「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴およそ40年・・読書感想、独り言などを織り交ぜてつれづれなるままに書き記したブログです。

オーディオ談義〜やっぱりJBLはすごい!〜

2012年01月12日 | オーディオ談義

昨年の12月に、タンノイのウェストミンスターのボックスにJBLのユニット(D130、口径38cm)をブチ込んでからおよそ1か月。

                   

下の写真の左がオリジナルのタンノイ「HPD385」で、右がJBL「D130」でともに口径が38cm。

                                    

「水と油」のような関係のタンノイとJBlを組み合わせるなんてと正統派の奈良のMさんから顰蹙をかったことは、年末のブログで記したとおり。

「ごもっともです」と深く反省しながら、いずれはタンノイのオリジナルユニット「HPD385」に戻そうと思いつつ、何せ図体が120kgほどのボックスをわざわざ移動させて裏蓋を開け、苦労して8本のネジで取り付けた「D130」をすぐに撤去するわけにはいかない。

まあ、折角なので当分、この状態のままで「どうせダメ元でいいから」といろいろ「オーディオ遊び」をしてみることにした。

今回はその1か月間の顛末を記してみよう。


☆ ボックス内の中蓋の撤去

ウェストミンスターのボックスの中を覗いたことのある人なら分かりやすいが、ユニットの背圧を受け止めて長大なバックロ−ドホーンに導くための中蓋(写真)がネジで固定してあるが「D130」のユニットの形状を考慮してこの中蓋を撤去し、その代わりに吸音材として「羽毛」を木綿袋に小分けしてぎゅうぎゅう詰めに押し込み、裏蓋だけで背圧を受け止めるようにした。

                   

☆ クロスオーバーの設定

周知のとおり、タンノイのオリジナルユニットは同軸2ウェイを1000ヘルツでクロスさせているが、JBLでは低域用の「D130」と中高域用の「LE85+ウッドホーン」のどの辺でクロスさせた方がいいのか、ウェスタン製のコイルとコンデンサーで500ヘルツ付近を中心にいろいろ試したところ、やはり1000ヘルツ付近が一番自然な音がした。この辺はさすがにタンノイさんで低域のショートホーンの形状がこのあたりでピタリと照準を合わせているようだ。

☆ D130にフェルトを貼り付け

以上の状態にして、聴いてみると以前に比べて格段の差で聴きやすくなったが中域付近がどうも不自然で音の濁りが感じられる。そこでオーディオ仲間の湯布院のAさんに来ていただいて確認してもらったところ、やはり同じご感想で、「D130の中央のアルミの部分が中高域の音にかぶって悪さをしてるようですね」とのご意見だったので、試しにアルミの部分にフェルトを接着剤で張り付けてみたところ、これが大正解。

                                        

次から次に試聴する曲が実にうまい具合に鳴ってくれる。

「低域から中高域への繋がりが自然ですごく良くなりました。たったこれだけのことでこんなに変わるとは驚きました!」

押しつけがましさのない収束の早い低音が実に気持ちが良くて、分解能の良さが際立ちます。D130と中高域用のLE85とのスピードが一致してますのでまるでフルレンジで聴いているみたいです。”大地の歌”の第6楽章(マーラー作曲:オートー・クレンペラー指揮)に至っては、これまでここで聴かせてもらった中では最高の音で鳴ってます。改めてJBLのすごさを感じました。」
とAさん。

まさか、これほど「大化け」するとは夢にも思わなかったが、たしかに「D130」にとってウェストミンスターのボックスは、大きくて、重たくて、ビクともしないし、バックロードホーン効果も大いに期待できるとあって、これ以上ないような理想的な容れ物といっていいだろう。

これなら、もしタンノイのユニットと入れ替えたとしても「いい勝負」になるに違いないし、第一システムの「Axiom80」との差も大きく縮まったように思う。

改めてAさんに聴き比べてもらうと
「中高域は”Axiom80”の方に軍配が上がりますが、低域はJBLの方が上です。もしお客さんにどちらがいいか聴いてもらうとしたら大きく意見が分かれることでしょう」。

人生には「上り坂」と「下り坂」があってそれ以外にも「”まさか”の坂」というのがあるそうだが、今回がそれこそ、この「まさか」だった。

これからはその日の気分次第でどちらの音を選択して聴くか、まことに贅沢な悩みが続くことになるが、どうか今年はこのまま「運のいい年」になりますように〜。

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