毎年この時期になると、必ず作っている味噌。
以前のブログ(ノエルのしっぽ ほたるの瞳)にも手順を細かく書いて、「自分でお味噌作ってみてください」って投稿するたびに「ぜひ作ってみます」ではなく「その味噌ちょうだい」ってコメントばっかりだった。
なのに今年は北海道に移住したB・Bさん(ゼロから始める田舎暮らし)が地域の味噌作り教室に参加して、「簡単だしもっと欲しいから自分でも作ってみる」と言い、今まで私の味噌作り話に興味を示さなかった彼女が、熱心に聞いてくる。
彼女のためにも、新たに作ってみようかと思っている人のためにも、私なりのレシピを書きますので、よかったら参考にしてください。
まず用意するもの
米麹1:大豆1:塩0.5
これが作りやすい分量だと思います。
今年うちでは【米麹2kg、大豆2kg、塩1kg】これで8kgのお味噌が出来上がります。
容器はタッパーウェアを使います。
普通、漬物樽のような容器で作る場合、重石を乗せますが、タッバーは重石無しで大丈夫。
そこのところをB・Bさんに「どうしてよ」と詰め寄られましたが、よくわかりません。
最初に私が行った味噌作り教室で、先生に「タッバーを使うと簡単なので欲しい人はまとめて買いますよ」と言われ皆「はーい」と手をあげたので私もその時買いました。以来その方法でしか作っていないので、なぜ重石をしないのかは???です。
(私なりの解釈:味噌を作るとき、なるべく中の空気を抜き、空気に触れない方がいいので、重石を乗せて空気を抜くのではないか? 密閉容器だと空気に触れる量が少ないので、重石はいらないのではないか)…こうB・Bさんにも説明したんだけどイマイチ納得してないようでした。
その、もう10年近く使っている味噌用タッパーを、よく洗って日光消毒。
熱湯を回しいれて乾かしてから、アルコール度数50°のウォッカで消毒。
塩は最後にふたをする分50gを別に取っておく。
残りの塩と麹を漬け物用のビニール袋に入れて、よく混ぜる。
今までは、大豆を一晩水につけてふやかしてから茹でていたんだけど、圧力鍋のレシピに、乾燥大豆のまま柔らかく出来ると書いてあったので、試にやってみたら、大成功!
セカンドハウスで一晩水につけると、作るのが帰る日になるので慌ただしかったのが、この方法でかなりの時短になりました。
乾燥大豆をよく洗います。
鍋に大豆を入れて、たっぷり目に水を入れ、強火で茹でます。
沸騰したら火を止めて、ふたをして2時間放置。その間私は昼寝。
2時間経つとこんな感じ。まだ芯があって固い。茹で汁は後で使うので、ボウルに1杯ほど取って置き、あとは茹でこぼす。
圧力鍋に大豆と水を入れて、(大豆の皮が圧力鍋のノズルにくっつくので)落し蓋をする。
うちの圧力鍋では、圧がかかってから弱火で2分。その後圧力が下がるまで15~20分放置。
(普通の鍋の場合、大豆が親指と人差し指で簡単に潰れるくらいの硬さまで茹でる。)
茹であがった大豆を漬け物用のビニール袋に入れる。(麹と塩を混ぜた袋とは別)
ビニール袋の上から押して潰す。(熱いので軍手をはめている)
潰しすぎると味噌になりづらいそうたけど、こんな風に手で潰す場合、丁寧に潰したつもりでも出来上がると大豆の粒が残るので、潰しすぎるくらいでちょうどいい。(ミキサーなどでは注意)
こんな風につぶれたら、さっき混ぜた麹と塩を、この潰した大豆と混ぜる。
さっき取って置いた大豆の茹で汁を入れて、固さを調節する。固さはハンバーグの種くらい。
さらによく混ぜる。
種が出来上がったら、野球のボールほどを取り、ハンバーグを作る時みたいに、右手と左手を行ったり来たりさせて、空気を抜く。
それを容器に思いっきりたたきつける。
コントロールが悪いと、こんな有り様。夫に「へたくそ、あ~あ、もったいない。味噌汁何杯分か損した」と言われ、ムカついたので、さらに強くたたきつけたけど、偏ってしまってなかなかうまくいかないので夫にバトンタッチ。
ひゃ~上手だわぁ。力が強いので、私のようにボールのままの形が残らず、ちゃんと平らにピシャっと入る。
…と褒めたら、外した!
