分専用のネタ帳を作っておくのもいい。
メモ魔は、とにかくネタが豊富になる。
知識も大事だし、知識のストックがないと知恵も出ないし、
おしゃべりの話題にも事を欠く。

いろいろ失敗していくと『知恵』につながる。

過去にこだわり、未来に不安を感じると、
現在のエネルギーが使われる。

子供が常に元気一杯なのは、
いまこの瞬間を生きているから。
いまこの瞬間を楽しみ、泣いて、笑う。

おしゃべりを楽しむのは『今を生きる証拠』だ。

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▼ねこも、おしゃべりである▼
http://www.nekohonpo.jp/Column/kaiwa.html
★おしゃべりねこは、あちこちに生息するらしい★
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
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●久々の愚策「プレミアム・フライデー」。

2017年02月26日 | 日々の呆れごと。
お題「プレミアムフライデーどう思う?」に参加中!
よくもまぁ、こんなくだらない愚策を打ち出したものだ。消費喚起だとか言っているが、要は『支給した給与の現金をさっさと使わせて、早く銀行に戻すだけ』の話。飲食店は『15時オープンのために、スタッフを早出させて、その分の手当ても出したにも関わらず、お客の入りは18時から「いつもどおり」』という。早出させた分や、余分に仕入れた分が余ったりと、相当なブーイングだ。普通に営業していれば、平日比で1.5倍の集客が見込めたのだが、プレ金で早く家に帰ったサラリーマンや、混雑を回避して『飲み会自体を控えた人』も多かった。駅待ちタクシーも、お客さんの当たり外れがあるものの、おしなべて30%減。働き方改革だか何だか知らないが、怠けることが働き方改革なのか、疑問だ。多くの企業が『人手不足』にあえいでいる昨今『もっと、しっかり働け』。


【写真:当日朝の新聞は『提灯記事』である】

だいたい、役人は日程の設定がわかっているのか?

こんな数時間前倒しの、
中途半端な半ドンもどきを月一回やるくらいなら、
6月に祝日を作ったら済むじゃないか。
要は、賃上げの代わりに労働時間をカットして、
名目上の賃上げにするだけにしか見えない。

定時退社できる環境を作った方がマシだ。


▲約90%が『プレ金はやらない』と回答
(出典:ダイヤモンド社調査より引用)

総務や経理、営業系の人は、
『こんな月末の多忙な時期にプレ金などいらない』と言い切る。
さらに、3月決算の企業も多く、
『どうしてこの時期?』『迷惑だ』『仕事のしわ寄せがキツイ』と、
疑問や不満の声をたくさん聞いた。

15時に終われるのが、そんなにいいのか・・・。

私は、毎日3時には仕事を終わっている。
3時半には帰宅し、のんびり食事をして、
『揚げ足取りで文句垂れブログ』を書く『プレミアム・エブリディ』だ。
早く終わりたかったら、早朝に出勤して、さっさと終わればいい。
こんなもの、いちいち政府が関与する話なのか?。

まぁ、私の終業時間は、深夜の3時だが・・・。

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◆12時にメシ食って、3時間後から、またメシかい?
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24日は、出勤前に15時ごろにやっている情報番組を見ていた。

見るからにアホそうな『体育会系』のサラリーマンが、
15時半くらいから『会社の近所の居酒屋』で、
『プレミアム・フライデーにかんぱ~い♪』とやっていた。
テレビに映っているのは『バブル世代の管理職と、その部下』。
どう見ても『私ら、仕事嫌いのアホです』としか見えない。

お前ら、飲むしか能がないのか・・・。

だいたい、週末ってのは『せわしい』はずだ。
だが、15時半に『飲み屋』にいるってことは、
たいてい、下請けさんや非正規の人に、
仕事を押し付けないと無理なんじゃないか。
あるいは『プレ金のために木曜までの残業が増えた』と聞く。

これの、どこが『働き方改革』なのか?

