雪に願うこと

もう何もかも放り出して、逃げだしたい池田です。中島さん、あとよろしく!
・・・というわけにはいかないよね。本誌でさんざん「男気」がどうのこうのと、熱っ苦しく語っておいて、逃げだしちゃいけません。

根岸吉太郎監督の新作『雪に願うこと』を観ました。
東京で事業に失敗した青年が、故郷の北海道に戻り、「ばんえい競馬」の厩舎を営む兄のところで生活を始め、人々や馬とのふれあいを通して立ち直っていく、という物語です。

「ばんえい競馬」とは、「ばんば」という農耕馬が、重たいソリを曳いて障害コースを走るという、北海道特有の競馬です。ここにはサラブレット達が走る競馬のような美しさもスピード感もありません。巨漢馬がバフバフバフと荒い息を吐いて、ズリズリズリと重たいソリを曳きずって走る、泥臭くて素朴なレースです。
「ばんば」達は、最後の障害である山を越える前に一度足を止めます。そこで息を整えて「足を貯める」んですね。そして旗手と馬の呼吸を合わせ、一気に坂を駆け上がる。てっぺんを前に苦しくなりヒザを着いてしまう馬もいる。ああ、もうダメか、と観客は息を呑む。しかし馬はまた立ち上がり坂を昇りきる。その瞬間の観客の歓声。ゴールを目指す全ての馬たちに大きな拍手を!

ジャッピー!23号も今、最後のひと山を越える前に「足を貯めている」状態です。頑張れ、オレたち!
・・・と、素晴らしい映画と、だらしない編集部を無理矢理かさねて、いい話っぽくまとめてみました。(池田)

『雪に願うこと』5月20日より公開
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