ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

その4。Hobbit -An unexpected journey- ホビット 思いがけない冒険 

2012-12-21 | Hobbit
コメントでrucaさんが、

「シャーロックの時に、彼がビルボ役だと知ったのですが、一度そういう目でみてしまうと、ワトソンくんのふりをしているホビットに見えました」

と書かれてましたが、ほんとにそれほどホビット族にはまってるフリーマン君。

しかも絶対Took家の血が混ざってるよな~と思えるほど



このしとは





ピピンに似てる!
 
ポスターを見て一瞬「今度の主役はピピン、君か?」と思ったほど。(爆

さようにビルボの中のTook家の血は濃いのですね~

変人が多いことで有名なTook家。

(Took家の「うなり牛」がゴブリンの頭をとって飛ばしてウサギ穴に入れたのがゴルフの始まり、っていうエピソード、映画の中でも使われてましたね。)

その辺がガン爺に買われたのかしら? 


さて、Hobbitのレビュー、本編、やっとバッグエンドのシーンにはいります。

(以下、映画の内容に触れています。未見の方はご注意ください)





あ~なんか田舎の親戚の家に帰ってきたみたいに懐かしいぜよ。
しかし廊下、長いなあ。しかもテーブルとイスがいっぱい。レストランかカフェか?って感じです。

いいな~ ホビット穴のカフェ、いってみたい!
美味しいケーキのメニューがいっぱいありそう!!


そして懐かしの老ビルボ、RotKのラストで死にそうなおじいさんにふんしていたので、なんかすごく若返った感じ。

それに対して、フロドは(というかイライジャは)



やっぱこのころから比べると、年取ってます。

前三部作では、Lotrの最初以外はずっと暗~い顔でフロドを演じていたせいもあるかもですが、心なしか目の下にクマも。

というか、指輪の旅を観客としてだけど一緒にしてきた(つもりの)jesterには、もうフロドが以前のフロドに見えなくなってるのかもしれません。

でも本を片手に「ガン爺を待ち伏せしてサプライズさせるだ!」と飛び出していき、そのシーンが



ここにつながると思うと、・・・なんかほんとに泣けます。


今、これを書きながら、LotRのSEEを流しっぱなしにしてますが、ほんとに少年に見えますね、イライジャ。
美しい。

その他にも、レゴラスとかアラゴン(当社比)とかアルウエンとかエオウィンとか、華がいっぱいだった前三部作と比べて、今回は女はガラ様だけ?



きっと全編こんなきちゃな~い絵面になるだろうな・・・・ と思っていたわけです。


 
そして画面は60年前に飛び、バッグエンドの前のベンチでパイプ草をふかしてるヤングビルボ。

それに声をかけるガン爺(サー・イアン・マッケラン)の御顔も、現実に流れた10年の歳月を感じさせる目の下のたるみ。しわもシミもくっきり。

Wetaの技術をもってしても、消すのは難しかったのでしょうか。

まあガン爺本体はあの頃でも数千歳ですから、60年ぐらいの年月は関係ないといえば関係ないのですが。


「Goodmorning!」の前の「ため」の演技が心地よくて、フリーマン・ビルボに一瞬にして引き込まれます。

二人の食い違う会話が笑いを誘います。
2度目鑑賞の時、一人で見ていたのですが、隣に座ってる女性がRingersとみえて、笑いのツボがいちいち重なるので、ちょっとうれしかった。

暗くなったバッグエンドの前を提灯片手に横切るおっさんは、ギャムジーのとっつあんさんかなあ? と、一回目みたあと、友達と話したのでした。


ビルボの夕ご飯は、焼いた魚に岩塩をひねってかけて、レモンをたっぷり絞って、とっても美味しそう。

(テーブルで塩をふって調味するっていうのが、イギリス的~~)

でもそれを食べる前に、ドアにノック!
入ってきたのが



ドワーリン! 
なんかすごい迫力じゃございません? このドワーフ。
頭に怪しげな刺青があるし。

しかもビルボの焼きたての魚をバリバリ喰い、スコーンのお代わりをし、ビルボが新たな客(バーリン)のために玄関に出てるうちに、クッキーのビンを探して、ひっくり返して出して食べようとしてる。
いいわ~~

次に入ってくるバーリンは総白髪で、いかにも人のよさそうな好々爺。
「チーズが青いぞ!」とかわめいていて、笑えました。

jester的には、トーリン、バーリン、ボフール、そしてこの若い二人、



キーリとフィーリがお気に入りのドワーフです。





ドワーフには見えませんね~ この二人。
華があるじゃありませんか。

キーリはビルボのお母さんの衣装箱で、足の泥をこそげ落とすというお行儀の悪さですが、笑えます。

あと、



パチンコが武器のオーリはかわいいけど、エールを飲んだ後のあの超長いゲップが… 
(というわけで、画像小さ目・オオイヌノフグリ程度です。)