だいたい、昼メシ食って、
その数時間後から、また飲み食い。
そりゃあ、体育会系のサラリーマンしか、できんわな。

よくわからんのが・・・

所得も上がらないのに、
こんなわけのわからない『官製バブルもどき』を、
メディアが必死のパッチで『大本営発表』の報道している。

元手がなけりゃ、プレミアムもクソもなかろう


▲翌日の新聞も『提灯記事』である

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◆来月も、24日がプレ金だ
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3月決算の会社は、プレ金はキツイという。

決算月は『プレ金』どころじゃない。
だが、政府・経産省・経団連の人は、
まったく、民間の現場を無視した施策を煽っている。

あおりを食っているのは正規社員も非正規の人も同じ。

まぁ、ひとつ言えるのは『平和』だから、
こんな愚策も大々的にキャンペーンを展開できる。
だが、いざ、大きな災害がやってきたら、
プレ金など、軽く吹き飛ぶ。

笑えるのは、実施した企業は全体の2.5%だ。

ましてや、実施企業と言えど、
部署によっては『いつもどおり』や『いつも以上』の多忙。
誰かを帰らせるために、誰かが『ばば』を引いている。

また、プレ金のロゴを採用した企業は3,500社に過ぎない。

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◆遊ばせることばかりが施策なのか・・・?
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個人消費喚起も結構だが、貿易赤字の方が重要なんじゃないか。

アメリカのトランプが、また何かをやらかして、
強烈な円安に振れたら、これまた『プレ金』など吹き飛ぶ。
円が暴落したら、どうするのかねぇ。

提灯記事を読んでみても・・・。

大和ハウスとサントリーを大きく取り上げ、
テレビでも、同じような報道ばかり。
結局は、メディアのスポンサーになっている両社が喜ぶような内容。

どう見ても『やらせ』に限りなく近い。

さらに3月24日にプレ金をやって、
概ね一週間後には『お花見』というイベントが待っている。
話しが飛躍し過ぎるが『ゆとり世代』をバカにする風潮があるが、
今のサラリーマン全体が『ゆとり社員』の状態だ。
官製バブルもどきで、遊んでばかりで、何が消費喚起だ。
ただ単に、消費が分散するだけではないのか。

これ以上『ゆとり』ばかり作って生産性が上がると思えない。

期待して『いろんな企画』を各社立てているが、
新聞記事に載るのは『政治的からみ』のありそうな企業ばかり。
だが、その企画が『どうだったのか』は、
ほとんど放送もされない。

まぁ、実施企業が2.5%なら、仕方がないか・・・。

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◆翌日の報道が、愚策を物語っている。
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翌日の午後には『プレ金』などなかった報道だ。

1、金正男暗殺事件
2、都議会のドン、次は不出馬
3、どこそこで交通事故
4、カンボジア大使館で焼肉の準備中に火災
5、原発がどーたら

盛り上がった様子がほとんどない、プレ金はニュースにもならない。

多くの会社は、プレ金を肯定的に捉えているが、
実際は『様子見』の状態だ。
導入企業の『広報担当者』は、
『効率が上がれば』とか『生産性が上がれば』とか言っている。

まったくもって、希望的観測の域を出ない『建前のたられば論』ばかり。

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◆プロが少なくなっている現実を見よ。
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ITの普及などが原因で、
『業界ごと消えた労働者が「流動化」』している。
省力化され、正社員数は最小限ギリギリに抑えてきた。

足りない労働力は、流動化した人を安く使う。

もともと、いろんな専門分野で高いスキルを持っていた人が淘汰され、
やむなく、他業種に商売替えを余儀なくされている。
こうなったら、正社員にかかる比重が増えるのは当然だ。

政府や経産省は『ちょっと豪華な食事を・・・』とかいう。

まぁ、ホテルなんかで食事を取れってことなんだろうが、
ホテルはじめ飲食業界で一定以上のスキルがある人数は限られている。
だが、新店舗が雨後の竹の子のように現れている

スタッフは『有名なんちゃらホテル』から『引き抜き』をして調達する

引き抜かれた側は、とりあえず頭数を揃えるために、
バイト・パート・契約・ハケンなどの非正規で帳尻を合わせる。
円卓のパーティなどに行けばわかるが、
コース料理であっても、ほとんどが厨房で『皿盛り』されたのを、
非正規の人が、各テーブルに運ぶだけ。

いわゆる『持ち回り』ができるスタッフは激減している。

それでも、ホテルという『雰囲気』で喜んでいる。
リーガロイヤルに勤めていた家内も、
『今は、持ち回りができんヤツらばかりやから、あかんな』と厳しい。
だいたい、皿盛りで一斉に出そうとすると『お料理が冷める』。

