長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

通常国会に向けて

2010-01-18 00:44:45 | 国会
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いよいよ通常国会。私にとって初めての本格的国会である。

閉会中、まずは現場のお声をお聞かせ頂く事に徹した。各種業界団体、商工会議所、商工会、労働組合、商店、地方自治体、病院、消防本部、公共事業現場、地域事情、過労死問題、参政権問題、等など。意見交換と視察の日々。決して足りているとは思ってはいないが、現場からのご意見をバックに自論に゛多少の迫力゛は加わったのではないかと思っている。今後も迷ったら現場に足を運ぶことを鉄則として、国会と地元を行き来する半年としようと思う。

小沢幹事長の元秘書であり現職国会議員、秘書も逮捕が国会運営、党運営にどう影響を持つかについて、マスコミからインタビューを、地元からご質問を沢山受けた。私としては、事態を見守るしかないとお答えした。国会議員は検察ではない。白か黒か、不起訴か起訴かは我々が調べ決めることではない。そして、地域訪問をしていて感ずるのだが、昨年3月から5月の方が民主党に対する風当たり、厳しいご指摘は強かったと感ずる。その後、世論もそのままの状態で総選挙に突入した。それでも政権交代が起きた。今は、経済界からは特に、政治と金の問題も忌々しき事態だが、社会生活の安定、景気回復のためにマニフェストを少しでも早く実行することを最優先にしてくれと言うお声が多い。そして、今回の逮捕劇があった後も、ネット上は別にして、私の地元では圧倒的にこれを優先するお声が多かった。ならば、この世論を信じさせて頂こうと思っている。

例えるならば、今、瀕死の重症患者を救う為に難しい手術を行い始めた。患者さんの体にはメスが入り、病巣確認に入ったところ、手術室のドアの外から、執刀医が昨日スピード違反をした疑いが持たれ、もしかすると飲酒運転だったかもしれないという疑いが持たれている。取調べをしたいので執刀医の先生にお出まし頂きたいと警察が来ている。執刀医には心当たりがない。飲酒運転とは聞き捨てならないが、弁明をするには時間が惜しい。何よりも患者さんはこの先生に執刀して頂くことを熱望されていた。今将に手術が行われている。今、手術を優先し続行するのは当然である。

上手い例ではないし、非常に都合の良い理屈だと言うことは分かっている。正直私も政治と金の問題については皆さんと同じ感情を持っている。ただ、執刀医が変わる、あるいはチームメンバーが変わることで、患者が助かるのだろうか。時間があればそれも可能だが、今そこにある危機を脱出しなければならないのである。患者がそれを望んでいないのならばまだしも、政権交代で、民主党が望まれたのだ。ならば、それに応える義務がある。

何分人間のする事であるが故、コンピューターのようにプログラムを入れ替えれば、人もモノもお金も流れが変わると言うものでもない。また、政権交代とは云わばどん底の状態にあって何とかしてほしいと国民が叫んだからこそ成し遂げられた。問題がなければ今までの政権で良かったのである。世論に西松事件への視線があれども、政権交代が成されたと言う厳然たる事実を考えれば、私は国民世論を信ずる。地元で直接、接したリアルな皆さんの意見を信ずる。

野党におかれては、政治と金の問題については捜査の行方を見守るという点で一致して頂ければと思う。誤解を恐れずに記せば、政治と金の問題を仮に本国会で時間を掛け最優先することは、同時に国民生活の改善を遅らすことにもなる。年金、医療、介護の問題は、政治と金が解決しても解決されぬ別次元の事柄である。

厳しい非難があることは百も承知。また、マスコミにもいろいろ言いたいことはあるけれど、これを乗り切るしかないともっている。地元からたくさんの宿題を頂いた。ひたすらこれにお応えしていくだけである。
コメント (45)
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さすがに一言。

2010-01-18 00:34:56 | 社会
Kamiryuさんのコメントには愕然とさせられました。残念です。

Unknown (Kamiryu)
2010-01-18 00:22:14
>あまり認識のない議員は引いてしまう。

認識が無いって…。こんなバカ共が政治家になるからおかしなことになる。外国人参政権なんてずっと前から言われてきたことだし、一般人でも知っている事です。
あなた方民主党の自称保守が反対票を投じるとはとても思えない。「保守」の皮を被った「保身」なのだから。
コメント (10)
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