犬神スケキヨ~さざれ石

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当たり前の話し

2018-01-18 12:00:57 | 草莽崛起
さて安倍晋三総理が外遊先で杉原千畝記念館に立ち寄ったとか。

杉原千畝は日本のシンドラーとか呼ばれ『ヒーロー』として扱われています。

彼の功績は確かに大きいものです。

迫害を受けていたユダヤ人にビザを発給し6000名を超える人々を救済したのです。
実際にはひと家族に一枚のビザであったので、当のユダヤ人達の話によれば一万人を超えていたようです。

しかし、ここに重大な嘘が紛れてしまっているのです。
敗戦後教育なのか?
なんなのかわかりません。

しかしこの嘘を見過ごしてしまってはいけませんね。

杉原千畝のビザ発給から遡ること2年前に多数のユダヤ人を助けた男がいたのです。

その人は

樋口季一郎

ドイツ人のシンドラーは映画『シンドラーのリスト』で知られている有名人です。

自社工場で働いていたユダヤ人1200人を迫害から救済した。
しかし、シンドラーは自社で働くユダヤ人を救済したのであって、確かにその行いは賞賛に値するけれど、しかし利害もあったのです。

しかし、樋口季一郎にしても杉原千畝にしても利害はない。
むしろ当時の日独同盟を考えるなら、危険すらあるのは当然のことです。



樋口季一郎は軍人です。

1938年、ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人が満州国と接するソ連領オトポールに大挙押し寄せたのです。

しかし、ソ連は入国を拒否。
満州国にも受け入れを求めたものの、満州国も日独同盟に配慮して入国を拒否したのです。

立ち往生となったユダヤ人達は寒さのあまりに大量の凍死者を出しかねない状況になってしまいます。

ハルピンにいたユダヤ人協会会長カウフマン博士が飛んで来て樋口季一郎に窮状を訴えるのです。

しかし、ここで満州国外務省を飛び越え、独断によりユダヤ人を受け入れれば越権行為です。

しかし樋口季一郎は
『難民の件は承知した。私が引き受けます故、あなたは難民受け入れ準備をお願いする』

その様にカウフマン博士に言うのです。

カウフマン博士は余りの言葉に声を出して泣いたと言われています。

樋口季一郎は完全に独断で受け入れを決めた。

しかし、満州鉄道総裁松岡洋右に特別列車を要請。
これを松岡洋右は承認。
現場では樋口季一郎の部下である安江仙弘が奔走するのです。

しばらくすると特別列車はが難民を乗せて到着し、地元小学校や商工会議所で炊き出しをしています。
凍死者十数人を出したが、特別列車がなかったらこの程度では済まない事態となったでしょう。

その後、ドイツからこの一件に強烈な抗議があり、樋口季一郎は関東軍司令部より出頭命令を受けます。

しかし参謀長である東條英機にこう述べたのです。


『日独間の国交、親善友好を希望するものでありますが、日本はドイツの属国ではありません。また満州国も日本の属国ではないと私は信じております。
ヒトラーのお先棒を担いで、弱い者を迫害する事が参謀長は正しいと思われるのか?』