『持ち回りができんようなスタッフのホテルなんか、ホテルちゃう!』

高級ホテルですら『このザマ』だから、
そこらへんの飲食店など『どうなんかな』と思う。

どの分野も、プロが激減している。

食事の楽しさは、味も大事だが、
本当の楽しみは『おしゃべり』である。
高級店でなくても、京橋の立飲み屋で十分。
JR京橋駅周辺の立飲み屋は朝からやっているし、
夜勤明けのオッサンで盛り上がっている。
酒など、飲みたいときに飲めばいいのだ。

どうも、プレ金は、働くことの本質がズレている

羽田内閣当時のクールビズの先駆け『半袖スーツ』が失敗に終わったように、
こんな調子だと『プレ金』も『過去の笑いもの』になるだろう。
働き方改革もいいが、怠けることばかり考えず、もっと働け。
古い言葉だが『働かざる者、食うべからず』だ。
ニート、引きこもりも『勤労動員』する施策を考えたらどうか。
大阪は『生活保護受給者』がトップクラスで『どんならん』。

こんな愚策は、一部の人に負荷がかかるだけで、私はいらない派だ。

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▼プレミアムフライデー、オフィス街飲食店は「大迷惑」な理由▼
http://diamond.jp/articles/-/119150
★ダイヤモンド社の参考情報★
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●ブランド三都物語。

2017年02月25日 | ムラ社会は生きる術
かつて、京都の中心部にあるファッションビルに、フランスの有名ブランド出店の話がきた。だが、そのファッションビルは『ここでは売れしまへん』と断った。だが、京都のセレブマダムが集まるところでは、件のブランドバッグを持ったご婦人がたくさんいる。なぜだろうか。


【写真:大阪・京都・神戸、それぞれブランドに対する考え方が異なる】

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◆京都の場合
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京都のセレブが『わざわざ』京都市内にブランド品を求めて、
店に足を運ぶ姿が想像できない。
それでも、ブランド品は持っている。
買いに行かないのに、なぜ持っているのか?

百貨店の外商から買うのである。

まぁ、最近は、京都の周辺部あたりには、
余所から移り住んできた人も増えているから、
京都の人のすべてが外商から買うとは限らないが。

だが、上から下までブランドで固めるのは『品ない』という。

京都人のブランドの扱いはシンプルだ。
品(ひん)は『そこそこ』で、
一点だけ、ビシッとブランドものを持つ。
基本は『品質重視』だ。
若い人は別にして、
ブランド品のリサイクルショップの利用などない。

うっとこ(私ら)のような庶民家庭は・・・。

ウチの母がそうなのだが、
百貨店まででかけるのは面倒くさいし、
普段使いのモノは『通販』で買っている。

ウチの母親はニッセンのヘビーユーザーである。

かつて、ニッセンがやっていた『♪見てるだけぇ~』のTVCMを見て、
ゲラゲラ笑いながら『これ、あたしのことや』と、
ほくそえんでいた。

だが、外出のときは近所でも『顔して(化粧)』しれ~っと出かける。

宝飾品なんかは『寺内』でしか買わないし、
ささっと言って、品定めをして、ささっと帰ってくる。
錦市場に行っても、買う店は決まっている。

あちこち回って浮気をしないのは見事だ。

外食に関してだが、
地方の人は『南禅寺の湯豆腐』やら『懐石料理』を喜ぶ。
私のオススメは、四条大橋西詰めの『東華菜館』だ。

水餃子は一度お試しあれ。

また、舞妓ちゃんを見たいとなれば、
これまた、わたしのオススメは宮川町。
宮川町の舞妓ちゃんは、けっこう庶民派に感じる。

私見で恐縮だが宮川町は五花街中、一番格下かも知れないが・・・。

京都には祇園甲部、上七軒、先斗町、祇園乙部(祇園東)、宮川町。
祇園乙部(祇園東)は『ぜぜ裏』言うたくらいだから、
上記の順の格付けは、まぁ外れていないと思う。
また、世界一、舞妓ちゃんが多いのも京都だ。

なぜなら、舞妓ちゃんは、京都にしかいない。

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◆大阪の場合
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こういうことを言うと大阪の人からブーイングだが、
大阪の人のブランドへの考え方は、
京都人の『品質』より『ええもん持ってまっしゃろ』という印象だ。

