CDショップ(+α)のおススメCD日記

何と、あまり聞いたことのないCDコメントの共同作業、つまりクロスレビューです。(不定期更新)

appleJam7月のお宝盤

2017年07月01日 | 音楽
Mel Brown / Under Yonde Live at Pop the Gator 1991
CD輸入盤国内仕様 BSMF

当店は過去に同姓同名の黒人ジャズ・ドラマーの取り扱いがありますが、こちらは生粋のブルース畑のギタリスト。
資料によれば50年にわたりTボーン・ウォーカーやボビー・ブランド等のバックを勤め上げてきたとのこと。
1939年ミシシッピ州ジャクソン出身で、本作は1991年のライヴを復刻した作なので、録音当時は52才くらいだったかと思います。
個人的な話で恐縮ですが1991年というと、シカゴ~アメリカ南部と念願のブルースの旅をしてきた1990年の直ぐ翌年のこと。
もしその時にこの作品を知っていたらアメリカ南部の濃密な空気をその時点で改めて胸一杯吸い込んだ気分になっていたかと思います。
訪米時、南部を巡る前に最初に滞在したシカゴで催されていたシカゴ・ブルースフェスティバルにも行ってきて、その時の興奮がこれを聴くと一瞬でよみがえります。
グラントパークの会場一杯にひしめいている大観衆と一体化した気分は、言葉にならないくらいの至福感に満ちていました。
聴衆の八割は白人客でしたが、その日に丁度出演していたオーティス・クレイの特設ステージに移動した途端、会場に居る人々の99%が黒人であることに気づきました。
ピュアなソウル・ミュージックが依然純粋な黒人音楽であることの事実をそれで改めて再認識したものでした。
このメル・ブラウンは2009年に亡くなっているので新しい作品を聴くことは出来ないものの、本ライヴ盤1枚でももの凄く感動する次第です。
歌も抜群ですがブルース・ギタリストとしてもセンスも文句なし天下一品です。
ラスト、「HeyJoe」のカバーで懐の深さを思い知る瞬間。
2017 輸入盤国内仕様 BSMF

bb白岩(appleJam)
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