岩出山名産おおくぼのかりんとう一斗缶 ヴァージョン(みちのくスイーツ列伝NO39)

   
蓋をあけると、そこは・・・・

バンドラの箱ならぬ一斗缶の蓋をあけてあふれ出てきたのは・・・



か り ん と う




このかりんとうは、以前にこちらの記事で取上げた宮城県旧岩出山町
(現大崎市)の大久保製菓の『ゴマ入りかりんとう』

このときの記事の写真は300g入りの袋ヴァージョン。

で、今回食べたのは下の写真の一斗缶入りのもの。



内容量は実に2100g!
前回の記事の袋入り7個分の大迫力だ。

しかし・・これが油っぽくなく美味しくて食べだすと止められない。
家族でポリポリやっていると意外に早く消費するかも・・・
但し、これだけの量があるので自制心が必要である・・・食いすぎ注意。

実はこれは自分で買ったのではなく、
車検を車のディラーに予約したら記念品でもらったもの。



形がバラバラなのも素朴でいい雰囲気。

通信販売はサンマリみやぎ産直ネットでできる。

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映画ファンも音楽ファンも楽しめる名作『ドリームガールズ』(2007年7本目)

  
この映画、映画ファンとしてより、音楽ファンとして観てしまった。

シュープリームスとモータウンレーベルからインスパイアされて作られた
ブロードウエイミュージカルの映画化。

主人公カーティス・テイラー・Jrは、
1960年代中期以降、それ以前は黒人にしか受け入れられなかった
R&Bやソウル音楽を人種を問わず受け入れやすい洗練された音楽に変え
さらにそれを歌う黒人歌手に上品できれいな衣装を着せ、
それまで白人歌手に独占されていたテレビの音楽番組などにも進出させ
アメリカの音楽業界とショービジネスの世界を変えた
モータウンレーベルの創始者であり、
アメリカンドリームの体現者のベリー・ゴーディ・Jrがモデル。

映画には現実のアメリカ音楽界で起きたいろいろな出来事が
モチーフとして使われていて
音楽ファン、特にR&Bやソウルミュージック好きには
とても感慨深く観れる作品である。

まず映画のタイトルにもなっているドリームガールズ。
モデルはシュープリームスらしい。
正式デビュー前の名前が『ドリームメッツ』というのも
シュープリームスがデビュー前『プリメッツ』と名乗っていたのと同じ。
でもサウンド的にはシュープリームス一辺倒ではなかったよ。

ドリームメッツ時代の歌はシュープリームスというよりロネッツの雰囲気。
(そういえばビートルズと会って写真を撮ったのも『Mrポストマン』のロネッツだ。)

リードボーカルがディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)に代わってからは
ダイアナロス&シュープリームス風味。

さらにサウンドがディスコ調になってからは、
ソウルシンガーとしては声と歌い方に深みがなく
本国アメリカで成功せず、失意の中渡ったヨーロッパで
逆にその透明感のある凛とした声が、当時ダンス音楽に使われ始めた
シンセサイザーなどの電子楽器とのマッチングがよく
ミュンヘンサウンドとして売れ出し
故郷アメリカに戻りディスコクイーンとして大ブレイクした
ドナ・サマーを連想させるなど、グループのサウンドの変化で、
アメリカの黒人女性ボーカルの流行の移り変わりを再現していた。

いや~、もうどれもこれもノックアウトされる音の連続だった。

エディ・マーフィが演じた『ジェームズ・“サンダー”・アーリー』は
名前からみてモデルは『ジェームス・ブラウン』のようだが
歌い方はマービン・ゲイを連想させるところもある。
ステージアクションが実に素晴らしい!

この映画はドリームガールズのリードシンガーが
エフィ役のジェニファー・ハドソンのソウルフルな声から、
ディーナ役のビヨンセ・ノウルズの凛とした声に代わるところや
ジェームスブラウンのようなジェームズ・“サンダー”・アーリーが
ファンキーなR&Bの泥臭いシャウトする歌い方を止めて
『ブラックコンテンポラリー』と呼ばれる
洗練されたメローな音楽に変っていく様子で
当時の黒人音楽が白人に受け入れられるために変質していく過程が
とてもよく描かれている。

