自由自律(日本国&仙台&東京)・千葉 潤(無所属、jchiba)のきょうのひとこと

「他人事」のようにコメントしていた元総理大臣やマスコミとは別の視点で政治関連の動きをコメント。

「そろそろ『縁』を…」(2017/6/16)

2017-06-16 16:49:40 | 政治・時事

きょうは2017/6/16(金)です。

「そろそろ『縁』を…」(2017/6/16)

問題の 本質隠す 『文書』とは そろそろ『縁』を 切ったらどうか?」-

「国家戦略特区」に指定された愛媛県今治市での岡山理科大学の獣医学部の新設計画(→学校法人「加計学園」が運営。2018年4月に開学を目指す)で文部科学省側が内閣府側から「(安倍晋三)総理のご意向だと聞いている」と伝えられたなどとする内容の「文書」の存在をめぐる騒動が続いています(→参考:2017/6/14付、2017/6/13付、2017/6/11付、2017/6/10付、2017/5/26付、2017/5/18付)。

きのう6/15に松野博一文部科学相が記者会見で野党側から示された「加計学園」の獣医学部新設をめぐる19の「文書」のうち同内容の14の「文書」の存在を省内で確認したことなどを明らかにしたことで波紋が広がっています(→問題の「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」について文部科学省の職員は内閣府側からこうした趣旨の発言はあったのだろうが真意は分からないなどと)。そして6/16に山本幸三地方創生担当大臣が文部科学省の調査を受けて改めて行った内閣府の調査結果を明らかにしています(→内閣府側は「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと伝えた認識はなく安倍首相からもそうした指示はない、安倍首相が特区諮問会議などで常々行っている「(規制改革を)スピード感をもって実現すべき」などという趣旨の発言に言及したことはあったなどと)。ちなみに6/16午後に参院予算委で安倍首相も出席して集中審議が行われました。

多少の批判を覚悟の上であえて率直に言わせてもらうのならば、もしも「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題の真相を本気で明らかにしようと思うのならば、文部科学省で存在が確認された「文書」とはそろそろ「縁」を切った方がいいのではないかと思います。確かに一連の「文書」は「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題で「疑惑」が「存在」する可能性を示すことにはそれなりに大きな貢献をしたとは思います。しかし、一連の「文書」の「存在」が「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題で「疑惑」の「存在」を裏付ける証拠になるわけではないのです。また仮に一連の「文書」の「内容」の真偽を明らかにすることができたとしても「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題の「存在」を裏付ける証拠になるとは限らないのです。少なくとも現時点においては一連の「文書」は「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題の本質を覆い隠し始めているように思います。

「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題の「本質」はいったい何なのでしょうか? 言うまでもなく「行政の公正さが歪められたのかどうか」ということがこの問題の「本質」の1つであることは確かです。そして「行政の公正さが歪められたのかどうか」ということを明らかにするためには、「総理のご意向」などを含めた「不当な圧力」が「存在」したかどうかということよりも、まずは「行政の公正さ」とは何かということを明らかにすることを優先するべきなのです。あくまでも念のために言っておきますが、「行政の公正さ」とは何かということが分からなければ「不当な圧力」が何かということも分からないはずなのです。既得権益を守ろうとする人間たちも、新しく利権を得ようとする人間たちも、どちらも「公正さ」を「大義名分」として悪用することがあるということをあえて指摘しておく必要があります。「行政の公正さ」とは何かということを明らかにするために、問題の本質を覆い隠し始めている一連の「文書」とはひとまず「縁」を切った方がいいのではないかと私は考えているのです。この問題についてはまた取り上げることにします。

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