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優れた小説くらいの評価が妥当

2017-03-06 12:31:16 | 本の紹介
 その昔、やくざ映画全盛のころ(高倉健や菅原文太など)、映画館から出てくる観客は、
肩を怒らせ、正義感や任侠心に燃え、主人公に成りきっていたものだ。
 少年はアトムや月光や28号などに憧れて、遊びに取り入れていた。現在ではイイオニー
チャンオネーチャンたちがコスプレという形式で取り入れているようだ。

 共通するのは「正義の味方」ということだろう。もっともコスプレにはそういった思考
は見受けられないようだけれど。

 情報発信元である作家はそういった現象を見て”しめた”と思い、あるいは舌を出して
ほくそえんでいたことだろう。しかしどれも基本、作り事なのだ。そしてメディアを考え
たときに、受け取り側のチープさをメディア側のチープさが上回っているのが現在だろう。

 作り事、小説として賞味期限の長かったのが宗教だ。厳密にいえば「経典」という小説
だ。つまり「宗教は小説」である。バイブル、コーラン、般若心経など。

 宗教には神がいて、神からのメッセージの伝え手が必ず存在する。

 現代では神などどこにも存在しないことを誰もが知っている。伝え手というのは実は
宗教という小説の作家なのだ。

 どんな宗教でも伝えることがある。「善行」だ。善き行いをしなさいと教える。
 「善」という概念は同時に「悪」という概念も引き受けることになる。それは宗教に
一貫して描かれる「天国と地獄」という概念にも顕著であるようだ。
 
 生きているときの「善悪行為」が死後の「天国地獄」という行き先を振り分ける基準で
あり、その審判を神が行うというのだ。

 聖母マリアが性行為なしに受胎し、死んだ人間が復活するといったファンタジーを
真に受け信ずる者はいないはずだ。間に受けたとすると、この世の学問は全て詐欺という
ことになってしまう。宗教以外の全てを否定することになるのだ。

 この文章を書く本意は、宗教を批判することではない。宗教がまるで古典芸能のように
成り下がっていることに対しての疑義だ。

 宗教はいつも「善を行え」と説く。そしてその考えを布教し拡大しようとする。が、
「善とは何か」と自らに問い、深めることをここ数百年していないのではないのか。
古典芸能のように「伝承」にその目的があり、深めることに労力を払わない。

 「善」とはなにか。この問いの入り口に立つだけで2000年前と現在とでは、全く答えが
違うことに気づくはずなのだが、17世紀の天動説・地動説論争以来、何かが追加され削除
されあるいは修正されたということがあったのだろうか。そもそもこの論争自体が「善」
だったのか、それとも論争などとは呼べない単なるエゴの押し付け合いだったのかという
その後の議論は存在するのだろうか。

 議論論争のない現在の宗教は既に賞味期限が切れていると、後ろ指をさされても一言もな
いのではないのか。

 人が人を殺すこと、国という仮面を被った人間が人間を殺すこと、信仰とはなにか、
自由とはなにか、平和とは、安らぎとはなんなのか。

 「善」き行為をしなさいと説きながら、「善」とはなにかと自らに問うことをしない
宗教を信じさせるものはなにか。そういった問いもある。「善き行い」という誰も否定しな
いがとても曖昧な概念に甘え、議論を深めることを怠っているのはもはや宗教とか学問と
もいえず、優れた小説くらいの評価が妥当だろう。

 もっとも思想を深めた難解な論文では、世間に広めることのできない矛盾を宗教は
はらんでいるといえないこともないのだが。

 伝え手不在の時代だが、これこそが民主主義時代の到来なのではと思う。
 
 しかしここ日本では、信仰の自由さへ奪われようとしているが、宗教者も信者も口を
噤(つぐ)んで、意思表示をしようとはしない。

 賞味期限以前のなにかがあるようだ。日本の宗教は論争から逃げているようだ。






日本人の宗教観を考えるときに、避けて通ることができないことがある。

監視・歴史・技術――戦後日本社会の欺瞞と天皇制の闇を暴く!特別対談:『1★9★3★7』著者・辺見庸氏×ジャーナリスト・小笠原みどり氏(司会進行:岩上安身) 2017.1.3

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/354506







私学審議会の議事録を全文入手! 委員のほぼ全員が森友学園に懸念表明!なのに設置認可適当を出した大阪府の責任!岩上安身による「自由法曹団」岩佐賢次弁護士インタビュー!〜「極右学校法人の闇」第29弾 2017.2.25

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/365299



逃げ腰安倍首相の参考人招致妨害を許すな
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-affc.html



沖縄を確信的に愚弄したアベのヨメ。それをエスコートした三宅洋平はいまこそきちんと
釈明するべきだろう。











2017-03-06 10:54:24
2017-03-06 12:31:16
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