My Graffiti Board

MacBookPro, iPhone/iPad/iPod, BCL/SWL/Amateur Radio & Planet

AN-12 のロッドアンテナだけ、補修パーツとして入手、

2015-10-15 17:21:33 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

ソニーのPLLシンセサイザーレシーバー ICF-SW7600GR の使用に於いて、必須の純正オプション(外部アンテナ) AN-12 のロッドアンテナを取り寄せた。

窓の外で一年365日、雨風に晒されていて、設置から五年、遠くからでもアチコチにサビが目立つ様になり、特にロッドアンテナは気掛かりだった。

上の画像は AN-12(ロッドアンテナの基部) と Packing List と 部品売上票

 

たまたま、秋葉原に用事があり出掛けたついでに、ソニーSS秋葉原へ立ち寄ってみた。
消耗品扱いでロッドアンテナだけ入手出来るのか?問い合わせたところ、端末で検索していたが、在庫も有り補修パーツとして取り寄せは可能との返事だった。
空かさずその場で注文し、その後、数日で入手出来て安堵した。代金は、その場で支払ったが、1,544円(税込)だった。

本来、ここは、ソニー製品の持ち込み修理の為の窓口。
補修パーツも扱っているが、対面営業の為、持ち込みも引き取りも自ら行う必要が有る。遠隔地の場合は、その製品の購入店経由での取引になるらしい?

個人的な感想だが、長波から短波帶までカバーするアンテナ AN-12 は ICF-SW7600GR には必須のアイテムだ。
オプションと言うことで、買うのを後回しにしている人も多いが、本来なら付属品にすべきほどのモノであり、これ無くして ICF-SW7600GR は感度が悪い?とかの議論はナンセンスだ。


ソニーの AN-12、一年も前に生産完了になっていた、

2015-08-15 16:11:49 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

ソニーのFMステレオ/LW/MW/SW PLLシンセサイザーレシーバー ICF-SW7600GRの純正オプション(外部アンテナ) AN-12が生産完了になっていた。

長波から短波帶までカバーするアンテナ AN-12にはお世話になっているが、窓の外で一年365日、雨風に晒されている訳で、流石に五年も経過すると金属部のアチコチにサビが目立ってきた。

 


そこで、サビが一番目立つ、ロッドアンテナの部分だけでも交換しようかと、念の為、ソニーのホームページの AN-12へアクセスしてみた。
開いたページで、AN-12が「生産完了」とあり驚いた。ネットで検索してみると一年前にはその告知があったようだ。

AN-12が無いと相方のソニーのレシーバー ICF-SW7600GRは、その実力を発揮できない訳だ。
モデルチェンジする訳では無さそうなので、代替品としては、アマチュア無線用のアンテナを販売しているメーカのラインナップから広帯域受信用の物を選ぶしか無いが、アンテナの設置について知識の無い人には敷居が高いかも知れない。

屋外設置のアンテナは、屋根より上に出すか、建物の壁から離して設置する必要があり、設置がかなり面倒だ。それに加え、台風など強風とか落雷は、普段は意識していないが、その時になると何の対策も無く、ただただ収まるのを祈る気持ちで過ごすしか無い。

AN-12は、取り付ける場所として、ベランダの手摺りなどを意識しているようで、取付金具が立てにも横にも向きを変えられ、扱いが簡単だった。

取り敢えずは、劣化が一番進んでいる、ロッドアンテナをソニーSSから調達しておくことにした。
しかし、
いま一番の心配は、この AN-12の生産完了より、レシーバー ICF-SW7600GRそのものが生産完了し、ソニーがこのジャンル(BCL)から撤退することである。

関連記事
孤高のレシーバ SONYの "ICF-SW7600GR"
関連記事
ソニーのBCL用アンテナ "AN-12" の取付例ですが、


孤高のレシーバ SONYの "ICF-SW7600GR"

2012-07-20 20:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

"ICF-SW7600GR" と言えば、知る人ぞ知る、ソニーの "FMステレオ/LW/MW/SW PLLシンセサイザーレシーバー" だ。同期検波と言うユニークな機能を搭載し、世界が認める正に孤高のラジオ、いやレシーバーと言える。
大昔は "全波受信機" と呼ばれたが、いま風に言えば、長波(LW)から中波(MW)、短波(SW)、それに加え、FMステレオも聴けるワイドバンドなレシーバーである。

