Compass of my heart

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ストロンチウムとス卜口ンチウム

2014年06月08日 | 原発のこと
今日Twitterのライン上にたくさん流れていた話題がストロンチウム。

nsr.go.jp/committee/yuushikisya/tokutei_kanshi_wg/20140124.html

このページ「原子力規制委員会」のホームページなんですが、
ここで「ストロンチウム」の情報を検索しようとしても、
なぜか結果が0件になってしまう、というんですね。

そこでトを卜(ぼく)に、
ロを口(くち)にして
「ス卜口ンチウム」と検索するとデータがゴロゴロ出てくる、
というリツイートがたくさん流れてきました。

ほんとかなぁ?と思って試しに検索してみたのですが、
普通に検索で1300件あまりの情報が出てきます。
あれ?どういうこと?
ガセだったの?それとも原子力規制委員会が、このツイートに気付いて直したってこと?
と思って、
念のため「ス卜口ンチウム」でも検索すると、
これが、ちゃんと2件引っかかるんですね。

んー、ちょっと真相がよくわからないのですが、
2件Hitするということは、
卜(ぼく)と口(くち)をわざわざ使って入力した人がいる、
というのは確かですよね。
これ、PCが勝手にこのような変換をすることは非常に考え辛いですから。

よくよくツイートを遡ってみると、
pdfをOCRで読み込んだ時に変換ミスしたのかも?
というツイートも見つかりました。
まぁそうであればなんとなく納得もできますが、
そうなると、逆に、
「検索したら0件だった」と言った人が間違っていたということになっちゃいます。
間違って検索をかけたのか、
もしくは、なにか意図があってそのように流したのか…?

んー、もう少し遡ってみたら、
どうやら発端はここだったようです。


この資料6のストロンチウムの文字がぼくとくちでできている。
もうソースも調べちゃいましたよ。
これはOCRの読み込みミスじゃないですね。

つまり、サイト内検索した結果、全部がぼくとくちになっているわけじゃなく、
このトップページの文字が検索よけの工作がされているんじゃないか、
というのがポイントだったようです。

つまり、サイトの上部にある検索窓を使うのではなく、
ブラウザで表示ページ内を検索した結果が0だった、というのが正しい情報だと思われます。

Twitterは、文字数も少ないし、誤解を生む場合もあるんでしょうね。
何にしろ、勝手に解釈しないで調べないといけないなぁと痛感しました。

それにしても、このトップページはちょっとなぁ………


ジュリーーー!

2014年03月29日 | 原発のこと
このタイトルを見て、
ああ沢田研二ね、と思った人は結構いい年です。
沢田研二さんが3/11に新曲をリリースしていました。
しかも、すごい内容です。

<iframe width="420" height="315" src="//www.youtube.com/embed/40kb8NsMaFE" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

https://www.youtube.com/watch?v=40kb8NsMaFE

こんなにはっきりと芸能人が言ってくれるなんて、
もう感動してチビリそうです。あ、違、泣きそうです。

有名人の方は、
テレビやラジオなどのメディアに出演するにあたり、
絶対にスポンサーの悪口を言わないように釘を刺されます。
沢田さんは、この曲を書いたということは、
もう完全に芸能人としての立場を捨てたと言えると思います。
そして「人として生きる」ことを選んだ人だと思います。
やっぱかっこいいわーーー!



「一握り人の罪」

作詞/沢田研二
作曲/大山泰輝


昔 海辺の小さな寂れかけてた村に
東電が来て 原発速く作りたいと

国の肝入り工事は 直ぐに道路を通し
海岸や丘削って 反対意見は軽んじ
機動隊投入

東電側も信じた 受け入れ側も信じた
安全神話鵜呑みに 一握り人の罪

海が命の漁師は 海が死ぬのを怖れた
村はいびつに裂かれた 一握り人の罪
嗚呼無情

いつか原発廃炉に 除染は何年先
東電は未来型エネルギーに無関心か

国もただこまぬくだけ 被災地に 僕たちに
復興遅々と進まず 国は荒むよ
僕らに還して国を


原発に乞われた町
原発に憑かれた町
神話流布したのは誰 一握り人の罪

原発に怯える町
原発に狂った未来
繰り返すまい明日に 一握り人の罪
嗚呼無情


「みんな入ろ」

はいろ はいろ わのなかはいろ
はいろ はいろ みなはいろ
(……よく聞き取れないので省略)