東條英機はこう答えます。
『樋口君、君の話しはよくわかった、もっともである。私から中央に、この一件を不問に付すよう伝えよう。君の話しは筋が通っている。』

その後、樋口季一郎に対する処遇は不問どころか出世でした。
樋口季一郎は参謀本部第二部長という栄転でありました。

ドイツからの強烈な抗議から、僅か5カ月後の事にこの処遇です。

この後、このルートが樋口ルートと呼ばれ、昭和13年から16年頃までに実に2万人には達しようかというユダヤ人を救済しているのです。

ユダヤ人の大切な顕彰の書『ゴールドブック』に樋口季一郎、安江仙弘は記されています。

ゴールドブックには同族のユダヤ人を記すのですが、彼らはこのゴールドブックに載っています。

その後、樋口季一郎はソ連侵攻に対し占守島にてソ連と戦い、占守島にいた日本人400名を北海道に逃がす事に成功し、ソ連による北海道侵攻を食い止めたのです。

満州鉄道総裁松岡洋右は外務大臣です。


この松岡洋右が特別列車を仕立て、更に参謀長で後の総理大臣である東條英機が容認した。

これは明らかに政府の方針として、ユダヤ人を救済していたのです。

我が国は世界で最初に人種差別撤廃を宣言した国です。
そして、白人からの植民地支配、民族自決を戦争の目的にもした国です。

その国がユダヤ人を見殺しには出来ない。

つまりは

杉原千畝が政府・外務省に逆らい独断でビザを発給するとは考えられない

そういう訳です。

元駐ウクライナ大使であった馬渕睦夫氏も『外交官が独自には発給出来ない、本国の意向には逆らえない』と主張しておられる。

もちろんビザ発給には条件があった。

行き先が決まっている事。
所持金の有無。

しかし、実際には手荷物を調べたり、行き先等調べたりなどは殆どやっておらず、更にその様な人でも日本は追い返したりせずに受け入れている。

アメリカなどは受け入れをせず、仕方なく引き返したユダヤ人がアウシュビッツに収容された例もあるのです。



杉原千畝は外交官です。
更に諜報活動もやっていた。

戦後も外務省で出世している。
もし、本国の意向に逆らったら昇格などするはずはありません。

例えば、連合国はドイツと同盟だったから日本も同じ様にユダヤ人に対する処遇は同じ事をやったと考えていた。
そもそもマッカーサーはニュルンベルク裁判と同じものを日本に対してやろうとしていた。

しかし、我々日本はユダヤ人はいない、ホロコーストもない、それでニュルンベルク裁判は無理だから東京裁判をやっているのです。

日本は悪かった、悪の枢軸で人権侵害をやっていたとしたいのです。

しかし、実態は人種差別撤廃を謳う!

その為に日本政府は人種を無視したが杉原千畝なる外交官が、政府に逆らい人道支援をした。
彼はそれが基で冷遇された!
『悲劇のヒーロー』とし、更にシンドラーを持ち出して『我々は人道主義だ!』と喧伝したに過ぎない。

むしろ杉原千畝は、このプロパガンダに利用されたと言わざるを得ない。

後に杉原千畝は名誉回復をすることになるが...

これも鈴木宗男なる虚栄心、功名心のある男に利用されたに過ぎないのです。

鈴木宗男は杉原千畝が長年、その功績を踏みにじられて来たと主張して外務省に対し『杉原千畝の名誉を回復しろ!』と迫っていた。

しかし、杉原千畝は依願退職であるし、当然ながら外務省を追われた訳でもない。

外務省は『回復しなければならない事がない』と突っぱねていたが、河野洋平が外務大臣になるやスルッと話が通り『名誉回復』なることをやってしまった。

杉原千畝を悲劇のヒーローにしたのは明らかに、その意図があるからです。

日本は侵略国家、人権蹂躙をやり国家ぐるみでユダヤ人迫害に加担した

そうしなければならない意図がある。

だから杉原千畝を悲劇のヒーローに仕立て上げたのは明白です。
杉原千畝が悲劇のヒーローで外務省を追われたなら、何故戦後昇格しているのか?

何故、樋口季一郎や東條英機は賛美されないのか?

ゴールドブックに載っている人物です。

勝った側の意図を丸飲みになかった話しで名誉回復なる事をやってしまえば、その間違いが正しいとなってしまいます。

例えば、あのクリント・イーストウッド監督の硫黄島にまつわる映画も『硫黄島からの手紙』で日本側から見た硫黄島の戦いをアメリカ人、しかも有名な俳優・監督が作った。
これが世界で上映され、皆が見てヒットすれば中身に関係なく『これが硫黄島の真実』とされてしまうのです。

これより更に酷い嘘を名誉回復なる事をやることで、これを真実でと裏打ちしてしまったのです。

しかも、これをアホの左翼は反日の為の材料にして日本を貶めている。

また事実を知らない日本人はこれを真実であると思い込んでいる。

これ一つとっても、真っ直ぐ真ん中から見て考えず、嘘を真実であると信じている現在の日本国民か現実に多数存在するのです。

未だ自虐史観、東京裁判史観から脱せない日本人が、真に独立した国を作り憲法を考え変えることが今出来るか?

まずは当たり前のことを当たり前に知り、当たり前のことを当たり前に考える事をやらねばならないのではないでしょうか?
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責任は我らにある

2018-01-15 21:00:29 | 草莽崛起
北朝鮮の平昌オリンピック参加が決まりました。

米国トランプ大統領は『アメリカの圧力が効いて、オリンピック参加が決定した。』と言う様なツイートもしています。

一体これはどういう事なのか?