今から三十数年前、中波や短波による遠距離受信、いわゆる、国内各地からの中波放送や海外からの国際放送を聴く、BCL(Broadcasting Listening)ブームが起こった。

当時、家電大手の各社が、このBCL用のラジオを競作し、ドンドン性能もアップ、それ以前では想像も出来なかったほど高性能のラジオが次々と発売された。

今から思えば、この一大ブームも長くは続かず、数年後には収束してしまった。
それから今日まで、何度かマスコミなどで取り上げられ、中年オトコの道楽?として、仕掛けられたが、往時のメーカーも素知らぬ顔?で、結局は何も起こらなかった。正直なところ、リバイバルの兆候は定かではないが、根強いファンは居るようだ。

いま市販で、長波、中波、短波放送を聴ける "BCLラジオ" と呼べるモノは、ソニーの "ICF-SW7600GR" だけと言っても過言ではない。それも、BCLブーム時代のラインナップと比べれば、中程度のランクで、欲を言えば、もう一つ上のクラスが欲しいところだ。

しかし、これにも事情がある。
十年ほど前、この "ICF-SW7600GR" には、上位モデルも下位モデルもあり、全体としてバランスの取れたラインナップだった。
その後、次々と生産中止となり、品揃えの構成が崩れ始め、遂には、この "ICF-SW7600GR" と幾つかの下位モデルだけが生き残った、何とも悲しい現実がここにある。

それなりの年齢になり、往時は買えなかったモデルでも、今なら買えそうだが、モノが無いのでは致し方ない。無い物ネダリは無意味だが、今は座右に、この "ICF-SW7600GR" がある。
夜になると、日本全国の県庁所在地にあるAM放送や韓国、台湾、中国、極東ロシアなどアジア近隣からの短波放送も難なく聴くことができる。

昔はアナログ・ダイヤルだったから、周波数が合っているのか?常に心配しつつ、右に左にダイアルを繰ったが、今はダイアルもデジタル選局になり、その周波数で聴こえなければ、電波の伝播状態が悪いと判断して別の局を探すので、諦めと言うか決断も早い。

地元のFM放送やAM放送が良好に受信できるのは当然だが、鉄筋構造の集合住宅では、短波放送は全くダメ、FMもAMも雑音に邪魔されたりで満足な音にならないことも多い。
ソニーの尻馬に乗る積もりはサラサラ無いが、純正オプションのLW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" は絶対に必要。これ無くして、感度が悪いなどとケチを付けるのは筋違いだ。携帯もそうだと思うが、電波は部屋の奥までは届き難いから外部アンテナは必須なのだ。

さて、この "ICF-SW7600GR" だが、
全世界で八十万台を売ったとされるソニーのICF-7600シリーズの現行モデルである。
初代のアナログ機 ICF-7600(1978年発売)から始り、ICF-7600A(1982) → ICF-7601(1988)、デジタル機は ICF-7600D(1983) → ICF-7600DA(1987) → ICF-SW7600(1990) → ICF-SW7600G(1994) → ICF-SW7600GR(2001)と、時代とともにドンドン進化してきた。

初代からの "7600" のサフィクスを受け継いでいて、ソニーの拘りが感じられるが、現行モデルも発売より十年余も過ぎていて、ソロソロ代替わりを期待するユーザーも少なからず居るように思う。

当のソニーがどう考えているか?分からないが、他社から調達しているキーパーツが、数年前から次々と生産終了になり、ソニーも腹を括る時期が近いようにも思える。他力本願だが、多くの "7600" ファンとともに朗報を期待したいところだ。




最後に、
"ICF-SW7600GR" で、気に入らない?ことは、
●選局が全て、テンキー入力で使い難い。こればかりは、回転ダイアルが必須だと思う。
●信号強度のインジケータが無くて、単に "TUNE" だけの表示では意味無し。ぜひ、LCD表示でも良いから、アナログメーター方式がベストだ。
●音量ボリューム右側面下より右側面上の方が操作がしやすい。廻すとガリガリと雑音が出て、交換修理でも暫くすると再発する。
●ACアダプターは、全世界共通仕様?の為、馬鹿でかく重い、国内専用のモノにして欲しい。
●本体を持ち上げる時に、必ず?ライトスイッチに手が触れ、ダイアルライトがON になってしまう。
●立て掛けようとすると、本体の重量バランスが悪く安定しない。

