Good News

その日の説教で語られる福音を、ショートメッセージにしました。毎週更新の予定です。

2月12日のGood News

2017年02月13日 | Good News
「しかし、主は言われる」(マタイ福音書5章21〜37節)

イエスさまの山上の説教が続いています。今日の日課となっている『マタイ福音書』5章21節以下の特徴は、イエスさまが「あなたがたも聞いているとおり」と律法を提示された上で、「しかし、わたしは言っておく」と教えられていることです。「あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』と命じられている。しかし、わたしは言っておく…」。「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。しかし、わたしは言っておく…」。「『妻を離縁する者は、離縁状を渡せ』と命じられている。しかし、わたしは言っておく…」。「あなたがたも聞いているとおり、昔の人は、『偽りの誓いを立てるな。主に対して誓ったことは、必ず果たせ』と命じられている。しかし、わたしは言っておく…」という具合に。このように、旧約聖書に明記されている律法に対して、イエスさまは次々と反対命題を提示されるのです。

それではイエスさまは、律法なんか守らなくても構わない−モーセの十戒をはじめ、旧約聖書に記されている多くの律法はとかく堅苦しくて不自由だから、無視していい−とおっしゃりたかったのでしょうか?そうではありません。今日の日課の直前−律法に対する反対命題を次々と語り出される前に、イエスさまはこう前置きしておられます。17節「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。すべてのことが実現し、天地が消え失せるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない」と。つまり、イエスさまは律法を捨て去るためではなく、むしろ律法を完成させるためにこの世にお生まれになり、このような説教をされたのです。神がイスラエルの民に与えられた律法の本質は、私たちをこよなく愛された神が、私たちにも神を愛するよう望まれ、そして私たち自身もお互いに愛し合う者となることを願われた、ということにあるからです。ですから、イエスさまも律法の中で最も大切なものは、愛だと言われました。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」(マタイ福音書22章37〜40節)

律法は、神が私たちを愛しておられることを示すために与えられたもの。それゆえ、私たちもまたその神の愛に応えて神を愛し、隣人を愛するために示されたもの。神が私たちに与えてくださった律法を、イエスさまの御言葉を通してより深く聞き、学び、そうして愛を全うするよすがとして参りましょう。
ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 2月5日のGood News | トップ | 2月19日のGood News »