肩胛骨は翼の名残

最近はサッカーネタばかりです。気まぐれに書いてます。

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2014J1リーグ【18節】FC東京-清水エスパルス②

2014-08-02 23:32:34 | 1.Sports
これが目指していたものだったのか!
こちらの理解度が低くて、今までわかってなくてホント、ごめんなさい。
つまらないサッカーとか、こんなのトーキョーのサッカーじゃない!とか
ほざいてて本当にごめんなさい、ミステル。

まず守る。しっかり守る。これが一番難しい。
モダンフットボールにおいて戦術は多様化し、個の技術も上がって
昔のように単純にゾーンだ、マンツーマンだ、で守り切れるものではない。

互いが呼吸するようにポジショニングし、目視しなくても互いを信じて
守りきる。そんな形を作るためには時間が必要だったんだ。
開幕前のキャンプだけでは時間も経験も足りなくて、今季の前半を
ある意味捨てるくらいでなければ完成に近づけないものだった。

すみません、そんなこと全然わかりませんでした。

そして守りが完成して初めて、攻撃ができるのがマッシモのカルチョ
なんだね。

後ろがおろそかな状態でいくら攻め上がっても、不確かなゴールを
打って相手にボールを渡してしまい、カウンターを食らっては意味がない。
昨季まではそれの繰り返しだった。

それでも私たちは、攻め続けること、シュートを打つことを求めていた。
3点取られても4点とればいいじゃない!という意識から抜け出せないまま
だった。

ところが中断明けの3試合、ミステルのカルチョがにわかに形を表わしてから
というもの、結果もさることながら、試合そのものが面白くて面白くて、
私たちは真夏の祭りに浮かれている。

イタリアサッカー=カテナチオで簡単にイメージできる、ゴール前でバンバン
跳ね返す守備。
(もちろんそれは前述の通り、時間をかけて作り上げたもの)

攻撃では足元の巧いFWたちが少しだけでも時間を稼いで、SBやMFを待ち、
預けて、戻して、一閃のシュートで仕留める。

堅い守備は攻撃にリズムをもたらし、効率的な攻撃は守備に余裕を与える。
これこそ、最新のカテナチオなんだな。
「ザックが持ち込んだのは一時代前のカルチョだ」とほんの少し憤然としていた
マッシモを思い出す。

結局どのリーグでも、W杯でも、スタイルを貫いたチームが最後には勝つ。
一人歩きしてしまった「自分たちのサッカー」という言葉は、けれど今でも
大切なもの。揃えた選手の能力、組み合わせ、戦術から導き出されるものは
たった一つの「自分たちのサッカー」だけなのだ。

優勝まで勝ち抜くには、自分たちを信じて貫き通さなくてはならない。
ここが今まで、トーキョーに欠けていた部分だった。
選手もサポも、いい時の「イメージ」だけを語って論理的な説明ができないまま、
中途半端な順位でシーズンが終わっていた。

今季は違う、と感じ始めている。優勝という最大の果実はまだ早いかもしれない
けれど、胎動を感じている。トーキョー史上、最高のカルチョを見せてくれる日が
遠くないことを、静かに待っている。



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2014J1リーグ【18節】FC東京-清水エスパルス①

2014-08-02 23:00:36 | 0.temp
移籍した最初のシーズンの最初の清水戦。
どれだけブーイングされるかと思ったら、ほとんどなかった。
清水にとってコースケってそれほど大事じゃなかったの?
コースケなんて、出しても惜しくなかったの?

前年度のアワォーズでフェアプレー賞を取ったコースケを見て
かっこいいなあって思った。
プレーも派手さはないけど、きっちりやれるいい選手だと思ってた。
そして2007U20W杯の調子乗り世代の一人だと知って、ますます
いいなあと思った。

そんなコースケがトーキョーに移籍してくれてとてもうれしかった。
今までのトーキョーにはいない、明るくて調子乗りの選手だし、
一方プレーは手堅くきっちりしているから、絶対即戦力だと期待できた。

そしてその期待を大きく上回って、一年目から中心選手になってくれた。
トーキョーサポもとても愛してくれた。

三年目の今年の味スタ。試合前のコールで清水から大きなブーイングを
もらった。やったあ!ってうれしくなったよ。
出して惜しかったと思ってもらえるようになったんだ、って。

そして今日の前半終了直前のFK。今季まったく決められなかったFKを
清水サポの目の前のゴールに放り込んだ。
うれしそうだったなあ。うれしかったなあ。泣けたなあ。

間違いなく、コースケは東京の漢だ!ってね。


コースケだけでなく、今季のトーキョーは下部組織育ちも含めて東京出身が
活躍していて、今まで以上に愛おしい。
Jリーグの理念である地域密着は、実は東京が一番難しい。
ゴル裏だって実際、東京出身者は少ないだろう。
それでもトーキョーサポを増やしていくには、選手が、フロントが、運営が
東京を愛していなくてはダメなんだ。