ひとことで言えば『安く買って見せびらかし』のためである。

そこらへんのオッサンは『ロレックス』を見せびらかすし、
モモコは、一時期『シャネルばか』だった。
商店街を歩けば、なぜか『ヒョウ柄のオバハン』が必ずいるし、
見せびらかしが目的だから『ニセモノ』でも飛びつく。
いいぐさは『ニセモノでも、ほんもんに見えたらええやん』だ。

とにかく安く買えて『これ、500円。でも500円に見えへんやろ』。

『見せびらかし』関連だが、
人口が多いせいもあるにしろ、
SNSを通じて『リア充自慢』で見せびらかしをするのは、
東京・大阪に多いように感じる。

見せびらかし自慢は、ロレックスおやじと、そう変わらない。

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◆神戸の場合
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親戚のおばちゃんはじめ、
神戸の人は、ブランドがどうこう、というより、
『海外モノ』に執着がある。

まぁ、小さいころから『いいもの』を見て育っているから目利きがする。

加えて、港湾都市で外人も多く、
三都の中では一番『外国文化』との接点が多い。
わざわざ『ブランドが好き』というより、
いいものが、たまたま海外ブランドに行きつく、という構図だ。

おカネの遣い方は、三都の中で、一番惜しげなく使うように感じる。

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◆京都の百貨店
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よくお乗りいただく京都出身のお客さんいはく、
数年前、『大阪も京都もJRの駅前の伊勢丹って流行ってんの?』
という話題で盛り上がった。

私見だが・・・。

大阪駅前は阪急・阪神があり、
駅中に三越伊勢丹ができた。
だが、伊勢丹の紙袋を持って、
私のタクシーに乗ったお客さんは『見たことがなかった』。
当時は大阪に観光客も少なく、
思ったより繁盛せず、結局は『ルクア』に変わった。
まぁ、今なら外人観光客が増えているから、
出店のタイミングが悪かったのか・・・。

京都の場合は・・・。

大丸さん、高島屋と、ひいきの百貨店が二分する。
うちの母は、昔、高島屋勤務経験があるので、
幼少の頃、百貨店に行くといえば『高島屋』だった。
叔母は、家から歩いて行けるという理由で、
何かっちゃあ『大丸さん、いこか』と大丸ばっかりだった。

後発の、阪急は・・・

母も叔母も、あんなとこ、若い娘さんが行くとこや。
ウチら、買うもんないわ、でおしまい。
若い人が行くところでは『藤井大丸』ってのもある。
ちなみに、京都で一番最初にマクドナルドが出店したのが、
この藤井大丸の一階である。

関東資本の伊勢丹は・・・

地元民は、大丸、高島屋。
観光客は、伊勢丹。
おばはん連中に言わせたら『おのぼりさんがお土産買いはるとこ』。

きちんと棲み分けができているのだ。

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▼祇園の『ぜぜ裏』ってなに・・・?▼
http://flattravel.blog.fc2.com/blog-entry-134.html
★わたいの説明より、ずっとわかりやすいです★
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●むら社会の理解。

2017年02月24日 | ムラ社会は生きる術
『ジャンク屋一家のこきおろしに一旦終止符を打つ』と書いたら『興味深いから継続してほしい』というメールが届いた。そこで、ご要望にお応えして、少し角度を変えて書いてみようと思う。私が育った京都は『人口100万のムラ社会』だ。観光客は大歓迎だが、『ややこし人』が住んで、変な外様が入るのを嫌う。千年の都を維持してきたのは、いろいろな『しきたり』で外様を排除した。それが残っている以上、農村同様に『ムラ社会』が機能している。詳しく見ていくと『仕事の分業化』が挙げられる。特に伝統産業は『分業化』されていて『仲間仕事』が当たり前。昨日の記事で『寺町界隈』へ送った乗客の話題を書いた。寺町界隈は名のとおり『お寺』だらけである。お寺があれば、近隣には仏具屋が並ぶ。仏具屋は、表向きは『ヒマどす』と言いながら実際に職人さんは『それなりに仕事をしている』。そんなに、仏壇が売れるとは思えないが。