ドワーフが登場するときの、「Kili  at your service!」といういいかた、このHobbitの本を読んだとき、覚えました。

字幕では「よろしく」とか訳されてましたが、「何なりとお申し付けください」とか「いつでも御用を承ります」とか、これから仕事をする人がいう、ちょっと大げさな感じのあいさつ。

これに対してビルボは「Bilbo Baggins at yours!」なんて答えてました。

jesterもいつかどこかで使ってみたいです♪ ← 変なガイジンとおもわれるぞ


さて、やっとおなかがいっぱいになって、お皿どうしましょう・・・といわれ、ビルボが「Please don't trouble! I can manage」と言っているのに、ドワーフどもときたら、ポイポイお皿を投げ出して、歌った歌が

Chip the glesses and crack the plates!
Blunt the knives and bend the forks!
That's what Bilbo Baggins hate -
Smash the bottles andburn the corks!

Cut the cloth and tread on the fat!
Pour the milk on the pantry floor!
Leave the bone on the bedroom mat!
Splash the wine on every door!

ですって。まあ~~なんて楽しげ。
お茶のポットを楽器にして吹いてるやつまで出てくるし。

でもきっちりお片付けするのが、ドワーフなんですね。

そして、霧降山脈の歌が始まります。

ホントに素敵なバスのコーラス!


・・・でもこれ、もうちょっと時間がたった後だと、3時間の映画では、すんごくいい子守唄になって、眠ってしまいそうです。初めのほうの挿入歌でよかった~

だいぶ歌詞もカットされてて、眠くなる暇はなしでした。


さて、トーリンには
「He looks more like a grocer than a burglar!」(泥棒というより八百屋みたいだ)
なんて言われるし、
funeral arrengementだの、
laserationだの、
incinerationだのの単語が満載の契約書に、バギンズ家の血はもちろんNO!のビルボなんですが、翌朝、すっきりと片付いたバッグエンドの中に一人取り残された時には、Tookの血が沸騰してきて、契約書片手に「待ってくれ!!!」
と駆け出します。

やっとやっと、冒険が始まるところまでたどり着きました・・・・


まだ2回しかみてなくて、薄れゆく記憶をたどりたどり書いているので、場面とか前後するかもしれませんが・・・・


・・・続きます。












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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
嬉しい~~ (ARY)
2012-12-21 15:51:01
あの場面その場面、いろいろ浮かびます~~。
嬉しい。

何が嬉しいって、jesterさんの更新が多いってこと!

うふふ、遅筆で有名な(いえ、そんな)jesterさんのブログが開けるたびに盛りだくさん~幸せ~~~

ARYちゃん♪ (jester)
2012-12-22 08:14:30
Aryちゃん、いらっしゃいませ♪ いつもコメント、ありがとうございます♪

>あの場面その場面、いろいろ浮かびます~~。
嬉しい。
何が嬉しいって、jesterさんの更新が多いってこと!


こちらこそ、コメントいただけてうれしいです~!!
書いてても「誰か読むのか、こんなの」と思ってます・・・
でも止まらない~(汗

>うふふ、遅筆で有名な(いえ、そんな)jesterさんのブログが開けるたびに盛りだくさん~幸せ~~~

ぎゃははは。
これもHobbitのちからですだよ~
なんかSEE一気見鑑賞会とかも独自にはじめちゃいました。
やっぱLotRは傑作ですね!!
Unknown (ruca)
2012-12-22 10:50:27
jesterさん、おはようございます。
まだみていないので、冒頭の部分しか読んでいないのですが‥

>ピピンに似てる!

やっぱりそうですよね!!

うちのだんななんか、一緒にシャーロックみていて、ほんとに
ホビットにしかみえないねこの人、とワトソンくんをみていいあっていたのに、
昨日突然、「前に映画に出てたホビットの二人組のうちの
ひとり(ピピンのこと)が主役じゃないよね」とか言い出したくらいです。
同じ血筋をひいているのですね~奥が深すぎる!!