下部組織の子たちはその想いが強い。そんな彼らが中心になって、じわじわと
「東京愛」が広がってきつつある。
試合前のコールでエンブレムを叩く吉本の姿に毎度、胸が熱くなる。

これまでのトーキョーは良くも悪くもあっさりしていて、そんなクールさも好きでは
あったけれど、J2のチームの選手たちとサポの「愛」が羨ましいときもある。
なんとなく、わたしの片想いのような気がするときもある。

けれど最近、コースケを兄貴分として、若手の選手たちが明るく振る舞ったり、
Twitterでもちゃもちゃと絡んでいる様子を見ていると、トーキョーがより身近に、
可愛らしく思えて、うれしい。
「強く、愛されるチームを目指して」いるのだからね。


ひたすら愛し続ければ、よそでは気まぐれな女神も微笑んでくれる、それが
スポーツだと信じている。だからこそずっとずっと、あちらこちらのスタジアムに
足を運ぶ。

試合の結果に本来「奇跡」はない。ほとんど論理的に導かれるもの。

愚直にバットを振り続けるもの、ボールを蹴り続けるもの、スタジアムに
通い続けるものには、必ず幸せな結果が訪れる。大事なことは、
それが幸せだと気づくためには、愛し続けなくてはならないということ。

言い換えればスポーツは、素直に気持ちを込めればきちんと返ってくる。
日常では、凡人の人生では実はそれこそが奇跡。
だからわたしは、暑くても、遠くても、寒くても、一人でも、嬉々として
スタジアムに向かう。
そしてコースケのFKを見て幸せを感じられる。
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コロンビア戦の前に。

2014-06-22 18:06:55 | 1.Sports
もはや、選手の誰も「優勝」なんて思ってもいないのだろうな。

でもわたしはまだ信じてるよ。グループリーグの全ての試合が終わって
順位が確定する瞬間まで。

奇跡が起こるから、スポーツを観るのが好きなんだ。
日常に奇跡なんて起こらない。でもフィールドには起きるんだ。

スペインとイングランドがGLで敗退するなんて、世界中でどれほどの人が
予想していた?チリが一位通過するかもしれないなんて、誰が予言していた?

ボスニアがW杯に出られるなんて、20年前に彼らは信じていたか?

選手たちが戦う相手はもはや、コロンビアの選手ではない。
「やっぱり勝てないじゃん」
「優勝とか笑わせるなよ」
「海外組とかたいしたことないな」
「監督が悪い」「本田やっぱりビッグマウス」
そんなことを言う奴らだ。

なにも知らないくせに。彼らがここに立つまでにどれほどの努力と、犠牲と、
苦しく辛い思いをしてきたか、知ろうともしないくせに。

彼らだけじゃない。そこに立てなかった多くの選手が、私たちの日常なんかとは
次元の違う苦しみを背負っているか、知らないくせに。

だからこそ、ワールドカップで勝たなければ意味がないのだけれど。


この4年間は間違っていない。今回は確信してる。
2010年、確かに予想以上の結果を出せた。けれどそれは「弱者のサッカー」。

日本代表に望むのは結果か内容か?

代表は強いから応援する。勝つから見る。負けるのは見たくない。
そんな人は世界中にたくさんいることだろう。
試合前に選手たちが口にした「自分たちのサッカー」の意味をわからない日本人が
大多数だろう。私だってずっとそうだった。

でもこの3年半、この代表とJリーグを丹念に見つめ続けて、わかったんだ。
日本がこの先100年も、サッカーを愛する国であるために、
愛国心だの忠国心だのを、戦争ではなくフットボールで表現できる国であるために、
4年に一度、善戦したり健闘してるだけでは、もうダメなんだ。

世界中のフットボールファンを魅了するサッカーを創り上げる。
かつて小学生の私がはるか遠い世界のW杯で西ドイツのサッカーに魅せられたように、
4年に一度、あの楽しいサッカーを見せてくれ!と思わせるような。

それが日本でフットボールを愛し、フットボールを根付かせようと努力している人たちが
目指すところだと思う。
4年に一度、凡人たちの取るに足らないストレスを解消するために、W杯はあるんじゃない。


コロンビア戦の結果によってまた、2006年後のように暗い時代が来るだろう。
Jリーグの動員も減って、マスゴミも手のひら返しで野球に、なでしこに群れるだろう。
それでもフットボールを愛する人たちは、怯むことなくこの道を進んで行くと信じてる。