それは、エルビスが黒人ブルースシンガーの
ビック・ママ・ソーントンの曲を
『ハウンドドッグ』として歌ったり
ビーチボーイズがチャック・ベリーの『スイート・リトル・シックスティーン』を
『サーフィンUSA』と白人に受けるサウンドに作り変えてカバーし、
それぞれ全米ヒットチャートでオリジナルを大きくしのぐ大ヒットにさせるという
それまでの白人に美味しいところをもっていかれることに対する
黒人音楽業界の反転攻勢でもあったと思う。


現実にモータウンレーベル以外でも、
あの激情的なシャウトを売りにした黒人歌手オーティス・レディングさえも
R&Bチャートではなく、全米チャートNO1ヒットを狙い、
白人に受けるためにシャウトを封印した曲『ドッグ・オブ・ザ・ベイ』を
作り歌うなどの動きがあった。(これはこれで、名曲だけど)

しかしその流れの中でどんどん黒人らしさ、ソウルミュージックの本質が
失われていったのも事実。

自分たちの音楽が、白人に受け入れられように洗練をされていく中で
自分たち黒人の アイデンティティーが失われていくことに対する葛藤や苦悩を
ジェームスや彼の古いプロデューサーが良く表していたと思う。
そして成功の陰で次々失われていった大切なもの。

その大切なものが、彼らのルーツともいうべき小さなクラブのステージから
ソウルミュージックとともに再生していく終盤のストーリー展開は
ソウルは死なず!友情も死なず!でベタだけど感動的。

やっぱりソウルは黒人の魂の音楽だな~。
誰も彼らから魂の叫びを奪うことは出来ない。
彼らのソウルミュージックのスピリットに感激。

ソウルミュージックは永遠に生き続けるって映画だったよ。


さらにこの映画の魅力は、
オールディズファンや黒人音楽ファン涙モノの多数の仕掛け。

少年期のマイケル・ジャクソンを連想させる
『ジャクソン5』にそっくりのグループ。
『チビ』と呼ばれるBBキング風のギターを聴かせるブルースシンガー。

キャディラックを題材にしたジェームスの歌をパクって
甘いアメリカンポップスに作り変えて歌うパームスプリングスの
トロイ・ドナヒュー風味のアイビールックのシンガー・・・etc


まさにお宝のシーン続出!

ポピュラー音楽ファンにお薦めの映画である。

※ディーナ役のビヨンセ・ノウルズの所属するガールズグループの
『デスティニーズ・チャイルド』自体がグループのマネージャーである
ビョンセの父親が彼女をギャラや待遇面でえこ贔屓することに
他のメンバーが不満を爆発させたら
その父親に脱退させられて裁判沙汰になっているなど
現実は映画より奇なりの部分もある。
(今年の初夏にデスチャは現在のメンバーで来日するらしい)


『ドリームガールズ』公式HP

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伊達家の歴史にインスパイアされた銘菓その2:日立家『ろくえもん常長』(みちのくスイーツ列伝NO38)


前の記事の支倉焼きに続いて、
これも支倉六衛門常長にの名前が使われているお菓子。
この時代は『ろくえもん』と日本でも外人の名前のように
ミドルネームがついていたのが面白い。

この名前がついているから、これも洋風テイストの和菓子。



洋のテイストが使われている部分は、支倉焼きと同じ『皮』の部分。
こちらはパイ仕立てになっているのだ。
バターがたっぷり使われているパイ生地は
サクサク感としっとり感が同居した食感。

中の餡は和風の小豆餡、別にチーズ味もありそちらはより洋風。
どちらもパイ生地によく合っていてとても美味しい。

支倉焼きに比べると甘さにしつこさがないので、
こちらの方が数は進みそう。

お土産としての知名度は『支倉焼き』にはかなわないけど、
全国菓子博覧会で名誉総裁賞や中小企業長官賞を獲った実力派のお菓子である。

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ちなみにローマ法王に謁見を果たして帰国した支倉常長だが
すでに日本では豊臣秀吉によりキリスト教の禁止令が出されたため
常長は仙台の城下から北の地域に、ほぼ幽閉状態にされて
失意の中で寂しくその人生を終えたという。

時代の波に翻弄された波乱万丈の人生で悲哀を感じるが
彼の功績が美味しいお菓子になって仙台に残っていることで
なんとなく心が救われる。

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伊達家の歴史にインスパイアされた銘菓その1:ふじや千舟の『支倉焼き』(みちのくスイーツ列伝NO37)