朝鮮半島はどうなるのか?

少し考えてみたいと思います。

南北の当局者同士の会談は2015年12月から約2年ぶりとなりました。

そしてここへ来てバタバタと北朝鮮により平昌オリンピック参加が決定した。

時間的にはギリギリのタイミングで、これを過ぎれば事実上、参加は難しくなったでしょう。
北朝鮮選手団受け入れには、韓国側も警備等含めて準備が必要ですから、タイミングとしてはギリギリであったと言う事です。

また、年明けの金正恩による演説もありました。

核とミサイルは完成した!
平昌オリンピックは朝鮮民族として成功させなければならない、よって北朝鮮も参加する!

と、この様な内容でありました。

アメリカ、韓国、北朝鮮の思惑とは何なのか?

これをそれぞれ分けて考えてみる方がより理解が出来るのではないでしょうか。

韓国の思惑は先ずこのタイミングで一番望むのはオリンピックの成功であるのは間違いない。

その上で何をやらかすか予測出来ない、北朝鮮になど邪魔はされたくない。
北朝鮮は88年ソウルオリンピック前に、大韓航空爆破テロをやっています。

加えて北朝鮮に対して対話を呼びかけていた。

それがいわば韓国の立場です。

北朝鮮の思惑は、先に述べた韓国の立場につけ込む様な形で、北朝鮮側は『オリンピックを成功させてやろうか?』と、更に自らも参加してやろうと言うものです。
正に韓国に恩を売る形です。

しかし、これは一言で言うなら

時間稼ぎ

この様に思います。

つまり、現在1月です。
オリンピック・パラリンピックに出場すると言う事ならば、少なくとも2、3ヶ月の時間稼ぎになる。
この間は軍事衝突はない。
金正恩としては安心して核とミサイルの開発が出来る訳です。

アメリカの思惑は、ここまでは圧力をかけるとやって来た。
その上で今回の南北の対話は応援すると言っています。
大統領自身がそう言っています。

そうなると方針転換したと見る向きもあるが、これは原則としては変わっていないと私は思います。

対話なのか?圧力なのか?そんな二元論的な話ではないという事です。

そもそも何故圧力をかけるのか?

それは核とミサイルを放棄させる為であって、それが大前提です。
これが目的なのですから、その目的達成の為の道筋の途中に対話をすることがあるという事です。

つまり、金正恩が『我々は核とミサイルを放棄する』と言う事になれば、それはアメリカにとっても目的達成と言う事になります。
その上で、では何故北朝鮮が核とミサイルを放棄したのか?となれば圧力をかけ続けたからだ!となるわけです。

そしてアメリカとしては、この南北対話が成される要因はなんだ?となれば

我々が圧力をかけ続けたからこその南北対話、北朝鮮オリンピック参加である。

その上で、何が起きるのか?
これを見てみようじゃないか!

これがアメリカの思惑でしょう。

今般の南北対話の議題は『オリンピック』です。
オリンピックからもう一歩踏み込んだ話しが進むのか?
と、言うところです。

一歩進んだ話しとは正に『核とミサイル』な訳ですが、目下のところ、そこまでは対話してません。

当たり前の話しで、大事な命の保証と商売の種である核とミサイルを手放すはずもなく。
更に北朝鮮からすれば韓国・文在寅に恩を売ったぐらいのもんです。

北朝鮮の核弾頭搭載ミサイルの開発までには、後一年はかかるだろうという見方が大勢です。
火星15号はロフテッド軌道で発射し、距離は充分にアメリカ本土に届くとされていますが、しかし弾頭部分は大気圏再突入の際にバラバラになった、核の小型化にもまだ成功していないかもしれない、たとえ成功していても弾頭部分の大気圏再突入の問題がありまだまだ開発には時間を要するという見方が大方の専門家の意見です。

その上で、オリンピック開催期間を含めて約二か月の猶予を与えても、直接アメリカの脅威とはなりません。

更に、北朝鮮が核やミサイルを放棄せずに軍事的オプションを取る場合でも最大限『対話を試みた』と言うアリバイ作りが出来るのです。

いずれの場合にしろアリバイが必要な訳ですね。
対話も何もない!俺たちはいきなり攻撃するんだ!なんて事はないのです。

我々は胸襟を開いて対話を試みたが、北朝鮮は乗らなかった、ここまでやったのに...