一緒に逃げようよ

2013年08月13日 | 原発のこと
暑いです。
世界各地で異常な高温や降水量の記録が毎日塗り替えられています。

クリキンディの住まいの近くには、あまり高くない手つかずの山林がまだ結構残っています。
遠目に山を眺めていると、まるで紅葉か?と思うような、
茶色に変色して立ち枯れしている木(特に松が多いかも?)が目立ちます。
春先からずっと気になっていたので、この暑さのせいだけではないと思われます。
その立ち枯れ木の割合は、1割まではいかないけれど……
という感じなのです。
つまり、かなり多い。
山林を管理している人はこの状況をどのように感じているのでしょうね?

クリキンディ、この秋に、東北を出ることを決めました。
なぜ今頃?と言われそうですが、
もちろんずっとずっと考えていたことです。

ですが、住宅を無くした人、放射能の避難区域にいる人以外に、
手を差し伸べてくれる自治体はありませんでした。
子供は大人より何倍も放射能の影響を受ける、という理由で、
母子疎開を勧める民間の団体や個人はありましたが、
成人して、家も仕事もある人は、疎開を口にできるような雰囲気ではありませんでした。

新聞とテレビの情報で生きている母親には
「放射能なんて気持ちの問題、あんたがくよくよしてるから調子が悪くなるのよ」
と言われ続け、
職場で体調の悪い友人に「放射能の影響かもよ?」と言えば、
「え?放射能で病気になるのは子供だけでしょ?」
「もう福島は収束してるんでしょ?」
と返され、
陰では「クリキンディは放射脳だから…」とレッテルを張られ…。

もう放射能の話題を口にすることすら憚られるような生活でした。

それでも、クリキンディ、実は少し期待していました。
放射能の危険性について、もっとみんなが知れば、
きっと全国の原発は止まる、廃炉にするために、みんなが協力してくれる、
福島の事故処理も早く進むはず…と。

ですが、まるで反対方向へ進んでいきました。
福島から出る放射能は減るどころか増え続け、
国は放射能ガレキやベクレた農作物を全国にバラまき続け、
あげくの果てに、地震や津波の危険性を把握しながら、強引に再稼働を進める。

これはどうやら、破滅の方向に向かうしかなさそうだ…
そう諦めるまでに、こんなに時間がかかってしまいました。

この間、あちこちに旅をしました。
九州、伊豆~箱根、山梨、アメリカ西海岸、ブルネイ。
震災一年後に熊本を訪れた時は、着いた初日から、身体がどんどん楽になるのを感じました。
しかし、震災2年後に訪れたブルネイでは、体調の変化までに3~4日かかったのです。
蓄積しているんだなぁ、長くここにいればその分、体調は悪化するんだなぁ…
そう確信しました。

だから、今からでも遅くない、一日でも早くここを出よう、
そう決めました。

「逃げるの?この町を復興させようと思わないの?」

そんな声もありました。
もし、
あなたの隣の家が火事になったら、安全な場所に逃げますよね?
復興するのは、完全に鎮火してからすることです。

そこでおさまる気配のない火事をさらにあおっている人がいるのに、
その場にとどまりたいですか?

「これは火事なんかじゃないよ~、煙?気のせい気のせい、
安全だから逃げなくていいよ~」

火事を遠くからあおっている人のそんな見え透いた言葉を、なぜみんな信じるのでしょう?
私にはわかりません。

なかには火事に薄々気付いていて、
「でも、日本全国どこに逃げたって無駄でしょ?
同じ死ぬなら慣れ親しんだこの町で、親しい人と一緒にいたいから。」
という人もいます。