徳川将軍家三代目の家光の時代まで生きた最後の戦国大名、
仙台藩祖伊達政宗。

戦国時代後期の大名なのに彼の名が
これほど後世に残っている理由の一つが
豊臣時代の後期に仙台領で純国産の洋式帆船を作り
ローマに使節団を派遣したことにある。

これは小田信長、豊臣秀吉、徳川家康でさえできなかったことである。

その使節団の団長で、見事に使命を果たしローマに到着
盛大な歓迎を受け当時のローマ法王パウロ五世との謁見にも成功したのが
支倉六エ門常長(はせくら・ろくえもん・つねなが)。

そんな伊達家の歴史のエピソードをモチーフに作られた銘菓が
仙台にはいくつかある。

その一つがこの『ふじや千舟(せんしゅう)』の支倉焼きだ。
支倉常長の支倉を名称に使用しているのは
洋風テイストの強い和菓子だからだ。

クルミの入った白餡を
フレッシュバターと卵をふんだんに使った小麦粉でできた皮が包んでいる。

包装の袋を開けただけで、甘いミルキーな香りがする。

皮が洋風で中の餡が和風という感じ。
まろやかな甘さで美味しい。



このお菓子の歴史は意外と古く誕生は昭和24年。
そして驚くのは和菓子職人と洋菓子職人が共同で開発したお菓子だということだ。
和と洋がうまくマッチした味になってるのもうなずける。

仙台のお土産のお菓子部門では、『萩の月』に次ぐ人気商品である。


『支倉焼き』公式HP

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今月は映画ブログ状態

今年はお正月映画に興味を惹くものがなかったので
1月は1本しか映画を観なかったけど、
今月は注目作が目白押し。

今週末は『ドリームガール』を観たい。
そんなわけで今月のブログは映画のレビューばかり。

ところがこれが、なかなかか書くのが難しい。
毎回悪戦苦闘である。

面白くなかった映画はスンナリ書けるのだが、
本当に感動したやつほど書くのが難しい。

感動を言葉にして説明するって難しい作業だな~

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深みのある人間ドラマだった・・・『守護神』(2007年6本目)

アメリカの沿岸警備隊の海難レスキュー隊員の物語。

深みのある見応えがある映画だった。

迫力ある映像、師弟愛、友情、恋愛、夫婦間の問題、世代交代・・・
まさにハリウッド映画の十八番ともいえる内容。

沿岸警備隊という設定は目新しいが、
Aスクールと呼ばれるレスキュースイマーを養成する学校で
若い訓練生が厳しい訓練を経て一人前に成長していく過程は
軍だったり警察だったりと舞台こそ違うが
これまでも多くのハリウッド映画で使われてきたストーリー展開。

でも、そんな奇をてらわない作りが、
逆に骨太でハートフルな人間ドラマを作りだしていた。

この映画、『守護神』などという邦題がついたせいか
邦画の『海猿』のような映画と勘違いされたりもしているが
似ているのは海洋レスキューという設定だけ。

ティストはまったく違う映画である。

レスキュースイマーの訓練でも、エリートを育成するというより
この厳しい訓練を終了しない者に、救助などできないという考えが前提だ。

さらにここを修了してもエリート部隊などになるのではなく、
それほどいい待遇でもなく、日々のハードな救助活動に従事するのである。
だから訓練の内容もとてもハードで現実的なものが多い。

