Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

ゴールデン・サックス & LOVE

2017年02月27日 | Easy Listening Music
1,ゴールデン・サックス/ロイヤル・グランド・オーケストラ (東芝音工) 1LP 648円
帯に演奏者よりも大きく「表紙撮影 秋山庄太郎」とクレジットされているムード・サックス・アルバム。
スリー・エース・シリーズと銘打ってこの秋山庄太郎が撮影した写真を表紙に持ってきたイージーリスリング・アルバム・シリーズの一枚のようです。発売は多分1967年。

Side A
1,ハーレム・ノクターン
2,夕陽に赤い帆
3,黒い傷跡のブル-ス
4,テンダリー
5,国境の南
6,イパネマの娘
Side B
1,ダニー・ボーイ
2,サマータイム
3,波路はるかに
4,ミスティ
5,フラミンゴ
6,煙が目にしみる


sax







2,Love/V.A. (日本ビクター) 1LP 864円
立木義浩氏撮影のフォト・アルバム仕様になっている日本アートセンター企画の非売品レコード。
コーティングされた分厚いまさにフォトアルバム如しの表紙に8ページのブックレットが挟み込まれています。

日本ビクターが委託を受けて制作したものでレコード番号、レーベルも独自のものを使っています。日本アートセンターが主催した何らかのイベントでの配布品でしょうか、選曲からすると1971年頃に出されたものと思われます。

Side A
A1 1821ナポレオン・ボナパルト・カンパニー / VENUS
A2 1821ナポレオン・ボナパルト・カンパニー / THE HOUSE OF THE RISING SUN
A3 モダン・ジャズ・オーケストラ / THE CAT
A4 モダン・ジャズ・オーケストラ / COMIN' HOME BABY
A5 宮沢昭とミッドナイト・パートナー / LA REINE DE SABA
A6 宮沢昭とミッドナイト・パートナー / LES PARAPLUIES DE CHERBOURG
Side B
B1 松浦ヤスノブとビクターオーケストラ / 夢は夜ひらく
B2 松浦ヤスノブとビクターオーケストラ / 波止場のブルース
B3 原田忠幸とビクターオーケストラ / 命預けます
B4 原田忠幸とビクターオーケストラ / 愛の旅路を
B5 木村好夫・秋山実とビクターオーケストラ / 夜の瀬戸内
B6 木村好夫・秋山実とビクターオーケストラ / 希望


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13 コメント

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LOVE (t-izu)
2017-02-27 20:34:58
内容はともかくジャケットが美しいんで何年か前に入手しました。しかし千円以下というのは安いですね。外カヴァーが無いからでしょうか?
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Re:LOVE (Jahking@管理人)
2017-02-27 21:30:34
おーっ、t-izuさんもお持ちでしたか。
私は何にも知らず、渋谷のDUロックフロアで遭遇、中身も見ずに装丁に惹かれ買ってきたものです。帰ってきて調べたら仰る通りで元々はピンクの色の外カバーが付いていたようですね。
この手のものは上手くすればジャンクショップで数百円、ネット通販だとウン千円と値付けしずらい商品のように思います、してみると、外カバー無しで800円、有りで1,200円が適正値かな、で、如何なものでしょう(笑)
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Saxes (Gravenites)
2017-02-28 05:21:11
1枚目LPのはサム・テーラーのレパートリーそのものですね。やはり「夜の友だち」としてサックスの音色を求めるとそうなってしまうのでしょうか。

2枚目LPのサックス奏者では宮沢昭(テナー)、および原田忠幸(バリトン~雪村いずみの元ダンナ)が注目でしょう。もちろん彼等はこのような企画ものとして、割り切っていつものアドリブは控えめにしているはずですが、確か宮沢昭さんはこのようなムード・ミュージックの仕事や歌謡曲の伴奏が多過ぎて、本来のジャズを出来るチャンスがないと昔の雑誌てぼやいていました。それはそれで何がしかの財を成したそうですが、サックス奏者としてのスタジオの仕事があるだけでもいいと思います。

2枚目のような著名な写真家の「芸術的」な女性写真集をつけた特別注文の他のアルバムもこれまで見たことがあります。中村正也だったか。スーパーのダイエーも、アドリブなしのイージ・リスニング・ジャズを出していましたね。確かにバーゲン・コーナーでの捨て値かヤフオクでのジャケット目当てのバカ高い値段両極端のどちらかです。
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Unknown (uni)
2017-02-28 08:50:06
2枚めのジャケの写真は立木義浩じゃないかな?
井上順と当時の青木エミのおのろけLPも彼でした。
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Re:Saxes (Jahking@管理人)
2017-02-28 09:04:04
1枚目は仰る通りでもうサム・テイラーそのものですね、うがった見方をすればこのシリーズの目玉は秋山庄太郎氏によるジャケット写真にあって、中身はそれを鑑賞するためのBGM程度のものって位置づけだったんじゃないかと。

2枚目は勿論目が行くのはジャケットに中の写真集なわけですが、中身では先ずは宮沢昭さんのお名前ですね、やはり。聴けば、何処が宮沢さん? ってのが正直なところではありますが、後年のリーダー作「木曽」「いわな」あたりを聴いたらやはりそのお名前だけで震えます、それほど1970年前後に残された作品は素晴らしかったですね。あの時代に宮沢さんを凌駕するテナー奏者は日本にはいなかったのでは。

60年代後半あたりからアート系の団体なり会社がアートと音楽のコラボレイションをさかんに行うようになる、とすると、こんなレコードも頻繁に作られるようになると、そんな先駆けのような一枚がこれだったのでしょうね。資生堂あたりが盛んに作っていたのもそんな流れがあったからではないでしょうか。
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Re:Unknown (Jahking@管理人)
2017-02-28 09:08:53
>uniさん
そうです、立木義浩氏撮影のフォト・アルバム仕様になっている日本アートセンター企画の非売品レコードなのです。
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Unknown (funkytop)
2017-02-28 12:50:44
この手の録音していた方々ってかなりな数になりますが、それだけスタヂオが忙しかった時代なんです。ライブハウスは実験とそんなうっぷんを晴らす場所でもありました。
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Unknown (funkytop)
2017-02-28 13:00:34
ベストヒットでも言えるのですが、今と違って当時はレコード会社専属作家陣に専属ミュージシャンもいました。今では考えられませんね。映画は又別だったようで、当時のプレイヤーに聞いたところ、待遇も一番下だったので売れっ子はやらなかったそうです。同じスタヂオ仕事でもランクがあったんですね。
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Re: (Jahking@管理人)
2017-02-28 21:28:49
>funkytopさん
いつも色々ご教授ありがとうございます。レコード会社専属ミュージシャンというのには驚かされます。当時制作されたレコードを思い起こせばそれもあるのかなとは思いますが。
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スタジオ音楽家 (Gravenites)
2017-03-01 02:04:39
ちょっと話が飛躍しますが、1968年のジャズ雑誌での「日本のジャズを考える」座談会で、ギターの沢田駿吾さんが当時のジャズ・ミュージシャンを使った企画モノを嘆いていました。何しろメロディーを忠実になぞるだけで、アドリブが許されていなかったそうです。

まあ買い手としては1960年代のグーなジャケット(乙女系であれ、フェロモン系でも)に他のことをするのに妨げにならないメロディーだけのレコードであれば十分なんですけどね。
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