それなら気持ちはわかります。
でも、火事に気付いているのなら、せめて気付いていない人に「火事だよ」と教えてあげて欲しい。
そうすれば対策も覚悟も生まれます。

だから、たぶんこの地を離れても、
クリキンディはずっとさえずり続けると思います。
火事だよ、火事だよ、って。
ここに、大切な友人たちが残っているから。


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ひとりでも多くの人に伝わりますように。

「ただちに影響はない」の本当の意味

2013年07月18日 | 原発のこと
クリキンディ、実は山本太郎さんの大ファンです。
「元気が出るテレビ」でメロリンQしていた時から大好きです。

好きな理由、ですか?
そんなものわかりません。好きなものは好き!です。

そして、震災後にがらりと活動内容が変わってしまった山本太郎さんが、
ますます好きになっています。

ネットでの選挙活動が解禁となり、
太郎さんの街頭演説がネットでも見られるようになりました。

彼の話はとてもわかりやすく、知っているつもりのことも、
あらためて「ふむふむ」と思えることがたくさんあります。

たとえば、
福島原発の爆発事故後に、枝野氏が発言した
「ただちに影響はありません」という言葉、
このなんとも曖昧なニュアンスを、
太郎さんは「国が真実を語ってしまった…」と表現しました。

つまり、まったく危険がないのであれば、
「まったく影響はありません。安心してください。」
と言えばいいこと。
それを「ただちに」と言ったということは、
「今は影響がないように見えるけれど、先々影響が出るかもしれません。」
というニュアンスを含ませたということになります。
さらに、「すぐには避難しなくていい」という印象を与えます。

過去の様々なデータから、数年後に健康に影響が出るであろうことは、
この時点で確実に把握していたはず。
しかし、いろいろなことを曖昧にすることで、
後の健康被害が原発事故の影響でないように見せかけようとしていることもわかります。

それは、「たくさんの人を避難させるためのお金を出すつもりがない」
そして、「放射能による健康被害に対する補償金を出すつもりがない」

はっきり言えば、「国民を救うつもりがない」「国民よりお金が大事だ」
と言っているのと同じことであると。

それを「国が真実を語ってしまった」と表現した太郎さん、
わかりやすいなぁ。

もちろん、太郎さんはこの枝野氏発言だけではなく、
他の様々な状況を総合して言っていることですので、
この記事だけを読んで揚げ足をとろうとしないでくださいね~~。

TPPのことについても、
いろいろと詳しく調べられています。
何をどう調べても、「TPPに加盟することは百害あって一利なし」ということになるのですが、
新聞やテレビだけの情報を見ている人はそのように感じていませんよね。

例えば、TPPに加盟すると「産地情報や遺伝子組換え作物情報の表示をしてはいけない」ことになるらしいですよ。
「松坂牛」とか「魚沼産コシヒカリ」というような表示も不可ということですよね。

でも実際には、その詳細な内容を一般国民が知ることができるのは、
参加してから4年後なのだそうです。
だから今は「らしいよ」としか言えません。

なぜこんなに一利もない協定を結ぼうとしているのか、
本当に理解に苦しみます。

もうね、日本国民やめちゃいたい気分です。
かといって他の国の人になりたいわけではありません。
うーん「日本人でいさせてくれよ」って感じなのかなぁ。

太郎さんの短い動画をリンクしておきます。
http://youtu.be/l4QYuHGBFdQ
<iframe width="560" height="315" src="//www.youtube.com/embed/l4QYuHGBFdQ" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

もちろんもっと長い詳しい動画もたくさんアップされていますので、
お時間のある時に、ぜひ見てみてください。


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諦めよう…

2013年04月28日 | 原発のこと
GWですね。
いろんなところが混雑しているんでしょうね。

街中に出る用事があって、アーケード街を歩いていたら、
にぎやかな集団に出くわしました。
遠くから太鼓の音が響いてきます。
なにかと思って立ち止まってみたら、
原発反対のデモ隊でした。

おそらく一時期に比べたら人数は減っているんでしょう…

そこへ混じって一緒に声を上げたいとは思いませんでした。

今すぐに原発を止めたい、
クリキンディはそう思っています。

ですが、どんなに声を上げたところで、
無関心な人はうさんくさそうに通り過ぎるだけ。
少し関心を持った人が増えたとしても、

署名をしても、
政治家に訴えても、
ブログに書いても、
誰かに話しかけても、

何か大きな力でもみ消されていきます。
衆院選で集計を一手に引き受けているある会社が票を操作したのではないか、
そんな噂もありました。

911やボストンマラソンについても、
自作自演であるらしい証拠はネット上にいくつも挙がっているのに、
それを取り締まる側がまったく動く気配がない。

もうね、
無理。

声高にアーケードを通り過ぎるデモ隊を見ながら、
涙が止まらなくなってしまった。
なんだろう、悔し涙なのかな。


クリキンディ、諦めます。





…ホントに諦められるかな…
まるで失恋した人みたいだね。



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←ここも諦めようか。

まさかとは思うけど…ストロンチウム…?