訓練生を教える教官のベン(ケビン・コスナー)も
『守護神』という邦題から連想される神がかった存在ではない。

「救助を求める人が目の前にいるのに、自分は何も出来ない。
波にもまれ、苦しみ悶え、絶命していく様を、ただ見ているだけ」・・・

・・・そんな自然の力の前で

「自分が救うことができることなど、ほんの一握りしかいない」

「救った人間の数より、救えなかった人間の数を覚えている」
と自分の非力を嘆き、また私生活では
夫婦間の問題で悩む人間くさい男である。

この役にケビン・コスナーの渋く哀愁を感じさせる雰囲気がよく似合う。

さらに救助シーンも豪華客船の沈没などという大掛かりな設定ではなく
もっとも海難事故の対象になりやすい小型船やカヌーなどからの
乗員救出のシーンだ。

しかしこれが豪華客船の沈没シーン以上に
嵐の海の怖さを味あわせてくれるからスゴイ。
もうこの先二度と船に乗るのが嫌になるくらいの恐怖感がある。

救助活動にあたるレスキュー隊員の演技にも大袈裟な感じはない。

映画の宣伝では日本人好みの『死んでも守り抜く』の
キャッチコピーだけが一人歩きしているけど、
この言葉は神の言葉でも、スーパーマンの言葉でもない。

自然の前での自分の力を知っている伝説のレスキュースイマーが
「救えると信じた人間を守る」時の覚悟を決めた重みのある言葉だ。

ベンが人生最期の救助活動に出動し
ジェイクの手をはなし自ら落下して最後の救助を行なうラストシーン。

ベンは自分が救うことができる人間を死んでも守り抜いた

大仰なセリフを残すわけでもなく
静かに海の中へ消えていったベン。

きっと守ったジェイクが、
またいくつもの命を救ってくれることを願ってだろう・・と
ここまでの展開から、自然とそんな連想をしたくなる。


秋に葉が散り、春に新芽がでる・・・・
まるで自然の摂理のような感じの世代交代だった。

淡々としているからこそ、より深いものを感じる。

☆ケビン・コスナーの私服のアメリカンカジュアルの着こなしも渋くてよかったな~

『守護神』公式サイト

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※この映画はハリケーン・カトリーナの際の
沿岸警備隊の救助活動にインスパイアーされて作られた作品だという。
映画の中で海軍の兵士に馬鹿にされるシーンがあったから
アメリカ国内で軍より格下的な見方がされてい<るかな?
だとしたら劇中の歌の中で海軍さえも救助するといった内容の歌詞
もあったから沿岸警備隊のアピールになるだろう。







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第30回日本アカデミー賞

最優秀作品は「フラガール」…日本アカデミー賞(読売新聞) - goo ニュース

日本アカデミー賞もいつの間にか今年で30回になる。
この賞にはいろいろな意見があるけど、
邦画の活性化のためにも、
これからさらに歴史を重ねてほしいと思う。

ただ毎年この授賞式の演出が悪いな~と感じる。
まぁ今回の放送開始直後の音声が聞こえないという事故は
いたしかたないものだったとしても、
インタビュアーに南海キャンデーズの山ちゃんの起用は首をひねる。

相方のしずちゃんが『フラガール』で新人賞にノミネートされているから
二人の絡みが期待されての起用なんだろうけど、
そこ以外はなんかハズレの印象が強い。

テレビの視聴率の関係もあるのだろうけど、
なんでもかんでも『お笑い系の人』に頼らずに
自分で笑わす人よりも受賞者の声をうまく引き出せるインタビューアーを起用した
オーソドックスなスタイルの方がいいと思う。

賞の内容に関しては
最優秀助演女優賞の『フラガール』の蒼井優。

これは本当に納得。演技も良かったし、
なによりもあのダンスはすごかった。

「えっ?彼女って主演じゃないの?」って人が多いくらい
映画の中で存在感があった。

主演の松雪泰子が喰われたというよりも、
映画の中での存在感の配分が、
ストーリー上、W主演のような感じだったからだと思う。
その点、松雪は主演女優賞争いに不利だったと思う。


助演男優賞は『武士の一分』の笹野高史。
彼が出ていないあの映画を考えると恐ろしい。
他のノミネート者の映画を観ていないのでなんともいえないが
彼にはとても似合っている賞。
取れてよかったな~と思う

あと印象に残ったのは主演男優賞の渡辺謙。
『明日への記憶』は本当にいい映画だった
この映画でこの賞を受賞したことがうれしい。

最近はハリウッド俳優の面ばかりが注目されるけど
この映画の渡辺謙は本当に好き。
特に前半部分の彼が広告代理店のやり手部長の部分は
昔オレが好きだったテレビドラマ『君たちがいて僕がいる』(三谷幸喜脚本)
の渡辺謙を思いださせる好演だった。

そしてアカデミー賞最大の権威、最優秀作品賞は

『フラガール』・・・これには納得。

やはり映画の持つ魅力を昨年一番表現した映画だったと思う。

大手以外の独立系の映画会社が10年ぶりに受賞したということでも
意義の大きい受賞だ。

それと一番印象に残ったのは最優秀監督の発表で
ライバルのフラガールの李相日監督が呼ばれた瞬間、
ヤケ酒を一気飲みであおる三谷幸喜監督の姿。

いいですね~!こういう反応が出来る人は素晴らしい。
これぞ権威ある賞の授賞式パーティにふさわしい映像!
やはり映画の賞の授賞式・・・これくらいのシーンはほしいものである。

2007年も、いい日本映画がたくさん観れることを期待。

第30回日本アカデミー賞公式サイト

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本当にいい映画でした~

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夢を追う男の話『世界最速のインディアン』(2007年5本目)

しかし、すげーじいさんだな~!

