日々の覚書

MFCオーナーのブログ

Live At The Rainbow '74

2014年10月19日 21時31分05秒 | 音楽ネタ


ライブ・アット・ザ・レインボー’74

既に一ヶ月程が経過してしまったが、クイーンのライブ盤『ライブ・アット・ザ・レインボー’74』が発売された。タイトル通り、1974年の3月と11月にロンドンのレインボー・シアターで行われたコンサートを収録したものだ。もちろん、オフィシャルでは未発表。40年(!)の時を経て、ようやく日の目を見た訳だ。正しく大事件である(笑)

クイーンのライブ盤というと、僕の知る限り、バンド存続中に3種類、フレディの死後に3種類が発売されており、映像作品となると、それ以上の作品が出ている。しかし、それらの大半が80年代以降、別の言い方をすれば、「ウィー・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」そして「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」の必殺の定番ラスト3曲が定着してからのライブ作品であり、それ以前の物はBBCのライブくらいしか出ていなかった。僕個人は昔から、クイーンの70年代のライブ盤がオフィシャルに発売されるのを熱望していたので、今回の『ライブ・アット・ザ・レインボー’74』発売は、本当に嬉しいし感激だ。なんたって、「伝説のチャンピオン」はもちろん「ボヘミアン・ラプソディ」も世に出ていない時期のライブである。まだまだ大定番曲が確立していない時だけに、ここで聴けるレパートリーは実に貴重かつレアだ。とにかく感激しまくりの『ライブ・アット・ザ・レインボー’74』なのである(笑)

クイーンの初期のライブは、正式には発売されていなかったものの、ヒストリービデオである『栄光の軌跡』や『レア・ライブ』の中で、古いライブ映像がちらちらと見えたので、記録としては残されているらしい、というのはなんとなく知っていたけど、今回の『ライブ・アット・ザ・レインボー’74』は、実はライブ盤として当時発売が予定されていた、というのは、恥ずかしながら初めて知った。つまり、『クイーンⅡ』に続くサード・アルバムはライブ盤だったかもしれないのだ。どういう経緯でお蔵入りしたのか、までは分からないが、『シアー・ハート・アタック』の代わりにライブ盤が発売されていたら、一体クイーンはどうなっていたのだろう?想像してみると、ちょっと楽しい(笑)

で、この『ライブ・アット・ザ・レインボー’74』なのだが、内容も素晴らしい。初期のクイーンは演奏が下手で、だからライブ盤を出さないのだ、なんて、とある筋では公然の秘密とされていたが(笑)、ここで聴ける演奏は実に見事である。最初からライブ盤として出すつもりだっただけあって、録音状態も良い。昔、クイーンの1976年の来日公演のブートを聴いた事があるが、そっちは演奏はともかく、PAの問題か、パランスが悪く、ギターの音も痩せてるような感じで、聴くにはちと苦しい所もあったが、それに比べると今回のレインボーは完璧と言ってもいい。彼らは決して下手なバンドではない。PAと録音さえ良ければ、素晴らしい演奏を聴かせていたのだ。確かに、条件に左右されやすいバンドとは思うけど(笑)

ま、そんな訳で、この『ライブ・アット・ザ・レインボー’74』、クイーン初期の貴重なライブ音源であり、ファンからすると、それだけでも大満足な一枚と言えるだろう。「オウガ・バトル」「神々の業」「グレイト・キング・ラット」あたりなんて、そのうちセットリストから消えてしまうしね。「ホワイト・クイーン」なんて、聴いててゾクゾクしまっせ(笑)

ファンの間では伝説となっていた1974年のレインボーがようやくオフィシャルに発売された事もあり、引き続き1975年クリスマスのハマースミスとか、1976年のハイドパークのフリーコンサートとか、クイーンにとって記念すべきライブ音源も、公式発売して欲しいもの。80年代のライブは、はっきり言ってもういいです(爆)

クイーンと言えば、こんなのも近々発売になるらしい。



クイーン・フォーエバー

要するに編集物で、特に目新しい曲はないのだが、ファンとしては、冒頭の3曲が大いに気になる。買ってしまうだろうな(笑) なんでもクイーンのラブソング集という事だが、これをラブソングと呼んでいいのか?ってな曲もあるし(笑) レインボーのCDだけでなくDVDも欲しいし、また金がかかってしまう秋なのでした(爆)

それにしても、1枚物と2枚組と2種類出るのは何故?
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お引っ越し | トップ | 茅ヶ崎NOW »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽ネタ」カテゴリの最新記事