いつもは団子状の種を平らにするんだけど、夫がやったらほとんどこのままでOK。来年もヨロシク。
最初に取って置いた50gの塩を種の上にまんべんなくふる。
その上にラップをして、周りをウォッカでよく拭き、
蓋をして
上にビニール袋をかぶせて、日付を書き、夏までセカンドハウスの倉庫でお休み。
ねっ、簡単でしょ?かなり細かく書いたから、手順が多いと思われるかもしれませんが、大豆を茹でて、潰して、麹と塩を混ぜるだけ。
味噌作りより、このブログ書く方が、よっぽど大変だわ。
これから註文して作ってみるわ。甕が雰囲気が良いので欲しかったけど重いし高いのでタッパーを買う。
出来上がり8キロで見た目半分くらいしか入ってないけど良いの?
もっとたくさんでも良いの?
で、なんでタッパーだと重しいらないのよ。
見た目半分ぐらいに見えるけど、7、8分目入っています。
出来上がると、味噌が柔らかくなってちょっとカサが増えるので、10kgではギリギリか、多すぎちゃうと思います。
最初は様子見で、8kg作ってみてはどうですか?
何でタッパーだと重石がいらないのか?
B・Bさん、重石とタッパー両方作るんでしょ?
分かったら、こちらこそ教えて!
タッパーウエアの密封容器はシールの密封力が高いため重石をして密封力を高める必要がありません。
これを使った場合は容器の中にビニールを入れその中に仕込む必要もありません。って。
ちなみに梅干しも重石は必要ないそうよ。
容器を回しながら塩をまんべんなくからめるんですって。
重石は密封性を高めるためだったのね。
買うわ。
こちらは梅干しできないから作って、送って。
さすがとことん追及する勉強熱心なB・Bさん。
まあ、空気に触れないとか空気を抜くという、私の説、まあまあ当たりじゃない?
タッパーで梅干しもできるの?だけど梅干しの場合、重石によって塩漬けした梅の水分が出て、それが梅酢になるのよ。重石しなくてもちゃんと水あがるの?
…って書くと「知らないわよ。そんな事。いいからつべこべ言わずに作りなさいっ!」って言うよねぇ。
8月にたった3日暑い日があれば、北海道でも梅干し作れますよ。
タッパー2つ買って、ひとつは梅干し用にしてください。
上手にできたら送って。
>
> お問い合わせをいただき、ありがとうございます。
> 梅干しの場合も、重石がなくても梅酢が上がります。
> 梅と塩を交互に入れて、梅酢が上がる迄は、毎日2〜3回タッパーウェアをゆっくりと回すことで、
> 梅に塩がまんべんなくからめていただきます。
> 重石を使わないことで、ふっくらとした梅干しが出来上がります。
> 是非、お試しくださいませ。
>
>
> 日本タッパーウェア株式会社
の2〜3←は2-3回です。
メールをそのままコピーしたので。フォントが違うのね。
やってみて。できたら送って。
タッパーに、ここまで問い合わせたんだから、B・Bさんこそ、ぜひ梅干し作ってみてよ~。
味噌よりハマりますよ。
ところであれからタッパー買いましたか?
で、追加の味噌は作りましたか?
タッパーから梅干しについての返事が来たその日に注文しようとしたら販売終了ですって!!!
だったら何?あの回答は。
抗議のメールしたらなしのつぶてよ!!!!!
この前ヤフーオークションで、私の持ってるのと同じサイズが一番大きくて、サイズ違いの4個セット(未使用)が、オークション終了一時間前で2000円でした。
札入れようとしたんだけど、ちょっとした手違いで逃しました。あれいくらで落とせたのか、いまだ気になります。
販売終了って、正規のお店じゃ買えないって事?