エンジェル田中のホボ毎日記

☆私たちは何を知り、何を祈り、何を伝えるべきなのか? 大衆伝導師“エンジェル田中”が語るレアな聖書メッセージ!

マタイ (30分de一巻 Vol-40)

2017年10月04日 | 日記

イエスはそこを立ち、通りがかりにマタイという人が収税所に座っているのを見かけて「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。

  12弟子の中で福音書を書き残す事を任命されたのは、ヨハネとマタイの二人であった。ヨハネは弟子達の中でただ一人生き残り、イエスの愛(福音書)と裁き(黙示録)という2大テーマを後世に伝えた。そしてもう一人、福音書の筆者として指名されたマタイとは、どの様な人物だったのか?何故イエスはその任務をマタイに託されたのだろうか?

当時の取税人は今の税務署職員とは全く異なり、彼らの社会的位置は、羊飼い以下で遊女と同等。当時ローマの支配下にあったユダヤ人にとって、最も屈辱的だったのが、ローマに納めさせられる税金であった。汚らわしい異邦人が、神の民を支配するなどという許し難い状況の中、その手先になっている徴税人は、ユダヤ人にとっては売国奴以外の何者でもなかった。

この様な嫌な仕事を何故、引き受けるユダヤ人がいたのか?それは簡単な話しで、単に儲かるからであった。(マタイもザアカイもイエスを招いて盛大な宴会を催している)ちなみに本書には、“神か金か”、“畑に隠した宝”、“借金を帳消してもらった家来”、“金持ちの青年”、“タラントの例え”等々、お金に関する話が頻繁に登場する。

しかし、イエスはあえてマタイに会計係をさせなかった。それは、記録係としての役割を重要していた事ともう一つ。他の弟子達がマタイに対して、否定的な思いを抱かせないためであったと考えられる。(特にマタイと熱心党のシモンとは犬猿の仲であった事は想像に難くない)

マタイは12弟子の中でもとりわけ、この世の処世術・計算力・記述力に長けていた。カメラもレコーダもない時代、証拠として重用視されたのは、筆記による記録(当時の速記術)であった。マタイはその特種技能によって、イエスの言動を実際の目撃者として、正確に書き残す事が出来たのである。(メッセージより抜粋)


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