熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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ハイデルベルクデー2016 本番その1

2016-02-14 15:10:52 | インポート
2月13日(土)午後2時から熊本市国際交流会館2階交流ラウンジで開催のハイデルベルクデー2016。
「午後からは雷雨」との予報で心配したが70名程の参加があり一安心。
10回目となる催しは温もりの雰囲気の中で進行した。

コール・クライゼルのオープニングコーラス。
持ち歌の「野ばら」で始まりドイツ民謡など数曲の後、会場が一つになった「ふるさと」で締めくくり。


   

ハイデルベルクと熊本の交流事業報告のトップバッターは熊本市民病院の森上靖洋循環器科内科部長。
ハイデルベルク大学病院との医学交流はすでに23年の歴史があることに触れ、昨年5月の研修訪問をスライドや動画で紹介。
同大学病院の規模の大きさ、施設・設備の充実、医師と看護師の役割分担の日本との違いなどの話、実際の手術の映像は専門家ならではのものであり短時間に集約された貴重な講演となった。
先に熊本市民病院に受け入れたドクターとの家族ぐるみの付き合いにも触れ医療交流事業の意義と参加できたことへの感謝で締めくくられた・


     

青少年交流は各年で相互訪問しており、2015年は熊本が受け入れ。
熊本側の代表を務めた熊本マリスト学園2年の本田光咲さんと副代表千原台高校2年の嶋野貴仁さんが10日間のできごとを交互に紹介。
パートナーが浴室に水着姿で現れたなどの生活習慣の違いからの珍事、徐々に英語でのコミュニケーションが取れるようになった喜び、花火や買い物の楽しみ、歌やダンスでの相互交流の達成感、パートナーとの別れの寂しさ、今年夏ハイデルベルクでの再会への期待が飾ることなく語られた。


     

昨年8月約一月間のサマ―サイエンススクールに参加した崇城大学薬学部3年の中村綾菜さんのスライドの文章は英語で書かれており学術発表を思わせた。また研修期間中を紹介ビデオにまとめるのを目的の一つにしていたとの言葉どおり3分間の成果作品が上映された。
このプログラムはハイデルベルクに姉妹都市など各国からの10代後半の若者が招待され一流の研究機関で専門家の指導を受け、また相互に切磋琢磨しながら研修するもの。
熊本市による選考が行われ例年3名程度が派遣されるが今年度の合格者は中村さんお一人で発表内容や態度からもその実力が伺えた。


     

報告の最後は濟々黌高等学校の鶴正悟教諭。
昨年10月末、同校の2年生33名がドイツ環境スタディーの一環でハイデルベルクを訪問。
鶴教諭はSGH(スーパーグローバルハイスクール)の担当者として研修計画の立ち上げから訪問の引率も務めた。
SGHとは何か、ブンゼンギムナジウムを訪問時にホームページから印刷したのか濟々黌の紹介が掲示してあり嬉しかったこと、訪問した生徒たちの英語での熊本紹介、ブンゼンギムナジウムの生徒の環境学習の事例発表、両校長による姉妹校協定締結などの報告がなされた。
本年10月にはブンゼンギムナジウムから3名の引率者と15名の生徒が来校する予定とのこと。
熊本とハイデルベルクとの交流がますます確かなものとなっていることを思わせる。

     

報告が終わり次のグリューワインとお茶を待つ間に会場の皆さんからは「いい内容だった」、
運営スタッフからも「やって良かった」の声が聞かれた。
5名の発表者の皆様、本当にありがとうございました。 


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