実はテレビの映画紹介で内容を知るまで、
てっきりこの映画は西部劇だと思っていた

『インディアン』はオートバイの名前だったとは・・・
勘違いして、あやうく見逃すところだった。

この映画の上映館は仙台地区に2ヵ所しかなく、
しかも公開週を外してしまったため、
今週は日に2回しか上映をしていないため
観るのにすごく苦労した。

正直な感想は・・・
映画そのものよりも、この映画のモデルになった人物のすごさに驚いた。

たぶんこれだけのスピードが出せた裏には、
かなりマシンのチューニングに力を入れていたんだろう。
タイヤを削るシーンとかはあったが
そこらへんを映画では、さらっと流していた感じ。

オレとしては人情話のロードムービーに仕上げるよりも
21歳の時のインディアン号との出会いから
レース出場を目標にするまでの
バートとバイクの関わりあいの部分や、
彼のバイクオタクの部分を中心に描いてほしかった。

そうすれば彼のバイクにかける愛情やレースへの強い思いの
背景がもうちょっと表れたのではないだろうか。

そちらの方面からあの最後のレースへと進む展開の方が個人的には好き。

そんなわけでアンソニー・ホプキンスの好演もあり
すごく主人公の生き方やピュアな人柄には共感を覚えるのだけど
映画そのもの出来に関しては世間の評判ほど自分は感じるものはなかった。

『世界最速のインディアン』公式サイト



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観るミステリー小説相棒Ⅴ:第十七話『女王の宮殿』

今回はどことなく有栖川有栖の小説にも似た雰囲気を持つ
濃密なミステリー。
(あらすじは相棒公式サイトで)

屋外での死体捜索のシーンから始まりで、
今日は大掛かりなロケのド派手な展開か!・・・と思わせ、
それを見事に裏切り、外部と遮断された屋敷内での
不可思議な窃盗事件を、渋くグラスのマークで謎を解き
見事に真犯人を見つけ出し解決!
いつも以上に冴えわたる右京の推理・・・って!
・・・それでもまだ放送時間はあるんですけど?

次は一体何が起きるというのだ!


今日の相棒はいつもと違う!
いつもなら番組の開始と同時に事件が起こるのだが、

今日はまったく逆!

最後の最後にこの宮殿で本当の事件が起きる。

この設定は意外性がありとてもよかった。
本当に相棒ってすごいな~。

この最後の犯行の謎解きに行き着く杉下右京(水谷豊)と
女王モナミ(大空真弓)の会話のやり取りは
まるで舞台でも観ているような濃厚さがあった。

事件の裏に隠された女王の悲哀がとてもよく表現され、
彼女の切ない心情が心に残る。

さらに今日はこの人間ドラマを音楽がとてもよく増幅。
全体の映像のトーンやカメラワークともに素晴らしかった。
これがドラマに贅沢感を与え、質を高めることにすごく貢献していたと思う。

個人的には前回のようなラストが好みだけど
今回の作品の素晴らしさに満足したミステリー好きは
とても多いのではないだろうか。

それとハムスターの名前の『アルジャーノン』・・・・
久しぶりに『アルジャーノンに花束を』を読んでみたくなった。

そんな切ない気持ちになるエンディング。
いつも感心させられるこの余韻こそ相棒の真骨頂だ。

【今回の面白シーン】

イタミンの電話応対。
右京のジャケットのポケットのフラップに関するトリビア。

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アウトレットモールに徒歩5分

泉パークタウンに2008年アウトレットモール完成

ここに引っ越してきた20年前から『商業施設建予定地』となっていたけど
昨年末までずーっと草ぼうぼうの原っぱだった。

それが先月中旬にすっかりきれいに整地されたと思ったら・・・

なんと衣料品と雑貨を中心に国内外ブランド80~90店舗が入居する
東北最大のアウトレットモールが来年オープン

う~ん20年前のバブルへGO!!の時代なら
友達に自慢しまくりだけど・・・・

ブランドアウトレットは今のオレには、あまり関係ないよ。

それより大型スーパー…いやコンビニでもできてもらった方が
まだうれしいんですけど

シネコンでも併設されればまた違うけど…そんな計画はなさそうだし。

来年はここらへんも様変わりするのかな~


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