2012年11月23日 | 原発のこと
ここ数週間どうも体調がすぐれません。
秋口に入ってだいぶ元気な気分だったのになぁ。

今度はいったい何が飛んできているんでしょう?
空の赤さはだいぶ薄くなっているし、
咳もほとんど収まっていたのに。

体調の悪さとほぼ時期を同じくして、
職場のエアコンが非常に臭くなってきていました。
まぁ、長年使っていれば、多少の臭いはしょうがないと思っていましたが、
ちょっと耐えられないほどの臭いです。
それも、少しずつ臭いが強くなったわけではなく、
ある日突然、一気にすべての部屋のエアコンが臭うようになったようなのです。

ビル管理の方に、エアコンのフィルターの掃除をお願いしてみましたが、
どうもスッキリしません。
他の部屋も同じように臭うということは、
室外機の問題なのかも?
と思い始めた頃、
職場を訪れていた外部の方から、
「なんだかチョークの臭いみたいな感じですね」と言われて
ハッとしました。

チョークの原料は、炭酸カルシウムや硫酸カルシウムです。
カルシウム………
皆さん元素表を見た事はありますよね。
「縦に並んだ元素は似たような性質を持つ」こともご存知ですよね。
カルシウムの真下にある元素が何かわかりますか?
「ストロンチウム」なんです。

話変わって昨日のこと、
とても風が強い日でしたが、天気は悪くなかったので、
ベランダにお風呂用のすのこを干していました。
夜になって風呂に入ると、
なぜか、職場のエアコンとまったく同じ臭いがするのです。
そう、チョークのようなほこりっぽいような。
こんな臭いは、もちろん今まで自宅のお風呂で感じたことはありません。

同じものの影響で、
自宅の風呂のすのこと、職場のエアコンが臭っているという予測が成り立ちます。
そして、それが、カルシウムととてもよく似た性質を持つ
ストロンチウムかもしれないという予測も成り立ってしまいました……

原発事故の直後に、
「ストロンチウムはとても重いので、遠くへは飛びません」
と池上さんがテレビで解説していたアレが、
(追記 ※すみません、池上さんが言ってたのはストロンチウムじゃなくてプルトニウムでした…!
まぁどちらにしても、あまり喜ばしい事態ではありませんが。)
もしここへ飛んできているのだとしたら、
なにかしらの新たな危機的状況が起こっているはずです。
そりゃ体調も悪くなるわけですよね…

いったい何をどう考えればよいのやら。
この状況をどう乗り越えればよいのやら。
ちょっと迷路に迷いこんでいるクリキンディです。


<さらに追記>
2011年3月時点でのこんなやりとりも参考になるかと。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6624227.html



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←迷路脱出のために協力をお願いします。

開会式で日本の選手団が退場した理由

2012年08月04日 | 原発のこと
こんにちは、今年は温度も湿度も高くて不快指数うなぎ上りですね。
一年ぶりに着た浴衣がカビ臭過ぎて、ちょっと憂鬱なクリキンディです。

ロンドンオリンピックについて、
いろんな情報がネット上には飛び交っていますが、
今日は「開会式で、日本選手団が途中退場した」というお話です。

ご存知ない方のために、軽く説明しますと、
開会式後半では、204の国と地域の選手団が入場してきます。
ここはただひたすら長いシーンなので、クリキンディは早送りしちゃったのですが、
日本では放映されなかった大きな事実がふたつあったそうです。

ひとつが、選手団が入場行進時につけていたメダル。


:::::::::::::::::::::::::::::
宮城県石巻市と南三陸町の小中学生が、手作りでひとつずつ仕上げたお守りで、
木の部分は南三陸町志津川地区の流木がれきが使われた。コシノジュンコさんがデザイン。
:::::::::::::::::::::::::::::