【写真:現代人がムラ社会を理解するには・・・】

核家族化が当たり前になった都市部。

一見すれば『ムラ社会』は過去のもの。
だが、形を変えて『ムラ社会』は根強く残っている。
一番わかりやすいのは『あなたの職場環境』、
会社を見渡せば『ムラ社会』になっているはずだ。
あるいは、日本全体が『ムラ社会』なのかも。

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◆農村のムラ社会も、会社のムラ社会も基本は同じ。
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農村のムラ社会は、祭りなどの『催事』に目が行くだろう。

だが、田んぼに水を入れる時期になれば、
苗、水路の整備、草刈り、畔の整備など、
一軒の農家では『まかないきれない山のような仕事』がある。

こういう場合、村全体で、各世帯から人を出し『協働』する。

同じように都市部でも『会社』という単位で、
ムラ社会化されているのにお気づきか。
会社にはいろんな部署があって、
それぞれが、それぞれの役割を果たしている。

ムラの掟に相当するのが『就業規則』や『仕事の心得』だ。

当たり前だが、就業規則を破ると、
ムラ社会の『村八分』に相当する『ペナルティ』が課せられる。

下手すりゃ村八分以上の『懲戒解雇』で『いきなり無職』だ。

中堅以上の規模の会社で勤めた経験がある人が、
農村に移住、就農して成功を収めている人は、
ムラ社会への順応性はもとより、
『このムラのキーマンは誰か』『困りごとは何か』を、
うまく取り込んで『問題解決』を導いている。
そんな点を踏まえて地に足が着かない、
『テーマ型NPO』には異論を投げた。

気合いでムラ社会に溶け込むのは空回りする。

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◆なせ、京都の老舗の仏具屋が潰れないか・・・
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どう考えても需要がなさそうな『仏壇屋』が、
それなりに商売が成り立っているのは、
表面的にはなかなか見えてこない。
仏具屋は何で儲けているのだろうか。

主に、お寺からの修理の受注である。

仏具屋、仏師屋、仏壇屋、それぞれが『受注窓口』になっていて、
得意先の『お寺』から『修理』『修復』の発注を受ける。
仏具屋、仏師屋、仏壇屋も『裏でつながっている』。

どこが、元請けの受注窓口になっても関係ない。

例えば、寺の本堂の修理の仕事があるとする。
ご本尊の修理は『仏師屋』の仕事だし、
飾り物は、飾り物専門の職人がいる。
金箔が薄汚れていたら『箔押し屋』の職人が金箔を押し直す。

つまり、専門の職人さんがフル稼働で修復の仕事を請ける。

元請けの商人は『職回り』といって、
職人さんへの発注や出来上がった品物を『次の工程』に届けたり、
まぁ、雑務も含めて、いろんな仕事をこなしている。
『京仏匠』なる看板をあげている仏具屋さんは、
相当に、いい仕事を請けているはずだ。

そして、京都には、一流の職人が揃っている。

仏具屋に限らず『呉服の製造』にしても、
染め屋さん、織り屋さん、仕立て屋さんなど、
分業の中身こそ詳しく知らないが、
仏具業界同様に『仲間仕事の分業』で成立している。
個人宅向けの仏壇こそ、そうそう売れない。

収益アイテムは職回りの手配寺の修理だ。

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◆広告業界も、仲間仕事で回っている
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広告業界はIT化で『分業が最小限に淘汰された』。

だが、頭脳労働自体は、AIに置き換えられず、
相変わらず『マンパワー』で進んでいる。
私が、かつて関わった紙媒体の広告の流れを挙げてみよう。

一応、プレゼンテーション(提案)も見積もりも通ったのが前提だ。

 1、プランニング
 2、文案(コピーライティング)
 3、図案(デザイニング)
 4、写真(カメラスタジオ)
 5、写植(文字組版)
 6、版下(フィニッシュワーク)
 7、製版(プロセス)
 8、色校
 9、印刷・製本
10、納品(物流)

ざっくりした流れだが、各工程も細分化され『分業』で回っていた。

今は、5~7の工程をデザイナーがMacで行う。
逆に言えば、5~7の工程は『業界ごと消えた』。
つまり、関連工程に乗れなかった人は、
他業種に『商売替え』をしてしのいでいるのである。
だが、うまく手配師になって1~10の工程の『ブレイン』を回せれば、
仕事は山のようにある。

