昨日の夜、私の師匠が所属しているライブに 初めて 行ってきました。
ピアノ+ベース+女性ボーカルで、昔の歌謡曲やスタンダード曲を
ジャズ風味で演奏するバンドなんですが、
この手のライブにしては珍しく、大入り満員の状態で、
東京の下町っぽい雰囲気の寸劇と合わせて、
一風変わったジャズをめいっぱい堪能してきました
一応、だいぶ前から行くことを伝えてあったので、
一番前のピアノが良く見えるテーブル(てか、ボーカリストまで50cm…)を
予約しておいてくださいまして、ピアノはかぶりつき状態で聴いて見てきました…。
さすがに、もの凄い至近距離なので、ボーカルの方をまともに見ることができず、
派手な衣装しか記憶に残っていないのが辛いとこですが。。。
バリバリのジャズファンではなく、一般的なお客さんが大半を占めるので、
アドリブにしてもフィルインにしても、
ジャズっぽさを抑えて、聴きやすい弾き方にしてるあたり、
さすが、ジャズ理論にも精通した人なんだと、我が師匠ながら感服です。
さて、第2セットが始まった直後のこと、
いきなり、奥のカウンター席に向かって呼び出しが掛かりました!
はじめは何が起きているのか分からなかったのですが、
どうやら、お客さんの中に、テレビや舞台で活躍されている男優さんがいて、
その方を前に引っ張り出して、1曲、歌っていただこうと言う趣向のようです…。
みんなから、何度も何度も拍手で催促されて、仕方なく、前に出てきたその方、
たしかに、私もテレビで見たことがあります
と言うよりも、立ち居振る舞いが一般人ではありません…
普通に振る舞ってるのですが、それでいて、どこか決まってます…
前に出た彼は、整った顔立ち、良く通る声で、淡々と自己紹介などをしながら、
うまくその場を凌いで席に戻ろうとしますが、、、そうは問屋が卸しません。
ブーイングやら拍手やらで、結局は諦めて歌うことになりました。
立ち位置は、すぐ目の前 50cm の距離です
さすがに、照れ屋の私も、ゲストに顔を向けないのも失礼かと思って、
微妙に焦点が合っていないように必死に調節した目で
下から見上げるように、そ~っと、その俳優さんを見たら、、、
見事に目が合ってしまいました
「ここで目を逸らせたら俺の負けだ!」と思ってしまい、(ちゃうやろっ)
見据えないように、でも、目も逸らさないように、微妙な緊張を続けていたら、
なんと、歌の歌詞に合わせて手を差し出してきたんです。
Shake Hand ... How do you do ? みたいな感じの歌詞だったと思うんですが、
芝居掛かってるというか、ショーアレンジというか。。。
なので、私も慌てて手を出して握手をして、後ろの人にも見えるように、
口パクで How do you do ? とかって返して、その場を凌ぎます……
で、次です。
昨日は、たまたま、女性の友達と二人で行っていたのですが、
今度は、私の隣に座っている彼女に向かってガン眼状態で歌い始めました。
英語の歌なんで、私には歌詞の意味は分かりませんでしたが、
雰囲気は、間違いなく、彼女に向かって愛を告白してます
要するに、意中の女性に告白するときの芝居をしながら歌ったわけです。
いわば、演技のアドリブですね。
この状態で、ほとんど最後まで歌いきりました。
まぁ、コクられた彼女の方は、あんまり興味がなかったみたいですけど、
私の方は、至近距離で俳優さんの演技を見られたというか、
その場に立ち会えたってことに、なんだか知らないけど感動です
バンドの演奏も、しゃべりも、ちゃんと客の雰囲気をコントロールしていたし、
その俳優さんも、歌が本業でないとはいえ、やはり人前にでるとプロだったし、
とにかく、ジャズだけでなく、色んなことに感動できた一日でした。
・・・バンド名とか書いてなくてすみません。
悪口とか思ったことが書けなくなるので、
師匠や仲間には知らせていないブログでして…
まぁ、「今のところ…」ですけどね。。きっと、いつかはバレる…
てなわけで、もし、ご興味があったり、食い足りないときは、
右側(→)にあるリンクからメッセージを入れていただければ、
個別にはお話しできますので、それで許してやってくださいませ~