そこがアメリカにとっては狙いですね。

そして何より国連安保理での『武力による制裁』と言う決議が取れません。

しかし、アメリカはその片方では、決議が取れない場合でも有志連合と言う形をとる為の措置も講じている事は事実です。

またアメリカは全く韓国を信用していない。
その信用していない韓国に出来た親北朝鮮政権

益々アメリカは信用出来ません。

青瓦台には兼ねてより北朝鮮の工作があり、本当に重要な話しが出来ないのです。
それは情報の漏えいがあり、またそれを幾度も指摘するが全く改善されないでもいる。

しかし北朝鮮は、そうはいいながらもミサイル発射実験の兆候も見せています。

ここまでわかっていながら『北朝鮮のオリンピック参加を歓迎する』と言ってしまう韓国大統領。
アメリカからすれば警戒せざるを得ないのです。

北朝鮮にしてみれば
俺が一発撃っても、お前ら何も出来んだろ?と言うところでしょう。

このしたたかさこそが北朝鮮なのです。

常に日和見の事大主義韓国とはその外交的駆け引きは歴然と差を見せつけるのです。

さて、この情勢において我が国は一体どう動くのか?
これが大問題になります。

我が国は拉致と言う問題を抱えている。

この三ヶ国の思惑を黙って見過ごす訳にもいきません。

その上で、官房長官は『圧力をかける路線に変わりはない』と早々会見で述べていました。

安倍総理はNHKのインタビューに『日韓・日米韓でよく連携し調整していきたい』と答えています。

つまりこれは対話の為の対話はしないと言っているのです。

我が国が最も警戒すべきは、我が国が蚊帳の外に置かれて見捨てられた様な状態になる事です。

具体的にはアメリカが北朝鮮の核を認めてしまい、しかしミサイルは辞めろ!
その様な路線に舵を切った場合。

これが日本にとっては最悪のシナリオとなります。

アメリカにとってはICBMさえなければ脅威となり得ません。
アメリカはこれで良いでしょう、しかし我が国には500発を超える中距離弾道ミサイルが、狙いを定められた状態です。

アメリカが核を認めてしまえば、益々核開発が進み小型化され、ノドン等の中距離弾道ミサイルに搭載されてしまいます。

我が国は更に核の脅威に晒されてしまいます。

支那・ロシアに次、北朝鮮の核の脅威に対処せねばなりません。

我が国に一国で対処できる範囲ではない。
核武装をしていない我が国は現在、アメリカの核の傘によって対処している現実を見れば、それすらを超える事態となると、日本が傘武装せざるを得ない状況になります。

今は『核とミサイル』と言う一元的な対処になってはいるが、これが二元的になったなら?

つまりは

核とミサイルを別々に考える
その様な話しになれば、我が国は厳しい状況に置かれてしまいます。

これは我々は最も警戒せねばなりません。

しかし、一部では『アメリカは日本を裏切る』と言う論調もあるけれど、私はそうは考えてはいません。

その理由に、一つはこんな疑問が生じます。
『支那やロシアの核を認めておきながら何故、北朝鮮は認められないのか?』
こう言う話しはしょっちゅうある。

けれど、これは割に簡単な話しです。

核を容認することは

『お前が核を保有しても、もし俺に使用したなら必ず反撃してやる!』

これが成り立つ場合です。

これを相互確証破壊(そうごかくしょうはかい)と言います。

どんな独裁者も、自国の存続、自国民に対する安全保障を蔑ろには出来ません。
"やれば、やられる"
この理屈が通る相手には容認することが出来る。

しかし北朝鮮相手にはこの【相互確証破壊】が通用しない恐れがある。

自国民が、餓死しようが何があっても核とミサイルの開発を辞めようとはしない。
自国民の人権を蔑ろにし、自らの生存には必死になる。
たとえ叔父でも粛正する金正恩。

こんなことが出来る人間がトップにいるのです。

下手をすれば『自国民などいくらでも犠牲にして良い』とすら考えている相手に相互確証破壊は通用しない恐れがあるのです。

二つ目に北朝鮮の核を容認すれば中東を始め、その核技術が流出する恐れです。

そこかしこに核が拡散すれば、これはアメリカ一国の問題ではなくなるのです。
国ならば、まだしもテロリストに流れてしまえばこれはもう対処のしようがありません。

そして三つ目に
日本が核武装する!