ということだそうです。
これは、イギリスのTVでは軽くアナウンスされていたようですが、
日本の放送では触れられていませんでした。

もうひとつが、
入場行進で会場を半周した後、日本選手団が全員退場しており、
聖火点灯の時にはひとりもいなかったこと。

これも、ぼんやりテレビを見ていたクリキンディはまったく気付きませんでした。
なぜ、日本選手団が退場したのかということについては、
公式な発表がほとんどないため、
憶測の域を出ず、様々な解釈があるようです。

そもそも、オリンピックの開会式は、所要時間が非常に長いため、
次の日から始まる競技のことを考えて、行進の後に自主的に退場を申し出る選手は
日本だけでなく、他国にもよくあるそうです。

しかし、ひとつの国の選手団全員が退場したのは、日本だけ。
それも、最後まで開会式に残る意思を持っていた選手まで、
半ば強制的に退場させられているように見えたという噂です。

もうひとつ、事実確認はできていませんが、
日本人選手村が、他の国と違う場所にあるという噂もあります。

これらの噂から、
どうやら、放射能の心配をする様々な国の人から、
日本人選手を遠ざけているのではないか、
という結論があちらこちらで語られています。

最初に書いた「がれきメダル」についても同様で、
「野ざらしになって放射能を浴びていたかもしれないがれき」を使ったメダルを、
大量に(500個以上送ったそうです。)オリンピック会場に持ち込むことに対して、
不快感を持った人がいる可能性はありますよね。

この話を話題にしたところ、ほとんどの友人が
「放射能を理由に退場させるなんてひどい!」
と感じたようです。

おそらく、日本人としては普通の反応だと思います。
ですが、もしあなたの住んでいる町でオリンピックが開催されたとして、
その前の年にチェルノブイリの事故が起きたとしましょう。
そこで「壊れた住宅のがれきで作ったメダル」を、
ロシアの選手団が大量に持ち込んだとしたら、
あなたはどんな気持ちになるでしょう?

ガイガーカウンターで、あらかじめ数値を計って、無害だと判断されました。
そう言われても、ちょっと「うーん」という気持ちになりませんか?

もちろん、「大変な事故だったのだから、応援したいし、受け入れます」
という人もいるでしょう。
でも、それをすべての国の人に求めるのは酷ですよね。
他の国の人が、日本人と同じ認識を持っているわけはないのです。
私たち日本人同士ですら、
「放射能は微量でも危険である」
「放射線は病気治療にも使われていて安全である」
というように、認識が分かれているのですから。

今日の結論。
微量の放射線を長期に渡って浴び続けることで、
人体にどのような影響が出るのか、はっきりわかっていません。
絶対危険だとも言い切れないけれど、
絶対安全だとも言い切れない。

がれきメダルを作る方も無神経。
会場から排除する方も無神経。

だけど、なぜお互いがそのような行動をとったのか、
よく話を聞いて、相手の気持ちを想像して、
もっと深く理解し合う努力があればいいんじゃないでしょうか。



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←理解してくれますよね…?

迷っている方へ

2012年05月20日 | 原発のこと
クリキンディの母親は、台湾がまだ日本の領土だった頃にそこで生まれ育ち、
第二次世界大戦後、リュックひとつで日本に引き揚げてきたそうです。

「もっと早く日本に戻っていれば、そんな辛い思いをせずに、引越できたんじゃないの?」
と聞いてみると、
「だって、戦争に負けるなんて誰も思っていなかったし、
台湾が日本じゃなくなるなんて考えもしなかったのよ。
生まれ育った土地を簡単に離れたいと思う人はいないでしょう?」


なるほどね。
今の原発事情とちょっと似てるかもしれません。

「だって政府も自治体も、安全だって言ってるし、
まさか原発が事故を起こすなんて思ってなかったし。」

「放射能が出たって言うけど、みんな普通に暮らしてるし、
広島や長崎だって、今ではなんでもないんだし、
全員がガンになるわけじゃないんでしょ?」


第二次世界大戦の時もそうだったんです。
新聞やラジオの報道だけを信じていた(信じたかった)人と、
それ以外の情報をつかむことができた人とでは、
行動が違っていたんでしょうね。
敗戦を待たずに日本に帰国した人、
敗戦まで日本の勝利を信じて、追い立てられるように引き揚げた人、
その気持ちには大きな隔たりがあるような気がします。