ICF-SW7600GR 取扱説明書


今月12日に開局した"TOKYO FM"八王子中継局の電波を受信

2010-01-23 19:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

"TOKYO FM" は、東京タワーから電波を送出していますが、東京西部の難視聴対策とかで、中央道八王子ICの西側の丘陵地に中継所を開局しました。
昨年の夏頃には、既に試験電波が受信されていたと聞きましたが、確認もせず今日に至っていました。たまたま、ソニーのFM/AM/SWラジオ "ICF-SW7600GR" の電池を交換することになりダイヤルを合わせてみました。
しかし、雑音だけで何も聴こえず、窓際へ寄ってロッドアンテナを引き延ばしたところ、雑音混じりでしたが放送が受信できました。
東京タワーからの電波は 80MHzで10kW出力、こちらは 80.5MHz。出力はたったの 10Wと公表されていて、彼我の距離が 40km弱あり、受信状態が余り良くないのも致し方ないと思いました。
FM専用の八木アンテナにして、八王子方向に向ければ、かなりの改善も期待できますが、親局の東京タワーの強電界地区に住む私には、受信障害となる、電波のマルチパス対策の方が長年の懸案事項です。
それとは別ですが、この "TOKYO FM" は、今年の四月で開局四十周年とか?アナウスされていて、そんなに経ったのかと感慨深いものがあります。四十年前と言えば、1970年ですが、当時は"FM東京"と名乗り、それまでのAM放送とは一線を画す、高品位高忠実度のいわゆる HiFiステレオ放送を開始しました。
しかし、この時代を知る人も少なくなって来ていますが、"FM東京"の前に更に十年の FM放送の歴史がありました。
私学の東海大学が FM放送による高等通信教育を実施する計画の元に、実験局として開局した"FM東海"がありました。この"FM東海"が民放化され"FM東京"となったのが1970年のことです。
今にして思い返せば、この"FM東海"の十年無くして、今日の "TOKYO FM" は無かった訳で、現在も筆頭株主は東海大学、二番目は東京タワーを管理運営する日本電波塔(株)となっています。
当初は、NHK FMとの二局体制でしたが、時が経つに連れ、在京の民放FM局は更に二局が放送を開始、それに加え、東京隣接県でも民放FM局が次々と開局し、競争も激化しているようです。
また、電波に寄らないメディアも次々に出現し、"TOKYO FM" も昨年の暮れからWiFi経由で iPhoneでも聴取できるサイマル放送が実験的に始まりました。
ネット経由が全て有利とは言えませんが、それぞれの特徴を生かすことにより、別々の利用形態が存続していくようにも思えます。日本の FM放送も実験放送の開始から半世紀が経ち、変わらない部分と大きく変わらなければならない部分との棲み分けを考える時が来ているように思われます。