更に韓国も核武装せざるを得ない。

ご存知の通り、我が国は国際法に照らし合わせても核の使用が可能な国です。
しかも二回もです。

これらを合理的に考えればアメリカは日本を裏切れないのではないか?
私はその様に考えます。

では我が国が単独で対処出来るのか?
と、言えば残念ながらその能力は持ち合わせておらず、せいぜいSM3とPAC3をぶっ放す程度。

つまりは当面我々は日米同盟を続けざるを得ないと言う事です。
つまり、これは裏を返せばアメリカにとっても日米同盟の枠組みを無視する事は出来ないのです。

その中で、我々は拉致被害者救出と言う使命がある。

この責任は我々主権者にあると肝に命じて、冷静に推移を見守る事が肝要です。

不測の事態にも決してパニックに陥らず、冷静な判断と対処を覚悟しておかねばなりません。
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我が国のかたち...参

2017-12-24 19:26:40 | 草莽崛起
さて、このシリーズも3つ目になります。

このシリーズ、元ネタは故渡部昇一先生のお話が基になっております。

これを私なりに話してみたいと言う事で始めたものです。

このシリーズに触れて、故渡部昇一先生に興味を持っていただき是非とも氏の著書に触れていただきたいと言う思いです。

神風と言うもの


十三世紀の蒙古、支那の王朝になった『元』。
世界的に見てもこれは空前の大帝国であったわけです。

その蒙古・元の皇帝フビライ・ハーンからの日本への国書。
これが属国の高麗を通じて太宰府に来たのが1168年の元旦のこと。

太宰府は蒙古並びに高麗の国書を幕府に届け、これを幕府は直ちに朝廷へと届けています。
しかしこの国書の中身といえば、通好を求めるようでありながら実は
言うことを聞け!さもなくば戦をするぞ!
と言う様なものでした。

これは無礼であると、返答せずに高麗の使者を返したのです。

これには時の幕府もことの重大性を考え、北条政村が身を引く事になります。

その後、若い北条時宗を八代目に擁立するのです。

それから三年。

1271年蒙古襲来の計画が高麗より伝わって来ます。

幕府は鎮西の将軍に『国防強化』を指示します。

そこへ高麗蒙古から使者が国書を届けにやって来ます。
しかし幕府はこれも無礼であると追い返してしまいます。

この間に蒙古や高麗の使者達は、二ヶ月に渡り滞在していました。
しかしこれは、地勢人情などの調査を行っていたのでした。

翌年も高麗から国交を求める使者は来るのですが、これにも我が国は応じていません。

1273年
趙 良弼(ちょう りょうひつ)と言う人物が百人程の部下を連れて日本にやってきましたが、これも追い返しています。
帰国後フビライに日本について聞かれた趙 良弼はこの様に答えています。

日本人は非常に野蛮で好戦的。土地は山と川しかなく、この様な土地では獲得したところで富にはならず。更に海を渡らねばならぬけれど、風は定まらず如何なる損害がでるかわからない。

要するに『関わるな』と言うことです。

しかしフビライは聞き入れません。

この趙 良弼の指摘は的確です。

文永十一年 蒙古・高麗連合軍は日本に向け出発、十月五日対馬に上陸

元軍一万五千

高麗軍五千六百

高麗人の水夫・舵取り六千七百

計三万の軍勢!

対馬守護代宗助国がこれに立ち向かいます。
しかし、僅か80騎程度の戦力。
全員玉砕。

十四日には元・高麗連合軍は壱岐に上陸。

守護代平景隆は奮戦、勇戦するも利せずに自害。

対馬から急報を受けた太宰府は西国豪族に連絡をしていました。
豪族たちは肥前沿岸に集結しつつありました。

しかしながら、源平一騎打ちしか知らない日本軍、対して元・高麗連合軍は集団戦法を取り石火矢という鉄砲の一種や毒矢までも使用していました。

この為、日本軍は苦戦を強いられます。

しかし、九州の豪族少弐資能(しょうにすけよし)の息子景資の放った矢が敵将劉復亨を倒しました。

その為、元の軍隊は追撃を止め船に引き揚げたのです。

二十日夜には幸いな事に暴風雨となり元・高麗連合軍の多くの船が沈んでいったのです。

これが『文永の役』であり、最初の神風!