この先、福島やその近隣の土地が、
どうなっていくのかわかりません。
このまま収束していくのかもしれないし、
数年後に健康被害が増えるのかもしれない、
または、急激な状況の変化により、
リュックひとつでの避難を余儀なくされるかもしれない。

どんな状況であろうとも、
他人の責任にしてはいけないと思うのです。
「だってあの人がただちに健康に影響はないって言ったから…」
「慌てて疎開したけど、大丈夫だった。仕事を失った責任を誰がとってくれるの?」

誰かのせいにするのではなく、
自分の意思で、自分の行動を決めて、
その責任を自分が負う。

そのためにも、自分の直感を信じて、
そう、ハートのコンパスに従うということが、
とても大事だと感じます。

ハートのコンパスが、どちらを指しているのか、
わからなくなっちゃっている人も多いですよね。
クリキンディも、時々わからなくなることがあります。
そんな時は、立ち位置を変える前に、
いろんな方向を向いてみて、自分の気持ちをひとつひとつ確認してみます。

そして、なんとなくこっちかなぁ~
と思った方向に一歩だけ進んでみて、
もう一度、いろんな方向を向いて、確かめてみます。
「あれ?違うかも」
と思えたら、一歩戻ればいいだけですから。

迷ったときに、
親とか先生とか友達とか、信頼のおける人に相談するのはよくあることですが、
その人の決断に従ったとしても、
後で「あの人がこうした方がいいって言ったから…」
というように責任を押し付けるのは間違いですよね。
様々なアドバイスの中から、
「どうするか」を選んだのは自分なんですから。

もし、あなたが今何かを迷っていて、
「あのブログにこう書いてあったからこうしよう~」
って決めたとしても、
決してクリキンディの責任じゃないですからね~~(>o<)



原発についてのクリキンディ的スピリチュアル的見解

2012年02月12日 | 原発のこと
どんな嵐でも、過ぎ去ってみれば、いろんなことが見えてくるもので。

クリキンディ、2年ほど前に、あるおっさんから個人攻撃を受けていたんですね。
<カテゴリ”アーリマン”>には、その時々の心境を綴っているので、
興味があるという奇特な方はどうぞ。

そのアーリマン奥目王子が、異動になってから約1年、
おかげで平和な日々を送っているクリキンディでございます。

今思えば、本当にあのおっさん、狂ってるとしか思えない発言の数々。
こちらがどんなに噛み砕いて説明しようとも、
まったく理解してくれなかった、というより、
わかっていて、あえて困らせているとしか思えなかった。

彼の目的は、たったひとつ。
「職場からクリキンディを追い出すこと」
わけのわからない発言も、狂って見える行動も、
この目的のためと思ってみると、
すべて辻褄が合っちゃうんだなぁ、これが。
そして、彼の目的は達成され、まるで「ミッションコンプリート」とでも言うかのように、
転勤していったのでした。

そんなこんなで、仕事内容が変わって1年以上経ち、
心の平安を取り戻したクリキンディが、今、思うことは、
意外かもしれませんが、
「おっさん、ごめん」なんです。

あんなにひどい目に遭わされて、なぜゴメンなのか…
それは、彼を狂わせたのが、私だから。

以前の職場は、クリキンディにとって、
仕事のしがいもあるし、給料もいいし、
ぬるま湯のような場所だったんです。
だけど、生まれる前に自分で決めた人生の設計図からは、
外れてしまっていたんでしょうね、きっと。

だから、自分からはなかなか抜け出せなかった場所から、
離れるように仕向ける役目を、彼が請け負ってくれたんだと思います。
ところが、なかなかクリキンディがそこから抜け出せないため、
彼は、攻撃をエスカレートせざるを得なかった。