私が、もう広告をやらないのは、一般的な単価が下がり過ぎた点に尽きる。

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◆まとめ
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どんな企業でも一社で完結できることは稀で、
どこかしら、仲間仕事、つまり『B2B』で回っている。
仏具屋にしろ、呉服屋にしろ、広告屋にしろ、
分業化という『各社の協働』で成り立っている。
いちいち『プロジェクト』という名前は付けないが、
基本は、どの仕事も『プロジェクト』である。

完成したら、打ち上げなどの飲み会が行われる。

まぁ、農村と違うのは、
仕事も、住居も固定化されていない点だ。
それぞれが『独立採算制』だし、
見積書⇒発注書⇒作業⇒納品⇒納品書⇒請求書⇒回収という流れは同じだ。

個人的なスポット仕事以外、全て『〇〇書』で物事が回る。

農村移住で成功している人には、
なぜか、金融機関の出身者が多い。
農村の主な金融機関は『農協』である。

資産を含めた田舎の人・モノ・カネの情報は農協に集まる。

移住者が都銀、地銀、信金、信組であれ、
金融機関の『共通言語』で会話をする。
さらに、田舎の方は『都会のマーケティング』の概念はない。
だが、農協の職員は『日々、マーケティング』を実践しているから、
都会のマーケティングや『今風』のマーケティングの必要性を痛感している。
その立案や実行ができる人は農村でも成功の可能性が高い。
憧れで『気合いで何とか・・・』は『ムラ社会』に潰されるのがオチ。

ムラ社会の中身が理解できれば、むら社会はおもしろい題材だ。

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蛇足だが、農村移住を考えている人は、
移住前に『断酒』をオススメしたい。
むら社会は、なかなか外様を受け入れてくれない。

その『もどかしさ』や、天候不順などで、
思ったように作業が進まないと『晴耕雨読』を理由に、
昼間から酒を飲んで、アルコール依存症になる。
実際、そういう人を何人か見てきた。

それでなくても飲む機会が多い農村地帯・・・。

ぜひ、断酒か、減酒にチャレンジしてほしい。

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●しぶちん。

2017年02月23日 | 旅客運送事業
先日、京橋からの乗客。風体は『趣味の悪いスーツにスキンヘッド』。内心は『うわぁ、ややこしのが乗ってきよった・・・』。第一声は『京都まで』。タクシー乗りからすれば、けっこう困る行先指示だ。八幡から丹後まで『京都府』だし、木津あたりの人も『京都まで』という。伏見や山科以外はだいたいわかるので『ほんで、京都のどこですのん?』と聞けば『河原町の方』ときた。まぁ、こちらを大阪人と思って『京都のことなんか知らんやろ』という『いけず』な雰囲気がありありだ。ならば、こちらも京都人の『いけずぶり』を発揮して『河原町ゆうたかて、葵橋から十条のへんまで河原町通りやさかい、ピンポイントで言うてもうた方がわかりやすいんですけど』と答えた。『結構、京都のこと詳しいんやねぇ』ときた。当たり前だ、京都で育ったのだから。結局は・・・。


【写真:みゆき町ではない。『ごこまち』と読む】

とりあえず、車を走らせた。

京橋からだと、1号線をひた走るか、
門真から第二京阪を通るかってのが定番だ。
聞けば『飲み屋で使い過ぎて1万円で行きたい』ときた。

でた!京都の、しぶちん!!

ベタ道(一般道)なら遠距離割引で1万円でなんとか収まる。
また、大阪のように阪神高速などの都市高速が発達していないから、
あんまり『高速道路』と言わないのも京都の人だ。

わし『ほな、1号線バイパスしか、おへんな』(おまへんなと同義語)

このあたりから、私が京都人というのを薄々感じていたらしい。
まだ、はっきりと目的地を聞いていないので、
『で、河原町界隈のどの辺ですのん』と目的地を、
せかして教えてもらうことに。

お客『とりあえず、河原町五条を目指して』

スキンヘッドで、趣味の悪いスーツだったが『品』は感じた。
酒のニオイのほかに少し『お香』のかおりがした。
ここで気づいたのは『たぶん、和尚さんやろなぁ』だ。

寺町のお寺さんの息子さんかな・・・?

