恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

12/11(日) 浅草演芸ホール

2016年12月11日 | 噺とか
約2週間ほど寄席から遠ざかっていました。
なかなか仕事が忙しくて、12月上席の池袋や鈴本に行けず、悔しい思いをしました。
そんな時こそ、どっぷり寄席に漬かろうと浅草へ。
12月中席の初日、昼の部の最初から夜の中入りまで。

【昼の部】
市 若「道灌」
市 童「藪医者」
さん助「真田小僧」
ペペ桜井
龍 玉「強情灸」
さん吉「漫談」
正 楽「お正月・クリスマス・トランプ」
燕 路「出来心」
はん治「ぼやき居酒屋」
にゃん子金魚
歌 奴「宮戸川」
歌武蔵「漫談」
鏡味仙三郎社中
花 緑「長短」
小満ん「時そば」
---仲入り---
市 江「近日息子」
小 猫
菊太楼「子ほめ」
玉の輔「動物園」
小 菊
市 馬「掛取風景」

【夜の部】
たま平「牛ほめ」
たこ平「ざる屋」
木久蔵「目薬」
丸山おさむ
うん平「反対俥」
文 菊「替り目」
東京ガ-ルズ
しん平「初天神」
小せん「黄金の大黒」
ロケット団
圓 丈「落語アンケート」

・正楽師匠の紙切り
 おばちゃんが図々しくも別の人の出したお題の紙切り作品を強奪。
 さすがの師匠も困惑し、本来の注文者にはきちんと別に作品を渡しておられました。
 いくら弱肉強食の寄席の世界とはいえ、ルールはありますよね。
 粋な対応でほっとしました。

・歌武蔵師匠の漫談
 こないだの鈴本と同じパターン。噺を聞きたいのになぁ。残念。

・花緑師匠
 有名人。寄席で初めて拝見しました。「長短」は何度も聞いてますが、いいですね。

・市馬師匠
 「掛取風景」は歌奴師匠のものを何回か見ていますが、今回のが本寸法?
 狂歌→相撲→喧嘩の順でした。
 相変わらずいい声だなぁ。

・たま平・たこ平・木久蔵師匠・うん平師匠
 夜の部のトリが三平師匠なので、林家ラッシュ。
 んー、まぁ。そういう感じです。
 木久蔵師匠のあと、かなり離席していました。有名人見たさの休日ならでは。

・しん平師匠
 よく聞く「初天神」もかなり独自色が強かった。
 声量もさることながら、独自のくすぐりに圧倒される。
 でも、ちょっと間延びしたかなぁ。

・圓丈師匠
 ある意味で期待していたのですが、台本を忘れたとのことで、アンケートを行うネタ。
 初めて見ましたが、記憶力に不安を持つ師匠の新ネタ?
 面白いのだが、もう一度見たいとは思わない。
 やはり新作で笑わせてほしいなぁ。

蛇足ながら、夜の部はけっこう空席が目立っていました。
日曜の夜席はもう少し人がいるイメージなのですが、
時間が遅くになるにつれてお客がどんどん出ていく。
トリの三平師匠が何をやるのか気になるところではあるが、
普段の寄席での姿を見るとどうにも最後まで残ろうと思えないのが私の心境。
もし多くのお客さんが私と同感ならトリまで残る客数は推して知るべし。

いろいろ考えてしまいます。

恐懼謹言。
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