なんとか、おっさんは役目を全うしたけれど、
「狂った暴君」というイメージを背負わせてしまったなぁ、
ごめんね~
って感じなのです。

さて、クリキンディの個人的な話はここまで。
原発の話をしましょう。
一つ前の記事にも書いたように、
もう、日本は完全に狂っているとしか思えません。
どんなに「それはおかしいでしょ?」って正義の剣をふりかざしたとしても、
理攻めでいこうが、同情をひこうが、数を集めようが、たぶん無駄なんです。
がんばればがんばるほど、狂った人の暴走を、加速するだけのような気がしてきました。

そろそろ、この現象に隠された、「本当の意味」に気付かないといけないのかもしれません。
今のところ、渦中にあるクリキンディには、
その意味がはっきりと見えているわけではありません。

しかし、それに早く気付くことができれば、
「被害者に見える人」も
「加害者に見える人」も、
傷が浅いうちに和解できるような気がしませんか?

いつか「ああ、そんな時代もあったね~」って
笑い合える日のために、
もうちょっとがんばりますか~~


←きっとここにも意義があるはず

食べるか食べないかはあなた次第です。

2011年10月18日 | 原発のこと
今日は、Shinさんという方がmixiに書かれた、放射能についての考えと対策を紹介します。
ちょっと長文ですが、とても参考になりますのでどうぞ!

*******ここからコピペ*******

「放射能について」 2011年10月12日

放射能について、いろいろな情報が飛び交っています。
私なりにまとめておきます。

放射線がガンを引き起こすのは、遺伝子を傷つけるからですが、これには「ラジカル」というものが関わってきます。
放射線が水分子にぶつかると、水分子が壊れ、ラジカルというとても反応しやすい物質に変化して、これが周りに化学反応を起こします。
この反応が遺伝子の近くで起きると、遺伝子が破壊されるわけです。

ところがこのラジカルというのは、放射線を浴びなくても日常的に発生しています。
むしろ人体は、病原菌をやっつけるためにラジカルを自ら作り出したりしています。
作りすぎて自分の遺伝子を傷つけることもしばしばです。
そこで、人体はラジカルを消去する仕組みを備えていますし、ラジカルで破壊された遺伝子を修復する仕組みも持っています。

低量の放射線を浴びてもなかなか悪影響が出てこないのは、人体がそもそも備えているラジカル消去能力と、遺伝子修復能力の方が優っているからではないか、と言われています。

ではガンになるのはどういう時かというと、ラジカルを消したり遺伝子を修復したりするのが間に合わない時です。
たとえば、強い放射線を浴びるとラジカルが一斉に発生します。
ラジカルを消去する酵素は少しずつしか働けませんから、ラジカルが周りの分子を破壊するのを停めることができず、遺伝子もどんどん破壊されます。
遺伝子の修復スピードも限りがあるので、修復が間に合わなくなります。
こうしたとき、ガンになります。

体にはこうした仕組みがあるので、肝心なのは、「体がラジカルを消したり遺伝子を修復したりするスピードが間に合わないほどの強い放射線を浴びてはいけない」ということになります。
では、どの程度の放射線を浴びてはいけないのかというと、これがよく分からないのです。
というのも、その人の健康状態で全然違うからです。

ラジカルを消去する機能も、遺伝子を修復する機能も、その人が健康ならばとても速いスピードで働きます。
でも体調が悪かったりタバコを吸っていたりすると、これらの機能は大幅に低下します。
ラジカルをあまり消すことができず、遺伝子の修復もなかなかできない状態で放射線を浴びれば、あまり強くなくても影響を受ける恐れがあります。

「その日の体調によって全然違う」という、変動の大きい現象は、研究が極めて難しくなります。
結果が、実験するたびにバラバラになるから、何も確かなことが言えなくなるのです。
このため、どの専門家に聞いても、「低量の放射線を浴びた場合の影響はよく分からない」という答えになるのだと思います。

私もそうですが、専門外の人間にとって放射線というのはよく分からないものですから、食べてよいのかどうかなどの「目安」を知りたい、というのが正直な気持ちだと思います。
ですがおそらく、専門の人でも「目安」を出すのは難しいと思います。