その後も、フビライは日本征服を諦めず1281年夏に、朝鮮半島から四万人の軍勢が九百の船で壱岐・対馬を襲い、さらに筑前志賀島、能古島を占領。
宗像の海岸で激戦を繰り広げるのです。

さらに元は南方より范文虎率いる十万の軍勢が三千五百隻の船で、志賀島・能古島・鷹島に上陸。

しかし、最終的にはまたも台風による大打撃により撤退を強いられてしまいます。

『弘安の役』で二度目の神風!

最終的には、神風による大打撃がとどめを刺した形で決着するのですが、そこに至るまでに北条時宗を筆頭に、宗助国ら豪族たちの奮戦、勇戦、善戦があったのです。

その奮戦、勇戦、善戦の為に元の軍勢は上陸しても海岸付近から先に進むことが出来ず、モタついている間に台風が来たのです。

もし貴族が政権にあったなら、こうした実戦、外交が実質的にできたでしょうか?
武士が台頭し政権を握ったからこそ元寇で軍事的選択をし善戦できたのではないか?

この元寇という国難に対しリアリズムで対抗出来たからこそ退けることが出来たと言えるのです。
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誰が受け継ぐのか

2017-12-21 08:45:53 | 草莽崛起
世界から最も信頼され、尊敬される日本

あの戦後の焼け野原から奇跡とも思える復興を果たし、世界屈指の経済大国となった。

だからこそ、世界経済が疲弊する時、世界は我が国の通貨に目を向ける。その証拠が『円高』だ。

我が国は潰れない!だからみんな『円』を買う。
我が国は潰れない!だから国債は超低金利でも売れる。


その信用を作ったのは

我々の先達だ!

戦前を生きた2600年分の日本人だ!

現代、我々は先達が作り上げた遺産で食っているだけ。

敗戦後の復興は先達の遺産

ならば、敗戦後72年の負の遺産を相続するのは一体誰なのか?

我々は自らに問うていかねばならないのである
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どうなる?

2017-12-12 15:30:53 | 草莽崛起
依然として緊張状態と言える北朝鮮。

ジェンキンスさん、増本るみ子さんの母上が亡くなりました。
ご冥福をお祈りしますと共に北朝鮮情勢について私個人として考えてみようと思います。

圧力をかけてはいますが、未だ北朝鮮は折れる気配は無いように思います。

北朝鮮としては、現段階での交渉はしないでしょう。
火星15号は打ち上げには成功した。
けれど弾頭の大気圏再突入には成功していない様です。

北朝鮮としてはまだミサイルや核開発は道半ばですからこれは交渉の段階にはないと考えます。
北朝鮮の考えは恐らく
全てが整ってから
そう考えているでしょう。

現段階で交渉に臨めば、開発半ばでミサイルや核の放棄を迫られます。
核もミサイルも全て開発が完了した後に交渉すれば、より有利な交渉ができます。

アメリカは支那に対しても北朝鮮への圧力を高める様にと要望しています。
要するに『原油を止めろ』と。
支那はパイプラインを使って北朝鮮に対し原油を供給しています。
これを止めれば、北朝鮮は死に体です。

しかし原油と言うのは一旦止めてしまえば、再び供給するのは難しくなります。
パイプラインが詰まるからです。
以前に三日間供給を停止したのですが、再度供給する際にはかなりの圧力でないと原油が流れなかったそうです。

パイプラインでの原油供給と言うのは、供給し続けるか辞めるかの選択しかないと言う事です。
70年代に作られたパイプラインは老朽化し、再度の供給が困難になる。

しかし、原油供給は北朝鮮にとっては死活問題。
支那にとっても安全保障上、非常に重要な意味を持つのです。

北朝鮮に原油供給がなくなれば、たちまち北朝鮮国内は発電も出来なくなる。
そうなれは北朝鮮国民はたちまち中朝国境を越える。
半ば難民化した朝鮮人が大挙支那に押し寄せる。

更に中朝国境付近には朝鮮族と呼ばれる朝鮮系支那人がいて、これが満州人(女真族)と共に常に独立運動の気配を見せています。

朝鮮人が大挙支那に押し寄せる事態は支那にとって安全保障上見逃す訳にはいかないのです。
120万人いると言われる朝鮮族と難民化した朝鮮人が合流すれば国を脅かす事態へと発展する恐れが出て来ます。
支那としてもこれは避けたいところ。

