JAWAみんなの声

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写真のチカラ

2017年06月30日 12時53分24秒 | ももか

お疲れ様です。

ももかの上埜です。

私事ですが、先日『KYOTOGRAPHIE』なるものへ行ってきました。

どうしてもこの方の写真が見たかったので・・・

ももかの施設長じゃありませんよ、まさかの一文字違いの別人です(笑)

新聞や雑誌やニュースでも取り上げられていたので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

見終わった後、感動や衝撃といった言葉では説明のつかない何とも言えない感情に支配された私は、

帰りの電車の中でもずっとずっと被写体となった二人の事を考えていました。

翌日、仕事に来てからも二人の事が頭から離れません。

 

ふとSさんの居室を訪れた時、自分が何がしたいのかを悟りました。

Sさんは、ももかに入居されてから9年になられます。

 

当初は元気に歩いておられました。

お箸の持ち方がとても綺麗な方で、自分でご飯も召し上がられていました。

好きな歌を繰り返し唄い、笑顔の素敵な方でした。

自分のして欲しい事、して欲しくない事もはっきり伝えておられました。

 

ところが、今では病気の進行により生活の全てに介助が必要になられています。

私は、ずっとそばで見てきた者として精一杯の情報を職員に伝えてきたつもりでした。

でも、何かが足りない。

私自身がSさんの人生を深く掘り下げられていない事に気付いたのです。

 

Sさんの過去を写真を通して知りたくなりました。

早速、Sさんの次女氏に写真を持ってきてもらえないかとお願いをしました。

次女氏は快諾して下さったばかりか、直ぐに写真にとても素敵な装飾を施して居室に飾って下さいました。

凛とした看護師時代のSさん。

美しい花嫁姿のSさん。

優しいお母さんのSさん。

全てを包み込む様な眼差しのおばあちゃんのSさん。

それらの情報は口頭では聞いていましたが、目の前にある写真はそれとは比べものにならない程活き活きと輝いていました。

Sさんの人生が瑞々しく映し出されていました。

居室を訪れる全ての人がその写真に感動し、過去に思いを馳せ、敬意を払っています。

写真の持つチカラに改めて気付かされると共に、どこをどう切り取られても後悔の無いケアを目指したいと、一瞬一瞬を大切に出来るパートナーでありたいと、そう強く思いました。

 

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5 コメント

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Unknown (さらさ岩見沢 遠藤)
2017-06-30 16:16:48
上埜パートナー こんにちは。

このブログをアップして下さいまして
ありがとうございます。

Sさんのお人柄が、多く語られなくても不思議と伝わって来ました。Sさんの想いやSさんを大切に想う方々の「想い」がぎゅーっと伝わって来ました。

大切なことって、人それぞれ異なりますが、
Sさんきっと嬉しい気持ちでいてくれていると思います。

Sさんにとってさまざまなご不便を感じることがあるかもしれませんが、Sさんを想うご家族や上埜パートナーをはじめ大切な「想い」をちゃんともっているももかの皆さんがいることは、きっと幸せだと感じて下さっていると思います。

って生意気なこと言ったらピシャリと怒られてしまうかもしれませんね。

心があったかくなるブログをありがとうございました。
ちなみに、私も吉田さんの写真展に行きたいなと考えていたところですのでタイムリーでした。

「想い」って大切ですね。

日々、暑くなってきますのでSさんはじめご利用者の皆さま、そしてパートナーの皆さま
お身体にお気を付けて。
Unknown (ももか 岡)
2017-06-30 17:22:23
写真の力って本当にすごいなと思います
タイムスリップで当時の事が記憶に蘇ってきます
Sさんの今昔が垣間見れました
Unknown (そよか 松岡)
2017-06-30 21:03:41
写真って何年も残って本当にいいものですよね。
とってもすてきです!
Unknown (さらさ大曲 米山)
2017-07-14 21:20:34
お疲れ様です。
Sさんの写真、言葉では伝えきれないSさんを感じ涙が出て来ました。そしてご利用者さんにいつも深く寄り添う上埜さんを私も見習いたいと思いました。いつも心温まるブログありがとうございます
Unknown (ももか 上埜)
2017-07-21 19:56:37
みなさん、コメントありがとうございます。

ブログをアップした翌日、Sさんは自然に本当に眠るようにももかで息を引き取られました。

最期の最期までSさんに寄り添えた事、私達職員は一生忘れる事はないでしょう。
また、色々と悩みながらも、最期までももかで過ごすことを選んで下さったご家族には本当に感謝の気持ちで一杯です。

まだまだ未成熟な私ですが、Sさんを通して生れ出た様々な「想い」は、この先もずっと他利用者に紡がれていくのだろうと思います。

吉田さんの作品は「Absence of Two」というタイトルで8月から東京で個展を開催されるので、機会があれば観に行かれてはどうでしょうか。
とても深く、素敵な写真です。

難しい様でしたら、写真集を予約する事が出来たので良かったらももかにいらして下さい。
(8月下旬には手元にあるはず…)

お待ちしております。

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