理由は二つです。
1.目安を突き止めるためのデータが全然ない・・・低量の放射線でガンになることがあるとしても、それは10~20年かかると言われています。動物実験でこれを確認することは大変難しいです。というのも、今から実験を始めると結果が出るまで10年以上かかるわけですから、今の目安設定には全然間に合いませんし、そもそも、10年以上の寿命を持つ動物があまりおらず、実験自体ができない、という問題があり、データを出したくても出せないというのが実情だと思います。
2.目安を決めると切り捨てになりかねない・・・自然現象は全て「確率」で決まり、「絶対」というものがありません。どの山裾までを「山」とするのか、境界線を決めるのが難しいように、目安は目安でしかありません。なのに、いったん目安を設定すると切り捨てになる人が出てきます。目安以下の数値であっても病気になる人は(確率が小さいとはいえ)いますし、目安以上の数値であっても病気にならない人はたくさんいます。

そもそも、原発がなければこんな面倒なことを考えずに済んだのに、と思うと残念でなりません。

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私が思うに、野菜や果物をしっかり食べることが、放射線に強い体作りをする上でも重要だと思います。
上述したように、放射線を受けて出てくる「ラジカル」が、悪さをする原因です。
これを打ち消すのが、野菜や果物です。

野菜や果物には、ラジカルを消してくれる大切なビタミンやその他の栄養素がたくさん含まれています。
野菜や果物をしっかり食べれば、放射線に強い体作りができると考えてよいと思います。
「放射線が怖いから野菜や果物を控えている」という話がテレビに出てくることがありますが、それは残念ながら逆効果になる恐れがあります。

もちろん、放射性物質を取り込んで内部被曝するのも怖いですが、野菜や果物を食べないせいで放射線に弱い体になることも怖いです。
バランスのよい食事を取ることが大切です。

なお、「抗酸化作用」をうたっているサプリメントとかには手を出さない方がよいと思います。
まがい物が多いですし、たとえラジカルを消す力が強くても、それを大量に口にするとかえって体調を崩すことがあります。
というのも、ラジカルというのは、大量にできると困りものですが、少しくらいなら、私たちの健康を維持する上で大切なものなのです。
病原菌をやっつけるときにも大切な武器で、白血球などが自らラジカルを作り出したりしています。
ラジカルを消そうとしすぎると、かえって体調を壊す恐れがあります。
何事もバランスです。

変に濃縮したサプリメントを取るより、生の野菜や果物をしっかり食べることが大切です。
いろいろな野菜や果物を食べ、偏りのない食事を取ることが、放射線に強い体作りにつながるというのは、おそらく言っても構わないことだと思います。
 #残念ながら実験で確かめられることではないので、断言ができません。すみません。

お肉やご飯などは、残念ながらラジカルを減らしてくれるような成分はあまり含まれていません。
野菜や果物が大切です。
煮たり炒めたりしたものでもよいですが、ビタミンなどが壊れない状態を考えると、ある程度生も食べた方がよいでしょう。
 #食中毒に気をつけなければなりませんが。

健康を維持するには、「特別なことをしない」というのが特別な健康法だと言えます。
野菜も果物もしっかり食べる、もちろんご飯やお肉や魚、豆なども食べる。
バランスよく食べることが一番の健康法です。
どんなものもバランスよく食べれば、強い体になります。

子どもを思う気持ちの強さ、すばらしいことです。
子どもに放射能で汚染された食べ物を与えたくない、という気持ちもよく分かります。
ナーバスになるのも当然だと思います。
でも、銃弾を跳ね返す防弾チョッキが鉄板ではなくスポンジでできているのと同じように、危機が起きたとき、それを強く跳ね返そうとするより、柔らかく受け止めた方がかえって無事になるということはよくあります。
日常行っていることを、普段以上に大切にすることが、結局は子ども達のためにもなると思います。

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原発や放射能について、
まったく、いろいろ勉強させられるなぁと思います。
以前より随分詳しくなりました。
しかし、それでもわからないことがたくさん!
これは、クリキンディのような物理化学が苦手な人間だけじゃなく、
これを専門として研究している人ですら、100%解明できていないんですよね。
もう誰を信じていいのやらわかりません。

そんな時こそ、やっぱり「Compass of my heart」だなぁと思います。
様々な情報を取り入れた上で、
今、自分の心が向く方向へ進むこと、
それが後悔しない生き方なのかもしれません。