日々の覚書

MFCオーナーのブログ

エリック・ジョンソン・ライブ・レポート

2005年10月16日 11時03分21秒 | ライブレポート
さて、今回は久々にライブ・レポートです。

去る10月14日、心斎橋クラブ・クアトロへエリック・ジョンソン(以下EJ)を見に行ってきた。考えてみると、EJを見るのは今回が3度目。外タレでライブを3回見てるのは、そんなにいないのではなかろうか。他に思い出せるのは、エルトン・ジョン(こっちもEJだ)、シェリル・クロウ、TOTO、ローリング・ストーンズ、これくらいだ。よく来日してるというのもあるだろうけど、すっかり僕にとってのお気に入りミュージシャンの仲間入りをしているという事でもある訳だね。

ライブ開演は19時なのだが、この日急な出張が入ってしまった為、遅刻して会場入りしたのは定刻を約20分過ぎた頃(阪神高速がすいていれば、間に合ったのに...)。開場と同時に入場していた忍者さんの話だと、定刻通りにきっちりと始まったそうなので、20分遅れたという事は4曲くらい聞き逃した事になる。ライブに遅刻するなんて経験はほとんどないのだが...

クアトロはオールスタンディングで、当然のことながら、前方のいい位置は一杯であり、僕は後方から見ていた。やはりEJがよく見える位置には人が多く、EJの姿はほとんど拝めない。マイクに向かっている時は背筋を伸ばすせいか少し見れたけど、ソロを弾いてる時は前傾姿勢になる事が多いので、全く見えない。人の頭と頭のわずかな隙間からステージをかろうじて見ていたけど、そんなわすがな隙間はすぐに頭で消されてしまう。シュートコースを巧みに消すディフェンダーのように(やや意味不明) ま、仕方ないので、立ち位置を変えてドラムとベースを見てたりした。ベースの人は4年前に渋谷のクアトロで見た時と同じ人だそうだ。

しかし、EJは絶好調に思えた。相変わらずの独特なトーンと流麗なフレーズが心地よい。ギターに関しては素人なんで、よく分からんけど、彼のギターはピッキングの音がしないというか、鍵盤楽器か管楽器のようになめらかなフレーズが繰り出されるのだ。凄いプレーヤーだと思う(あくまで素人の感想です)。うっとりと聴き入っていて、ふと「これを弾くのは、ギターではかなり難しいのではないか」と思えるフレーズも出てきたりして(忍者さんに言わせると、そういうフレーズは時折出てくるのではなく、全てがそうなんだそうな)、やっぱり凄い。素人目にも分かる早弾きとかは意外と少なくて、でも難易度の高いフレーズを、そうとは気づかせずに難なく決めるあたり、プロの意地を感じた(なんのこっちゃ)。

EJと言えば、再三言ってる通りギターだけでなくボーカルも魅力なのだが、今回はPAのせいか、歌がよく聞き取れなかったのが残念。ま、ギターだけでも十分なんだけど。バンドのアンサンブルも良かった。ベースもドラムもテクニックをひけらかすタイプでないのが良かったな。

20分遅れで会場入りしたけど、終わったのは(3回のアンコールも含め)それから一時間半後。定刻から勘定すれば、ほぼ2時間。十分に堪能できる時間だな。スタンディングだから2時間が限度かもしれないが(笑) 例によって、MCもほとんどなく次々と曲が演奏されたけど、知ってる曲が少なくて申し訳ない。知ってたのは「Desert Rose」「Cliffs Of Dover」それとアンコールでやったビートルズの「Drive My Car」くらいかな。でも、EJのライブは曲を知らなくても十分楽しめるのである(←開き直り)。

本国でも日本でも知る人ぞ知る、といった存在のEJだが(グラミー獲ってるらしいけど)、その音楽もパフォーマンスも実に素晴らしい。いつも言ってるけど、是非EJの音楽に触れてみる事をお薦めしたい。

といった訳で、レポートにはなってない、EJライブレポでした(笑)

コメント (12)
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