この4年間を土台にして、4年後、8年後、100年後に「ああ、あのブラジル大会がすべての
出発点だったんだな」と思えるようになると信じてる。


W杯だ、WBCだ、五輪だ、で日本が活躍すると夢中になる人ってたいてい、明治維新の話が
好きだよね。で、たいてい竜馬が好き。先見の明があったとか、傑物だったとか大絶賛。

だけどあの維新とその後の近代化に成功したのは、一人のスーパーヒーローの力ではなく、
現実を冷静に分析し、人的資源を分け隔てなく登用し、100年後の一流国をイメージした
多くの人たちの緻密な計画があってこそ、だろう。名もなき多くの信念の人たち。

今、日本のサッカー界にはそういう人たちがたくさんいると思う。
それこそが私がラグビーからサッカーへ想いを移した最大の理由。
3年半、いろいろな階層のサッカーを見て、あちこちに純粋にサッカーを愛する人たちが、
サッカーが日常である人たちがたくさんいることを知った。

大袈裟かもしれないけれど、これが成熟した国ということじゃないかと思う。
GDPだとか企業の売上だとかシェアだとか、もうそんなことで競う時代ではないと、
多くの人が気づき始めている。わかってないのは役人と政治家とマスゴミであって。

誰もが自分の時間とお金と心を、自分の好きなように使えること。
結果、多様な文化や価値観が溢れた多様な国になること。
そうすれば武力を用いなくても、他国からの尊敬や資本が集まってくるはずだ。


なーんて大袈裟なことは、いまの選手たちは考えなくていいんだよ。
ただ「悔いなく」やることだけを考えて。
4年どころか、2007年のU20W杯や五輪予選から共に戦ってきた仲間たちとサッカーを
やれるのも、残り数試合なんだよ。あのころから目指してきたサッカーはブレていない
じゃないか!自分たちを信じて、仲間たちを信じて、最高の舞台を思いっきり楽しんで
おいで。誰かのためでなく、自分のためだけに、ボールを蹴ってこい。
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2014J1リーグ【10節】浦和-FC東京

2014-05-04 17:29:01 | 1.Sports
いつか、このカードが「ナショナルマッチ」と言われる日が来ることが
わたしの願い。
そのためにはトーキョーがもっともっと強く、愛されるチームにならないと。
そして浦和にはいつまでも強く、大きなクラブでいてもらわないと。

それとは別に、いまは私にとってスペシャルマッチ。
わたしに再びサッカーの面白さを思い出させてくれた柏木陽介と、
どんな時でも我が街のクラブとして愛し続けるトーキョーが戦う試合。

2011年の天皇杯、クリスマスイブの熊谷から始まったこの特別なカードでは
毎度複雑な想いをしてきたけれど、今回はついに、心から楽しめた。

陽介のパフォーマンスがすごく良かったこと。
陽介が心から楽しんで試合をしていたこと。
トーキョーが今季のスタイルを貫いたこと。
両サポが、素晴らしい雰囲気を作ってくれたこと。

すべてがそろって、本当に楽しい試合だった。
試合を作ったすべての人にありがとうございましたと言いたくなるような、
素敵な試合だった。


いや、もちろん。トーキョーサポとしては大いに不満なわけですよ。

今季初頭の、クソつまらないけどとにかく守り続けるサッカーを、こういう
勢いのある強いチーム相手にこそやるべきであろうと。

本来わたしたちが大好きな、あらゆる場所からボールを上げて攻める
セクシーフットボールは、今日は封印すべきだろうと。

ミステルは確かに多彩なアイデアを持っていると信じられるように
なってきたけど、ここまで得点できないFWを使い続けるなんて、
あんたはポポかよ!とか。

で、そんな決められないFWを延々と励ますゴル裏ってなんなの?
おっさんのセンティメンタルでしかないでしょう?とか。
今日は、初めてこの埼スタで先発したムトウを支えることが大事でしょう!

