Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Whitey Mitchell - Al "Jazzbo" Collins - A.K.Salim

2017年07月15日 | Jazz
1,Whitey Mitchell Sexttet (ABC Paramount) 1LP 1,180円
ウエストコーストに"レッド"・ミッチェルなるベースの達人がいますが、こちらはそれの向こうを張ってかイーストコーストで"ホワイティ"・ミッチェルを名乗ったベーシスト(実の兄弟らしいです)。本盤はその唯一のリーダー作。1956年録音でホワイティ・ミッチェル、時に24歳。

で 本盤、今年の3月に取り上げたTom StewartのABC盤の続編のような一枚でした。そのアルバムからトム・スチュワートとハービー・マンを抜いてトランペットを加えればほぼ同じメンツ、レーベルも同じABC Paramountですし録音も1956年。ほぼ同時期に行われた兄弟のようなセッションですね。
中々に重厚感のあるホワイティ・ミッチェルのベースに乗ってスティーブ・レイシーにジョー・ピューマが軽快なソロをとる軽めのイーストコースト・ジャズ、でした。

Side A
A1 It Could Happen To You
A2 Lover Man
A3 Strike Up The Band
A4 I Let A Song Go Out Of My Heart
A5 Once In A While
Side B
B1 Young Lesley
B2 You Stepped Out Of A Dream
B3 Over The Rainbow
B4 Perdido
B5 Why Don't You Take Up The Piccolo?

Arranged By – Neal Hefti
Bass – Whitey Mitchell
Drums – Osie Johnson
Guitar – Joe Puma
Horn – Tom Stewart
Soprano Saxophone – Steve Lacy
Trumpet – Don Stratton










2,Al "Jazzbo" Collins presents Swinging at the Opera (Everest) 1LP 645円
50年代に人気を博したビートジェネレーション名物DJ、アル・ジャズボ・コリンズ名義のアルバム。そのタイトル通りモーツァルト、ヴェルディ、ワーグナー等のオペラの曲をジャズでやってしまおうというアイデアのアルバム。フィル・ウッズ、ハリー・エディソン、タフト・ジョーダン(TP)、エディ・コスタ(Vib)、ハンク・ジョーンズ(P)、バリー・ガルブレイス(G)、ジョー・ジョーンズ(D)等々猛者が集まってのちょっとユニークな世界が覗ける一枚になっています。


jazzbo


Al Jazzbo Collins Show 1958 Big Band Jazz - Can you help identify song/artist?



Al Jazzbo Collins Show 1958 Big Band Jazz - Can you help identify artist/song?









3,Flute Suite by A.K.Salim (Savoy) 1LP 864円
作・編曲者のA.K.Salimの1957年盤。
ハービー・マンとフランク・ウエス、二人のフルート/テナーを中心にしたモダンなアンサンブルに乗ってのソフトなイーストコースト・ジャズ。
Side A
A1 Duo-Flautist
A2 Miltown Blues
Advance Selection
A3 Woolafunt's Lament
Arranged By, Tenor Saxophone – Frank Wess
Bass – Eddie Jones
Drums – Gus Johnson
Guitar – Kenny Burrell
Rhythm Guitar – Freddie Greene
Side B
B1 Ballin' The Blues
B2 Pretty Baby
B3 Loping
B4 Talk That Talk

Bass – Wendell Marshall
Composed By, Piano – A.K. Salim
Drums – Bobby Donaldson
Engineer – Rudy Van Gelder
Flute, Tenor Saxophone – Frank Wess, Herbie Mann
Piano – Hank Jones
Supervised By – Ozzie Cadena
Trombone – Frank Rehak
Trumpet – Joe Wilder
Recorded at Van Gelder Studio in Hackensack, New Jersey on January 5, 1957


a.k.sallim

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« Cal Tjader - Vince Guaraldi | トップ | The Checkmates,Ltd. - Gene ... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Jazzbo & A.K.Salim (Gravenites)
2017-07-16 11:21:37
Jazzboはインパルスから出ているのしか知りませんでしたが、あのEverestから豪華な顔ぶれで出していたとは意外です。インパルスのはやはり語りが多いせいか、日本では人気がなかったようですね。昔から廉価盤コーナーにありました。

Salimの方は昨年、手に取ってメンバーや年から購入寸前まで行きましたが、ヒビが入っているのを事前発見した経緯があります。メンバーも1950年代のオールスターで、ハービーマンまでいるので、今でも食指が動きます。
返信する
Re:Jazzbo & A.K.Salim (Jahking@管理人)
2017-07-16 21:54:53
ジャズボ・コリンズのImpulse盤(花に囲まれた何ともヘンなジャケでしたね)は未聴ですが語りが入っているのですね、まぁ、DJですから当然なのでしょうが、今回と取り上げたものを初め昔日本盤も出ていたColal盤「East Coast Jazz Scene - Vol. 1」とか50年代の盤は名を冠しているものの演奏には一切加わっていません。いったいどのような役割だったのか昔から疑問です。

A.K.Salimのレコードは今回初めて買ったのですが、もう一枚のSavoy盤「Blues Suite」が怪しい雰囲気のジャケ写とそのユニークな名で存在だけはインプットされていた人でした。音楽はその名ほどは突飛なものでは無かったり、でした。50年代のハービー・マンはいろいろなところで顔を出してきます。フルーティストがまだまれな時代で引っ張りだこだったのでしょうね。
返信する

コメントを投稿