"ICF-SW7600GR" の取扱説明書は五カ国語が一冊にまとまって

2008-08-17 12:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

ソニーの短波放送も聴けるFM/AM/SWラジオ "ICF-SW7600GR" の取扱説明書は、このラジオのコンセプトにピッタリのマルチランゲージ仕様です。国内で売られている "ICF-SW7600GR" に同梱されている取扱説明書は五カ国語で構成されています。最近、お問い合わせが多いので少々ご紹介しておきます。
サイズは変形版で、縦が234mm幅が120mm、8mm厚の細長い手帳風?で、何でこんなサイズなのか?その意図は分かりません。本文は最初に和文による説明が40ページほどあり、それに続いて、English, Korean, Chinese, Arabicの四カ国語に翻訳されたページで構成されています。
英文は、何とか拾い読みが出来ますが、韓文は○と?を組み合わせた様なハングル文字で読めません。中文は漢字の国ですから何となく分かる気がしますが、アラビア語は何ともユニークな右から左への一筆書きみたいで、これが文字との認識もなく何とも形容のしようがありません。おそらく、このほか、仕向により、German, Frenchなど色々な言語での取扱説明書も存在するようです。
一番重要なページは、複数ある選局のやり方です。
■ 周波数を直接入力して聞く ダイレクト選局
■ 手動で周波数を選んで聞く マニュアル選局
■ 自動的に局を探して聞く オートスキャン選局
■ いつも聞く局を登録して聞く プリセット選局
■ 登録した局から受信可能な局を探して聞く メモリースキャン選局
■ SSB、CWを受信する
■ AM放送を良い受信状態で聞く 同期検波
どの説明も、フロントパネルのイラストに、操作順の数字が付いていて、その数字の順に個々の操作内容が簡潔に記述されていて分かりやすくなっています。
画像左端に一部分が見えるのが取扱説明書と同じサイズの "Wave Handbook" です。BCLをやっているソニーファンなら誰でも知っているガイドブックで、海外の短波放送局のタイムテーブルが克明に記されています。この両方を活用することで、各国から送信されている短波放送を比較的容易に受信することが期待できます。

 


気になる目次ですが、
はじめに
 各部の名称と働き
電源について
 乾電池で使う
 外部電源で使う
時計を合わせる
 現在時刻に合わせる
 他の国、地域の時刻を知る
ラジオを聞く
 海外で使う
 周波数を直接入力して聞く
  ダイレクト選局
 手動で周波数を選んで聞く
  マニュアル選局
 自動的に局を探して聞く
  オートスキャン選局
 いつも聞く局を登録して聞く
  プリセット選局
 登録した局から受信可能な局を探して聞く
  メモリースキャン選局
 SSB、CWを受信する
 AM放送を良い受信状態で聞く
  同期検波
タイマーを使う
 ラジオまたはアラームで目覚める
  スタンバイ機能
 ラジオを聞きながら眠る
  スリープタイマー機能
便利な使い方
 誤操作を防ぐ・・・ホールド機能
 放送を録音する
 付属のSW(短波)用外部アンテナを使う
 別売りの外部アンテナを使う
その他
 使用上のご注意とお手入れ
 故障かな?と思ったら
 保証書とアフターサービス
 主な仕様
 ミニ知識

ICF-SW7600GR 取扱説明書


ソニーのBCL用アンテナ "AN-12" の取付例ですが、

2008-08-11 12:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

ソニーの短波放送も聴けるFM/AM/SWラジオ "ICF-SW7600GR" を使っています。住まいは東京タワーに近く、FM放送は文句なしのHiFi音ですが、AM(中波放送)は鉄筋構造の集合住宅のため室内では指向性が顕著に現れ感度も思わしくありません。しかも、SW(短波放送)に至っては、雑音ばかりで何も聴こえません。
室外にアンテナを設置すれば改善されるはずですが、都市部の住宅密集地区ではご近所の手前もあり実現が難しいようです。
それで、BCL(Broadcasting Listening)用として、カタログに載っていたソニー純正のアンテナを購入し使っています。
LW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" です。
最近、この "AN-12" の取り付け方のお問い合わせも多くあり、私の場合を画像でご覧ください。
取り付け場所ですが、アマチュア無線用のUHF(超短波)アンテナが取り付けてある32mm径のアルミパイプの途中にこの "AN-12" を取り付けました。二枚の取付金具を長いビスで貫通し蝶ネジで固定します。画像では垂直に立ったパイプに固定していますが、水平に延びるパイプにも取り付けられるように金具に十文字に凹みが付いています。
ですから、ビスとビスの間隔より狭ければ、ベランダの手摺りの上側にも外側にも取付は可能です。また、金具を一枚取り外しアンテナが取り付けられている残りの一枚の金具を木ネジで外壁(木造)に取付ることも考慮されています。この "AN-12" は、色々な条件に合わせて取付が出来るように考えられているように思いました。
画像でもお分かりと思いますが、AN-12" の近くに見えているUボルトやクランプはアマチュア無線用品のショップから購入したモノで既に二十年ほどこの状態で風雨に晒されていますが、錆も無く今でもガッチリとしています。
"AN-12" の方は鉄製でメッキが施されているようですが、架設から一年で赤サビが出てきました。全体的にみてあまり耐久性は無いと思われ消耗品扱いでしょう。恐らくサービスパーツとして別途入手出来るとは思いますが・・・
アンテナ付属のケーブルは12mで、アンテナは三段階に伸縮出来る全長1.5mのロッドアンテナです。このアンテナで拾った電波は基部に有る広帯域アンプでおそらく10倍程度に増幅し、ラジオの方へその電波を導いています。長波から中波、短波までの感度を簡単にアップできますが、FM放送には非対応です。
AM(中波放送)は、夜になると全国の大電力局の殆どが大なり小なり聴こえます。また、今まではノイズしか聴こえなかったSW(短波放送)も、Radio Japanをはじめ韓国、中国、アメリカ、ヨーロッパからの賑やかな音楽やニュースが受信出来る様になりました。