今年はもう「無敵のライオン」ではないことに気づいてよ。
去年のスタイルとこのチャントはピッタリ合っていて、選手たちも気分を
盛り上げてくれてたと思うけど、今季のスタイルには全然合っていない。
むしろ邪魔。そういうところに気づけるのが、サッカーに詳しいゴル裏と
他サポに褒められるわたしたちなのに。

毎度指定に座るたび思うけどさ、そんだけ歌って叫んでギャーギャー騒ぎ
たいならゴル裏に来いっつうの。
んで逆にゴル裏にいるならとにかく声は出せよ、溜息つきたいなら指定を
買えよ、とかね。


愛するトーキョーとトーキョーゴル裏には不満プンプンだったおかげで、
陽介に集中出来たとも言える。そのためにこの席を買ったんだからね。

試合が始まる前から場内のビジョンではずっと陽介を写してくれてた。
その表情の落ち着いた、研ぎ澄まされた感じで、どれほどいい状態なの
かがわかった。そして嬉しかった。何かを背負った思い詰めた顔は、
少なくともこの試合では見たくなかったから。

そして試合が始まると、一つ一つのプレイを見ているだけで幸せな気分に
なった。プレイを見ているだけで幸せにしてくれる選手なんて、世界中
どこにもいない。

走って、周りを見渡して指示を出して、ボールを受けて的確にさばいて、
ピンチになったら誰よりも先に戻って、必死に体を張って。
セットプレイからのキックはさらに精度を上げていたし、判定にいちいち
キレたりしなくなった。

たとえ残り時間が1分を切っても、一瞬たりとも集中を切らさず。
両手を思い切り振って一生懸命走り、全身を使ってキックを蹴る。

かつて難波くんが「彼を見ていると『ラグビーをしている』という感じがする」
と言われたように、陽介もまた、全身で「サッカーをしている」。
こういう選手が、わたしを幸せにしてくれる。

器用ではない。巧くない。狡くない。カッコ悪い。足遅い。
でも78分、必死にドリブルで上がっていく後姿を見て、ああ、きっと点を取るなと
確信した。そしてCKをもらって見事にクロスを上げて得点に繋がった。

陽介だけを見詰めて4シーズン目、それくらいの予知能力は身についたわ。
どれだけ彼が苦しんで、どれほど成長したかも見てきた。


ところが。
開始5分の最初のCKをセットしに行くときのこと。
トーキョーゴル裏からの大ブーイングの真っただ中に歩いていく顔を
双眼鏡でズームで見ていたわたしは目撃したのだ!
ゴル裏にキッと鋭いメンチ切って、口元は「チッ」って動かしたのを!

そうでなくちゃ。
全部背負い込んで憔悴したり、コラムに素直な想いを素直な言葉で表わしたり
…そんなの陽介らしくない! 
調子乗りで、勝ち気で、小僧なのが、わたしの好きな陽介だもの。
なくなってなくて、安心したよ♪


試合終了のホイッスルが鳴る瞬間、どんな表情をするのか、楽しみだった。
グッタリ疲れた顔を見せるのか。なにか不満が残った顔なのか。無邪気に
喜ぶのか。双眼鏡をピッタリ合わせてその瞬間を待つ。果たして…?

「いい顔」だった。
いい仕事をした男の顔。喜び、安堵、疲労、そして少しの口惜しさ。
やられたー、初めて見たよ、そんないい顔。
まったくいつもあなたって人は、そうやってわたしを恋に落とす…(笑)


浦和美園への帰り道、スキップしたくなるのを抑えるのに必死だった。
少し暑いくらいのいい天気、迫力は減ったけど熱さは変わらない浦和のゴル裏、
結果は出せなかったけれど決して落胆することもない、ミステルのフットボール、
寂しくなるほど成長した元気、やっぱり代表クラスの守備ができる森脇、
相変わらず可愛いむっくんの笑顔、タマやリクのギラついた感じ、
なによりもこうして自分の力でスタジアムに来れたこと。

全てがうれしくて楽しくて、鼻歌でも歌いながらスキップしたくなるのを、
なんとか抑えて歩いていたよ。

♪私 恋をしている 恋に落ちてる
 もう隠さない 熱いときめき
 やっとめぐり逢えたの 夢に観てたの
 醒めることない 夏の憧れ
 さがしてた あなただけ…♪
("Squall" by M.Fukuyama)

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2014J1リーグ【2節】FC東京-甲府

2014-03-08 22:43:15 | 1.Sports
ホーム開幕戦。ただいま、味スタ。今年もよろしくね。

グッズ売り場の「店長」、この日はゲストに敬意を払って
おヒゲに蝶ネクタイ。相変わらずのセンス♪

ちょっと悪ノリのゴール裏も、相変わらず。

だけど今季のサッカーは、いま一つ面白くはなく、
ゴル裏も静かな時間が過ぎたりして…。
早いところ結果を出さないと、観客減りますよ。

だって私たちが求めるのは、勝ち負けもさることながら
観ていて楽しいフットボール、セクシーフットボールだから!

勝ちゃいいなんて、野暮な田舎もんのセリフだね。
首都・トーキョーがやるなら、美しくて楽しくなければ。

あのイタリア人、いま一つ垢抜けてないよね、大丈夫かしら。
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