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第7回子ども時代定期講座「子どもの成長にあそびが果たす役割」

2012-10-31 11:22:46 | Weblog
子どもの成長にあそびが果たす役割
1117日(土)18:30~20:00
かながわ県民センター
305会議室室(定員:50名)
参加費:1,000円/学生(協会員)500円
サポーター割800円(機関誌「子ども時代」支援者)
講 師:松浦 園(ヴァルドルフキンダーガルテンなのはな園教師)
 多くのシュタイナー幼児教育の現場では、教師主導ではなく、子どもが自らの意志で遊ぶ「自由遊び」の時間が、園生活の大部分を占めています。幼児にとって遊びとは、世界や人と出会う場であり、見たことを自分で行為する場でもあります。子どもたちは、遊びの中で人生に必要な多くのことを体験し、学びます。おもちゃの扱い、自然世界の感触、楽しさや喜び、時には悲しい体験、友だちとの関わりなど、すべてが、子どものその後の人生を支える力となるものです。
 現代社会では、子どもが遊べる空間や時間が減り、豊かな遊びを生み出す想像性が乏しくなってきました。そのため、時として園での「自由遊び」の時間に、自分の居場所が見つけられずに走り回る子どもがいたり、友だちと出会うことで興奮して、落ち着いて遊びに集中できない子どもたちが見られたりすることがありませんか。
 保育者はクラスの子どもの様子を見ながら、一人ひとりの子どもが十分に遊べているかを洞察する力や、遊びをどのように支えていけるかを見出せる力を備えることが必要とされるようになってきました。今回は今の時代の子どもたちの姿から、遊びが子どもの身体発達、社会性、言語など、いかに多くの成長を支えているのかを、共に考えていきたいと思います。

お申し込みは以下のPDFをダウンロードし、FAXまたはメールでお願いします。
〔PDF〕

第6回子ども時代定期講座「昔話で交信する子ども時代」

2012-10-25 01:50:47 | Weblog
昔話で交信する子ども時代
1027日(土)18:30~20:00
国立オリンピック記念青少年総合センター
センター棟304号室(定員:70名)
参加費:1,000円/学生(協会員)500円
サポーター割800円(機関誌「子ども時代」支援者)
講 師:上原 幸子(神戸シュタイナー教育を学ぶ会代表/家庭文庫主宰)
 大人は生まれた時から大人だったわけではありません。けれども、大人はこどもを前にすると、つ
い自分がずっと前から大人だったような気になって、大人の目線で子どもを見てしまい、注意をした
り、怒ったり、小言を言ったりしてしまいがちです。
 でも、そんな大人も、目の前にいる子どもが持っている純粋な驚き、喜び、不安、恐怖、畏れ、あこ
がれなどを感じとったとき、自分にも同じ感情を持っていた子ども時代があったことを思い出しま
す。その思いは日常の生活の中では心の奥深く沈んでいて、もうなくしてしまったかのように思いが
ちですが、目の前にいる子どもたちの全身からほとばしりでる新鮮な感情を受けるとき、社会人とい
う衣を脱ぎ捨てて子ども時代に帰る、そんなひとときを私たちはみんな持っているのではないでしょ
うか。
 昔話の世界を流れる特別な時間、昔話の主人公たちが生きる特別な空間、現実の世界ではありえな
い時間軸と空間の中に入るとき、子どもも大人もみんな昔話の世界の住人になってその世界のなか
で精一杯生きようとします。「おはなしに夢中になる」ということはそういうことではないでしょう
か?
 鶴見俊輔はそんな時間を『神話的時間』と呼びました(「神話的時間」熊本子どもの本の研究会刊)。
 またニーチェは『ほんもの大人のなかには子どもがひそんでいて、その子どもがあそびたがる』と
いっています(クリスティアン・モルゲンシュテルン「絞首台の歌」より)。
 ただお話しが好きというだけの素人の私がどこまで昔話についてお話しできるか判りませんが、
現実の時間をちょっと飛び越えて、みなさまと特別な時間と空間を共有できればうれしく思います。

お申し込みは以下のPDFをダウンロードして、メール/FAXでお願いします。
〔PDF〕