高まる期待、高鳴る鼓動。早く観たいです。
Unknown (くっちゃ寝)
2012-12-24 09:59:48
>書いてても「誰か読むのか、こんなの」と思ってます・・・
 
とんでもない!
楽しみにしてますよ~

映画を観たあとも、長女とお茶を飲みながら盛り上がってしまいましたが、
まわりからへんな母娘と思われていただろうなあ(笑)

フロド、やっぱり老けてましたよね~
でも、まだこのときは健やかなフロドなんだなあ、と思うと胸が痛みます・・・

ドワーフたちはそれぞれ個性的。
でも、誰がどの名前か、結局覚えられませんでしたけど。
お皿をぽいぽい投げて片付けるシーン、楽しかった~
ドワーフファンになりそうです。
霧降山脈の歌も哀愁が漂ってよかったですね。
でも、確かに子守唄になりそうかも。

続きをお待ちしておりまする。
ぼちぼち書いてくださいね~
rucaさん♪ (jester)
2012-12-24 19:37:30
rucaさん、いらっしゃいませ♪ いつもコメント、ありがとうございます♪

>jesterさん、おはようございます。
まだみていないので、冒頭の部分しか読んでいないのですが‥


んま~
最初だけでも読んでくださってるなんて、ありがとうございます!!

>うちのだんななんか、一緒にシャーロックみていて、ほんとに
ホビットにしかみえないねこの人、とワトソンくんをみていいあっていたのに、昨日突然、「前に映画に出てたホビットの二人組のうちのひとり(ピピンのこと)が主役じゃないよね」とか言い出したくらいです。
同じ血筋をひいているのですね~奥が深すぎる!!


映画を見るとますます血がつながってる!と思います。なんかひょうきんなところまで似ているのです。

キャスティングの妙ですね。


>高まる期待、高鳴る鼓動。早く観たいです。

は~~い♪
ご覧になって、またいらしてくださいませ♪
くっちゃ寝さん♪ (jester)
2012-12-24 19:44:55
くっちゃ寝さん、いらっしゃいませ♪ いつもコメント、ありがとうございます♪

>とんでもない!楽しみにしてますよ~

おわ~~、ありがとうございます!


>映画を観たあとも、長女とお茶を飲みながら盛り上がってしまいましたが、
まわりからへんな母娘と思われていただろうなあ(笑)

私も最初は旅の仲間とみて、次は一人で見て、3回目は娘と見ました♪

>フロド、やっぱり老けてましたよね~
でも、まだこのときは健やかなフロドなんだなあ、と思うと胸が痛みます・・・

イライジャのこの10年もいろいろあったのでしょうね。
FotRの時の輝くような少年には、どうしても戻れないのかもしれません。

>ドワーフたちはそれぞれ個性的。
でも、誰がどの名前か、結局覚えられませんでしたけど。

3回見て、だいぶ覚えてきました。
みんな演技も個性的で楽しいです♪


>お皿をぽいぽい投げて片付けるシーン、楽しかった~ドワーフファンになりそうです。

それが正確で、割れないし、綺麗になってるのがすごいですね!


>霧降山脈の歌も哀愁が漂ってよかったですね。
でも、確かに子守唄になりそうかも。

お経の代わりにもいいかもしれません。
次の法事で使ってみようかな(殴


>続きをお待ちしておりまする。
ぼちぼち書いてくださいね~

ありがとうございます!
できたら年内には終わりたいと思ってます(汗
はじめまして (tibi)
2013-01-30 21:31:46
私は海外在住で
先日やっとのことで
日本で観ることができました。

私も最初、フロドを見たとき、まだ何にも知らない彼の姿に涙がでました・・・。
みなさん同じ気持ちなんだと偶然こちらのブログを見つけてうれしくなりました。

そしてビルボ役の方も、前のホビットの誰かにそっくりだなあ~と思ったのでこれも同じですね。(笑)
思わず映画館で前のめりになってしまいました。
Unknown (jester)
2013-01-31 07:45:45
tibiさん、はじめまして!
ご訪問ありがとうございます!!

jester, at your service ! でございまする~

>私は海外在住で
先日やっとのことで
日本で観ることができました。


ご帰国中にご覧になったのですね~
今も日本にいらっしゃるのでしょうか?
私も海外に住んでいたことがあるので、なんとなく親近感です♪


>私も最初、フロドを見たとき、まだ何にも知らない彼の姿に涙がでました・・・。
みなさん同じ気持ちなんだと偶然こちらのブログを見つけてうれしくなりました。


指輪での最後のシーンの諦観こもったフロドの笑顔が瞼に焼き付いているので、まだ何にも知らないフロドの姿は泣けますね~~!


>そしてビルボ役の方も、前のホビットの誰かにそっくりだなあ~と思ったのでこれも同じですね。(笑)
思わず映画館で前のめりになってしまいました。

わははは。
みなさん同じですよね!

tibiさん、昨日ホビットのレビューは一応おしまいまで来たのですが、これからもよろしかったらまたご訪問くださいませ。
新しい方と出会えるのも、ほんとにうれしくて、ブログを書いている甲斐があるというものです。

コメント、ありがとうございました!!!

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