中波も短波も、BCLには、やはりアンテナに負うところが大きい

2008-02-13 20:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

中波や短波による遠距離受信、いわゆる、遠くからの中波放送や海外からの国際放送を聴く、BCLブームがあったのは今から三十年ほど前になります。
そのブームは五年間くらい続いたでしょうか?市販のBCLラジオも家電大手の各社が競作し、ドンドン性能もアップ、ブーム当初では想像も出来なかったほど高性能のモノが次々と出揃いました。
しかし、ブームが頂点に達したか?と思われた1980年代初め頃、線香花火が最後の一瞬に大きく輝き消えるサマに似て、このブームは収束してしまいました。
それから四半世紀が経ち、リバイバルの兆候は定かではありませんが、根強いファンは居るようです。今では市販されているラジオも、松下電器とソニーが多くのシェアーを占めていますが、長波、中波、短波放送を聴ける "BCLラジオ" と呼べるモノは、ソニーの "ICF-SW7600GR" だけと言っても過言ではありません。それも、BCLブーム時代のラインナップと比べれば中程度のランクで、欲を言えば、もう一つ上のクラスが欲しいところです。
無い物ネダリは無意味ですが、今はこの "ICF-SW7600GR" で聴いています。在京のFM放送は東京タワーから近いところなので文句なし、中波放送も東京の局は良好に受信できます。ただし、鉄筋構造の集合住宅のためか?短波放送は雑音だけでNSBも含め全く駄目。
BCLを志す者としては、中波での国内遠距離受信や海外から送信されている短波放送を必至の思いで聴く為の努力しています。
電波を良好に受信する為には、一にも二にもアンテナの性能が物を言います。室内にビニール線を引き回しても、ある程度は受信の感度が上げられると思います。しかし、アンテナは本来、周囲に広い空間の存在が不可欠です。とは言っても、住宅密集地区では、大きなアンテナの架設は隣近所の手前からも難しかったりします。
それで、今はソニーのBCL用のアンテナ "LW/MW/SWワイドレンジアンテナ AN-12" を試用しています。隣近所と接近している家とかマンション住まいで、大きなアンテナを上げたくても上げる場所が無いとか、そんな時にコレを窓際に設置してみたり、ベランダの手すりに付けられれば、感度はグ~ンとアップします。
私は、家族の目もあまり届かない、エアコンの室外機の支柱に取り付けました。付属のケーブルは12mなので、室内での引き回しも考慮しての場所決めになります。
付属のアンテナは三段階に伸縮出来るロッドアンテナですが、もちろん全部引っ張り出して全長1.5mの状態で使用します。このアンテナで拾った電波は基部に有る広帯域アンプでおそらく約20dB(約10倍)程度に増幅し、ラジオの方へその電波を導いている様に思われます。ですから、長波、中波、短波の感度を簡単にアップしたいと思っておられる方にはお奨めかもしれません。ただし、FM放送には非対応です。
国内の中波放送でも東京から北海道や九州までの大電力局の殆どが大なり小なり聴こえます。また、今まではノイズしか聴こえなかった短波放送も、NSBやRadio Japanをはじめ海外からの賑やかな音楽やニュースが受信出来る様になりました。
"ICF-SW7600GR" は、このアンテナをダイレクトに接続できますが、他のアンテナを繋ぐことは禁止らしいです。この "EXT ANT" には、ソニー純正の外部アンテナ用に直流電圧が掛かっている為のようです。
他のラジオ用には、同梱されているアンテナカップラーを使うことで、同様の効果が期待できます。アンテナカップラーをラジオに近づけて、その向きや位置を変えると良好に受信できます。
窓から遠い部屋の中では指向性が顕著になることがあり、私は過去に何度も修理して今日まで延命している "ICF-7600" で、NHKのラジオ深夜便を聴く時に使っています。これを近づけるだけなので、ラジオ、ステレオコンポ、ラジカセなど、機種を選ぶことなく使えてある意味、便利です。
中波や短波放送を聴きたい人、AMのノイズで困っている人には救いになるかもしれません。中波の感度アップにミズホ通信から発売されている大型ループアンテナ(UZ-8DXS)もそれなりに効果はあると思いますが、回転させたりするので、物理的に設置場所や大きな空間を必要とします。狭い部屋では、その取り扱いは厄介かもしれません。それに比べて、こちらは長波から中波、短波までカバーしていて使い勝手は良いと思います。
単三乾電池四本を使用しますが、BCLを始めると長時間になり、私の場合は一週間は持ちません。それで、秋葉原へ行ったついでに9VのACパワーアダプターを買ってきました。ACパワーアダプターって、多くの場合は付属品として製品に同梱され、単体で購入することが無かっただけに、値札の数字を見直したほどでした。それでも、AC使用になって聴いても聴かなくてもスイッチオンの時が多くなり、昼間はFM、夜は、MWとSWを聴く時間が長くなりつつあります。


