休日、起床の後、ソファーでボーっとしていたとき、ふとカブトムシの入った虫篭が目に止まった。そう、
高安山のカブトムシである。夏が終わる頃、オス・メス共に死んだ。いつか片付けなければと思いつつ、ベランダの横に置きっ放しだった。
中を覗くと、一匹いた。
大きな白い幼虫がモゾモゾと動いている。あぁ、幼虫が知らずに育っていたんだと思い、子供達を起こし、暫し監察。オスのカブトがバラバラになっていた。幼虫が食べたのだ。メスは跡形もない。このままではかわいそうなので、幼虫・蛹が育つ新しい土を買ってきて取り替えることにした。そこで、驚きっ・・・
土が全部、糞に変わっていた。おぉ、実に気の毒。そこで、糞を掘り返すと、餌入れの下に2匹発見。木の皮の下に、2匹発見。新聞紙の上に並べていると女房が「キャーーーーッ何ィーこれっ」。
結局、なんと12匹の幼虫が知らずに育っていた。「ゴメンねぇ」と幼虫に声を掛ける子供達。
野生のカブトムシは生命力が凄いらしい。ということで、写真は新しく取り替えた土の上に並べた幼虫達。この後、ものの1分もしない間に元気良く、モゾモゾと土の中に消えいてった。
「パパとママを食べて大きくなったのね」と、6歳の娘がポツリ。命の連続性、繋がりを子供たちは学んでくれたようだ。