また、未確認ながら支那は難民キャンプの様なものを現在作っているとも言われ、これは大挙押し寄せる朝鮮人を朝鮮族や満州人と合流させない為でもあります。
つまり、中朝国境を越えて来た朝鮮人を隔離するためです。

だから支那にとっては原油供給停止は最後の手段と考えているでしょう。

その上で北朝鮮はロシアからも石油の供給を受けています。
ロシアからは支那の十分の一程度の供給を受けていますが、これは有償での供給です。
ロシアにしてみれば、朝鮮半島有事の際には一丁噛ませろよと言う思惑があるのでしょう。

アメリカにとってはどうか?

アメリカは今もって『核不拡散』を是としています。
アメリカは裏交渉で北朝鮮の核を認めるのではないだろうか?と言う憶測もあります。

確かにアメリカの中にもその意見はあります。

『北朝鮮の核を認めた上で、核を放棄させればよい』

この様な論調です。

しかし、北朝鮮の核を認めれば他の小国も核を持とうとする。
何よりも我が国が核武装せねばならない事態になるのです。

そうなれば北朝鮮にとっては商売のネタが出来た様なもの。

既存の核保有国はその技術を供与しようとは思いません。
それは自分達の安全保障を脅かしかねないからです。
ならば金さえ払えばなんでもありの北朝鮮なら核技術を売ってくれる。
実際、イランの核技術は北朝鮮制です。

これが、例えばアジアや中東で広まってしまう。

だからアメリカは北朝鮮の核を認める訳にはいかないのです。

今般、習近平の特使が北朝鮮に行きましたが実質手ぶらで帰って来る事態となりました。
これは支那チャンネルの終わりと言う事。
しかし、まだ原油供給停止と言う手段は残されています。

北朝鮮は支那にとっての緩衝地帯、しかし逆に我が国から見れば韓国は緩衝地帯です。

北朝鮮の脅威が無くなり、朝鮮半島の緊張が緩和されたならいわゆる在韓米軍の存在意義は薄れてしまう。
と、言っても主力部隊は我が国にある訳ですが...

そもそも朝鮮半島とは地政学的にも大陸に対しては属国としての振る舞いをするしかない。
それは現在も変わりません。

例えば南北朝鮮が統一、或いは一国二制度の高麗共和国が出来たとして支那に対し朝貢を行うならば、それは
我が国にとって新たなる脅威となる

これを忘れてはならないのです。

しかし、今般我が国が巡航ミサイルを導入すると言った途端に習近平は手の平を返し我が国に擦り寄る態度を示しています。

日中関係改善などとアホの様に宣う野党の和式リベラリストはこれをどう考えるのでしょうか?

明らかにしっかりとした武装、安全保障こそが国家間の関係を改善し良好な状態にするのです。

また、我が国の核武装に関してもこれは慎重に考えなければならない。

例えば我が国が核武装すると宣言すれば他の国々も核武装を考え始め核は拡散してしまいかねません。

核シェアにしても、例えばドイツはアメリカと核シェアしてはいるけど、これはEU全体、つまりは
NATO体制での集団安全保障によるものであって、ドイツは個別の自衛権ではなく集団的自衛権に重きを置いているからです。

我が国は NATOの様な集団安全保障がない。

この状況で核シェアをすればアメリカとの二国間でのシェアと言う事になる訳です。

逆に言えば、これこそが世界に対する外交カードになるのです。

世界で唯一核使用が認められる国。
支那やロシアは日本の核武装が怖い。
アメリカだって日本の核武装は怖いのです。

世界は綺麗事ではない。

常に自国の国益の為に人殺しも平気でやる。
我が国はいい加減腹をくくらねばなりません。

そして最後に、北朝鮮有事は一体いつなのか?

私は年内ではないだろうと考えています。

市場を見れば、北朝鮮有事に備えている様には見えません。

更に、来年二月には平昌オリンピック、三月には米韓合同演習。

この辺りが最もきな臭いのではないか?
と、考えますが、実際はどうなることか...

しかし北朝鮮はソウルオリンピックを前に大韓航空機爆破テロをやった。
これは忘れてはいけません。
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