とにかく、河原町五条から少し『ろーじ』(路地)を入ったら、
お寺があちこちにある。
河原町と並行に走る寺町通り周辺は寺だらけだ。

わし『五条からカミ(北)ですか?』
お客『あ、その辺に来たらまた言うわ』

あー、しんきくさっ!

わし『あのー、私、京都育ちで、河原町五条の辺に従兄もいるんで』
お客『えぇ!あー、そうなんや、ほな、話し早いわ』
わし『すんません、もっと、早よ言うたらよかったんですけど』
お客『そしたら、寺町上がって、高辻を西に取って・・・』

地元民しか知らない目印を、いけずたっぷりにカマかける。

わし『仏光寺はんの近所ですか』
お客『いや、そこまでは行きません』(急に口調が少し丁寧になる)
わし『タテ(南北)の道、言うてくれはったら、ピンポイントで停めますよ』
お客『ホンマは高辻の御幸町上がったとこなんやけど』
わし『御幸町は南行一方通行でっしゃろ、角でよろし?』
お客『えぇ、角で結構ですわ。歩いてすぐやし、家の前にタクシー着けるんも何やし』
わし『そうですねぇ、ちょっと離れたところで降りはる方がよろしわね』
お客『そやねん。近所、誰が見てはるかわからんし』

些事(さじ)を京都の人は気にする。

お客『私の職業、なんやわかりはります?』
わし『んー、たぶん、おっさん(和尚さん)ちゃいます?』
お客『スキンヘッドでわかりましたか』
わし『まぁ、それもありますけど、白檀の香りが、かすかにあります』
お客『まぁ、せっかくやし、私、こういうもんです』(名刺が出た)
わし『へぇ~大谷派のご住職ですか』
お客『今は、大阪のお寺に「通勤」してます』
わし『今日は、そのお付き合いとかですか』
お客『えぇ、まぁ、そういうことですわ』

そこから、意外な展開になった。

わし『大谷派っちゅうことは、お東さんですなぁ』
お客『そうです』
わし『今も本山に〇〇さんとか、いてはりますか?』
お客『えぇ!なんで〇〇先生、知ってはりますのん』
わし『小さい頃ボーイスカウトの集まりでお寺に行ってましたもんで』
お客『へぇ、〇〇先生、ボーイスカウトやったんですか』
わし『そうですねん。長年、えらいお世話になりましてな』
お客『私も、厳しく育てていただきましてね、云々』

この辺から、自分の上司?の後輩の車に乗ったという認識が・・・

お互いが京都人というだけでは、
たいてい『警戒』もするし、
普通はあんまり込み入った話にもならない。

せいぜい、お天気の話や暑い寒いという程度だ。

だが、自分の上司と、何かわからんが古い付き合いの人となれば、
案外、話しも盛り上がる。

ここらが、大阪とは違うところだ。

大阪の人だと『同じ大東市民』というだけで、
初めて乗ったタクシーのオッサンとでも、
話しが盛り上がるのだが、
京都の場合は、そうもいかない。
逆に、話しの共通点を見つけたら、
すぐにフレンドリーな関係ができるのも、
大阪人のいいところだと思う。

仕事は、京都より、大阪の方がやりやすい。

なんだ、かんだと世間話や地域話に花を咲かせて、
第二京阪の下道(つまり、無料の国道1号線バイパス)をひた走り、
無事に、高辻御幸町の角に到着した。

しぶちんの京都の人には珍しく『帰りに何か食べて』とお祝儀をいただく。

うちの家内は河内のオバハンで、
私のことを『けち』という。
だが、自分では『けち』とは思っていない。
こういう話になると『けちとしぶちんは違うんや』と言うのだが、
どうも、よくわかっていない。

『安モン買うたら、ソンする』が私の考えだ。

もっとも、消耗品や道楽の材料、
加工用の部品なんかは安くてもいい。
だが、完成品を買う時は、
できるだけ『ええモン』を買う。

かと言っても、成金趣味は好きではない。

特に、京都の老舗みたいなところで何か買うときは、
いちいち値段も聞かない。

そんな、話しで盛り上がったお客さんであった。

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◆おまけ
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昨日の記事で『改名提案』を書いた。

その候補に『何でも自分で開拓団』にしたら、と。
ふと、思ったのは『自分で勝手に開拓団』でもどうよ。

自分でもまだまだキャッチコピーの腕は落ちとらんと思った。

ほな!

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