30分de一巻では、イスラエルに立てられた王に焦点を当て、彼らに神がどう働かれたのか？という視点で話して来た。今回で歴代の王達の話しは一通り終了するが、南北合計42人の王の中で、サウル、ダビデ、ソロモン、ヨシアともう一人、最後に取り上げるとしたら誰だろうか？
南王国を絶体絶命の危機から救い、神から15年間、寿命を延ばされた王、その名はヒゼキア（神は我が力）。彼はヨシアの３代前の王だが、KINGSで取り上げなかったのは、ヒゼキアに関する記述が本書の方が長いからである。
また、彼に関する記録は、イザヤ書にも４章にわたって記されており、更に「箴言」の中にもヒゼキアの名を見る事が出来る。彼は25章から29章迄を、国を治める指南書として、書記官に命じて再編集させたのである。
「幻のない民は滅びる！（29：18）、「自分の霊を制し得ない者の国は侵略され、城壁は滅びる（25；28）」という御言葉をヒゼキアは肝に銘じていた。彼がユダ王国中の名君だと評されているのは、この御言葉の実践故である。
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