二十九年前に買ったラジオの修理でソニー本社へ その2

2008-01-18 21:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

持ち込みで修理を依頼していたラジオについて "完了した" と電話があり、JR品川駅近くのソニー本社ビルへ引き取りに行ってきました。本社内にある「ソニー・サービスステーション品川」に預けたのは、BCLレシーバ "ICF-SW7600GR" と FM/AMラジオ "ICF-M10" の二台です。
"ICF-M10" については、全く受信不能でしたが、持ち込み時の予備的な診断と点検でFM受信の機能は回復し、AM受信はスキャンするものの受信不能で、そのまま修理受付となっていました。
しかし、数日後に電話があり、バーアンテナと一部のパーツに不良があり代替えパーツも無く修理不可と告げられ、やむなく引き取ることになっていました。
それでも、FM受信の機能が回復したことは、不幸中の幸いとも言えラッキーでした。
この "ICF-M10" は、二十九年前に買った正に時代物で、まず、修理を受け付けてくれるのか?心配でしたが、門前払いになることなく、修理のためソニーの修理現場を往復してきたこと自体、その対応に好感を持ちました。
BCLレシーバ "ICF-SW7600GR" については、不覚にも物を落下させ、スピーカの部分のパネルが凹んでいました。外観的な損傷は、機能的な不具合ではないので、保証期間内でも有償修理、この事例では購入価格の三割ほどの修理費用が掛かると言われていました。
サービスの方から手渡された "ICF-SW7600GR"は、綺麗な元の状態に復帰していました。そして「スピーカも交換しました」と予期せぬ説明がありました。パネルが凹んだ時でも受信音は明瞭だったと思いますが、ソニーの粋なはからいに、製品と共に保証書を有り難く受け取りました。結果として、今回は二台とも修理費用は発生しませんでした。


二十九年前に買ったラジオの修理でソニー本社へ その1

2008-01-08 14:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

具合の悪いソニー製のラジオ二台を持って自転車でノンビリと二十分ほど、JR品川駅近くのソニー本社ビルへ行ってきました。JR山手線品川駅東口(新幹線口)からだと徒歩で十分は掛からないところです。
実を言って、ここへ行くのは初めてです。


