ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

CATS (劇団四季)その3 翻訳ミュージカル

2006-09-12 | 音楽・ミュージカル・コンサート
え~~四季について語るには10年早いよ、のjesterですので、誰も読まないだろうと思いつつ、なんとなく感じていることをぐたぐだと・・・・・

(四季の熱烈なファンの方はぜひぜひスルーしてくださいませ!!)



四季は劇団ビジネスとしてとても成功していると思います。
最近は中学生の修学旅行でも、四季ミュージカルをコースに取り入れているところが多いとか。

これは、演劇を楽しむ人が少ない日本では喜ばしいことです。

たくさんの素晴らしい俳優さんを育てているのも評価できると思います。


ただ「誰がどの役をやっても同じ演技ができるように訓練してある」というのが全国展開も可能にする売りポイントであっても、反面では役者の個性はどうなるの?と思います。

(といって、他に「個性をきっちり育てる劇団」があるのか、といわれると・・・・
う~~ん、なわたくしですが・・・)


しかしミュージカルをここまで一般に人が楽しめるものにした実力と、役者さんが演劇だけで食べていけるビジネスのやり方は、日本では他には余りありません。

他のミュージカルを見に行っても、主役に顔の売れたタレント(歌や踊りは下手でも!)を据えて、それで客を引っ張ろうとするものが多くて、そういうものに高いお金を払う気にはなれないです・・・・


わたしが始めて見たミュージカルは小学生のときの四季の「オズの魔法使い」でした。
一回しか見ていないのに、いまだに
「♪て~を~たたいてXXX て~を~たたいてXXX 幕を開け~よお~~♪」
とか
「で~~てこい オズ!! で~~てこい、オズ!!♪」
なんていう歌をおぼえているのです。
一緒に歌ってください、といわれてうたった歌を・・・・

そして、ミュージカルの楽しさをおぼえたのでした。

そういう点でも、やっぱり四季はすごいと思う。

日本人がミュージカルに触れる導入部分としては最高の入り口かも、ともおもうのです。


ロンドンやブロードウエィまで行くことを考えたら、日常に安上がりにみられるわけですしね。



しかしま、翻訳もののミュージカルって、どうしても歌詞に問題があります・・・


歌で台詞いいながらストーリーを展開することが多いので、翻訳するとき内容を忠実に伝えなくてはいけないけれど、そうすると、メロディラインに乗らなくなってしまう。

だもんで、今度はメロディラインに乗せようとすると、意味が分からなくなってしまう。

もともとの歌詞は英語独特の韻を踏んでいるので、韻を踏めない日本語訳ではただ意味不明になる単語もある・・・・

日本語は一音節に1つの音しか乗らないのに、英語では一音節に一単語載せることもできるし、同じ音の数で載せられる意味の量が全然違うんですよね~


たとえばMemoryの歌詞でも

「Touch me.It's so easy to leave me.
All alone with the memory・・・・・・」

「おね~~がい~~ 私にさわ~~って
私をだい~~て~~・・・・・」
という感じに訳されていたと思います。


「Midnight」や「Daylight」などなどは英語の単語そのまま。
確かに「深夜~~」とかね、日本語すると音楽としてはすわりが悪いですからね。

でも、歌詞の中に英語の単語がたくさん残っているので、原曲を知らずに聞くと意味が分かりづらいですよね。


そんなこんなをかんがえると、翻訳ミュージカルの限界を感じます。

洋画・ドラマの吹き替えや字幕、そして翻訳一般もそうですが・・特にミュージカルは・・・

母国語で楽しめるのは楽ちんだけど、音楽に乗れないとミュージカルを本当に楽しめません。



こうやっていろいろ考えると、四季ができた頃と現在では、ステージを見る人口も違ってきているし、それなのに昔のままの形態(浅利慶太氏のワンマン経営)でやっていこうとすると、すべての層の要望にこたえるのは難しいのかもしれませんね。

なので、とりあえず四季でお手軽にミュージカルの楽しさを知って、将来海外で本場物のステージを見る足がかりにする・・・・

そういう意味では、とっても重要な役割をしている劇団じゃないかなと思います。



なんだかまとまりませんが・・・ この項についてはこの辺で・・・
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2 コメント

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四季の昔ファンです~ (igu)
2006-09-13 00:10:31
>誰も読まないだろうと思いつつ、



jesterさん~ちゃんと読んでますよ~~♪

四季について語るには私は30年遅いんですが・・・



学生時代は劇団四季の公演ほとんど見てました。遥か昔ですけど・・・まだミュージカル路線になる前からです。

ミュージカルもよく見たのは「ジーザス・クライスト・スーパースター」とかの時代です~(すみません、昔過ぎて)



子どもミュージカルも大好きでした。色々見たな~懐かしい。

「人間になりたかった猫」とか今でも主題歌歌えますよ~

市村正親さんがまだ若くてピカピカの美青年だったころ主役の猫ライオネルを演っていたんですよ。



以前、何度かとってもガッカリする舞台に出会うことが続き、四季公演から足が遠のいてしまいましたが、今は実力も安定して良いステージが見られるのですね。

日本語訳の歌詞の問題は東宝ミュージカルなどでも痛切に感じます。なんか良い方法ってないのでしょうか。

でも、翻訳者のセンスで随分違ってくる場合もありますよね。
iguさん、こんにちは (jester)
2006-09-13 09:04:14
iguさん、コメントありがとうございます。

四季の熱烈ファンが読んだらどうしようと思いつつ、書いてしまいました・・・



私の四季開眼は、子供ミュージカルを除けば、多分「コーラスライン」だったと思うのですが、なにしろ浜畑健吉さんがザックで踊ってましたからね~~(時代が~~)(でも最近、彼はマツケンサンバに出て踊ってるという噂も・・・)



>今は実力も安定して良いステージが見られるのですね。



踊りはかなり進化してたと思います。

中国などから人材を入れてるのもあるかも。やっぱり食べ物が違うのかな(?) パワーがあるんですよね~ 男性の踊りが線が太い踊りというか。



そうそう、昔は東宝ミュージカルもよくいったんですよ。

今は山口祐一郎さんとか市村正親さんとか四季を引退した方も時々出演なさってるのよね~

今度またいい演目があれば行ってみたいと思います。



やはり歌詞の問題は、英語で歌って字幕しかないのかなあ・・?

それも舞台が見づらいですよね。

我慢するしかないのか・・・ぶつぶつ。

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