ソニーは、これまで、事実上の創業の地となった品川区御殿山に永らく本社がありましたが、昨年の春、この地に本社を新築し移転しました。
地下二階、地上二十階建て、高さは約100mもあるそうで、総ガラス張り、まるで巨大なスケルトンのキューブを連想させる様な建築です。
一階は広々とした空間だけがあり、まるでイベントホールの様な雰囲気です。その中央にポツンとインフォメーションカウンタがあり、オフィスそのモノは二階以上にあるようです。
しかし例外的に?「ソニー・サービスステーション品川」だけは、一番奥の隅に透明なガラスのパーティションで仕切って営業していました。
サービスカウンターは三つあり、たまたま、私が行った時は空いていたのか?私一人だけでした。
ここへ持参したBCLレシーバ "ICF-SW7600GR" と FM/AMラジオ "ICF-M10"(右の画像)をバッグから取り出しテーブルにソッと置きました。
買ってから一年も経たない "ICF-SW7600GR" は、不覚にも物を落下させスピーカの部分のパネルが凹んでいて、これまで綺麗に丁寧に扱ってきたのに我ながら情けない次第です。
外観的なダメージであって、機能的な不具合ではないので、保証期間内でも有償修理となり、購入価格の三割ほどの修理費用が掛かるらしく、これにはビックリ。それでも、市販されているBCLレシーバーとしては、これに変わるモノが無く、これからも末永く大事に使っていきたいのでお願いしました。
"ICF-M10" は、二十九年前に買った正に時代物で、まず、修理を受け付けてくれるのか?心配でした。つい先日まではシッカリと受信出来ていて、突然ですが電源が入らなくなりました。その場でサービスの方がチェックしてくれて、液漏れによる金具の腐食らしく、それ拭って取りあえずFMは機能を回復しました。AMはスキャンすれど受信出来ず、結局はお預けし、実用レベルまで復帰できるのか?診てくれることになりました。
この "ICF-M10" は、今でも語り草になっている、テンキーによるデジタル・ダイレクト・チューニング方式を採用したジャンボBCLレシーバ "ICF-2001" より一年前の発売で、恐らく、チューニングにPLLシンセサイザー方式を採用した小型ラジオとして初代になるモノと思います。それぞれに思いのこもったモノだけに、結果に期待しています。


ソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" って、こんなモノ

2007-08-23 18:59:15 | FMステレオ/LW/MW/SWラジオ ICF-SW7600GR

ソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" ですが、早速開封してみました。

「アンテナ」と「アンテナコントローラー」、「アンテナモジュール」、「アンテナホルダー」、「アンテナカプラー」 および「取扱説明書」などが整然と収められていました。

段ボール箱の大きさの割に重く、パーツの多くが金属部材であることと、底面に隠すように収められた12m程の同軸ケーブルによるものと思われます。

「アンテナ」は伸縮可能なロッドアンテナです。
三段構造になっていて伸縮時は50cm、伸張時には150cmになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アンテナホルダー」は金属製の長方形のパーツで二枚一組、同じ形状で十文字にリブがあり縦にも横にも使えるような構造です。

「アンテナコントローラー」は室内(手元)に置き、電源のON/OFFやATTのON/OFFなど「アンテナモジュール」のコントロールに使用しますが、内容物の多くが単三乾電池六本で占められています。

アンテナからのケーブルとラジオへ繋ぐケーブルのジャックが付いています。また、ACアダプタを使用する時のEXT.DC INのジャックもあります。

一番重要な「アンテナモジュール」は、FET RFアンプが内蔵されアンテナ直下に取り付けます。「アンテナカプラー」は、ラジオとアンテナの結合に於いて、ラジオの近傍に置いて使用します。
その他、「アンテナホルダー」を固定する為のビスやワッシャ、スプリングワッシャなども入っています。また、それらと同梱で専用ケーブルが二本ですが同梱されています。

このアンテナを組み立てるのが一苦労でした。
アマチュア無線用のアンテナの多くは、アンテナを支柱に取り付ける部材として、U字型の俗に言うUボルトでアンテナと支柱を固定します。これを用いると短時間で簡単に取り付けられ、しかも確実に固定が出来ます。

しかし、このアンテナはUボルトを使用していません。
長いビスを四本用いて取り付けるため、それぞれの締め加減のバランスを取りつつネジを回す必要がありました。

恐らく、細い柱、太い柱、ベランダの手摺りなど、色々な取付方法を加味してのことでしょう。しかし、高所を含む少々危険も伴いそうな環境での取付になり、慣れない人には辛い作業になりそうです。

私自身は、こんな作業は初めての事でもないので、苦にはなりませんでしたが、片手での作業もあり、細かなナットやワッシャーを地面に落としてしまうのでは?と心配の連続でした。